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2019年02月06日 07:00 更新

ダニは3ステップで対策! 快適な室内を保つ方法【駆除~予防まで】

ダニ対策をしっかり行わなければ、被害を受けてしまいます。また、ダニの死骸によってもアレルギーを引き起こす可能性があるので、注意が必要です。ここでは、ダニを駆除するために適切な対処方法を紹介します。まずは、ダニを死滅させることから行っていきましょう。

ダニ対策の必要性について

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ダニを放置すると被害が……

ダニの被害には大きく分けて「刺咬(しこう)」と「アレルギー」の二つがあります。

ダニに刺されてしまうと、肌が赤くなって腫れ上がったり、強いかゆみなど症状が出てきます。長い場合で一週間から10日ほど症状が続くことも……。

ただし、ダニに刺されないからといって、ダニがいないわけではないので要注意! 実は、人を刺すダニは全体の1%ほど。カーペットやベッド、畳など、日常生活の近くにいるチリダニは人を刺さないため、存在に気づくことさえないのです。

さらに、ダニの被害で恐ろしいのはアレルギーです。ダニに接触したり、吸引したりすることで、人は喘息やアレルギーを引き起こしてしまうことがあります。アレルギー体質であるかどうかに関係なく、誰にでも症状があらわれる可能性があるといわれているのです。

しっかりと対策しておかないと、ダニの被害を受けることになってしまいます。

ダニを駆除するステップ3つ

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ダニを確実に駆除するには、退治→除去→予防という3つのステップによってダニが繁殖しにくい環境を作ることが必要です。

ステップ①:ダニを退治する

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まずは、ダニを死滅させます。ダニは畳やラグ、布団だけでなく、ソファやぬいぐるみなどあらゆるところに生息しています。そのため、部屋全体を丸ごと駆除したり、部分的に駆除したりと、多角的なアプローチが必要です。

ダニのひとつの弱点は、熱。50~60℃でダニは死滅するといわれているので、熱湯処理するのも方法です。熱に強い素材であれば、スチームアイロンによる高熱の蒸気を当てるとよいでしょう。また、夏場には外に干すのも◎。ただし、日が当たっていない場所にダニが逃げ込んでしまったり、奥に入ってしまったりするので、まんべんなく日を当てることが必要になってきます。

より手軽にダニを駆除したいという方には、市販の駆除剤を使用するのがよいでしょう。カーペットなどを部分的に駆除するなら、スプレータイプが最適。前処理がいらないのでとても手軽です。予防にも利用できます。部屋中のダニを丸ごと一掃するならくん煙タイプ。事前に部屋の片付けが必要ですが、薬剤がきいてダニを一網打尽にできます。

ステップ②:ダニを取り除く

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ダニの除去には掃除機を使うのが効果的です。ダニを全て除去できるというわけではありませんが、ダニの死骸やフンなどの、ダニアレルゲン(アレルギーを引き起こす原因)を除去することができます。

とくに布団やマットレスで使う場合は、肌が出ている頭部や足のあたりを重点的に吸い取るようにしてください。マットレスベッドとの隙間にも多くのダニが生息しやすいので、念入りに掃除機を。

ステップ③:ダニを寄せ付けないよう予防する

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湿度を55%以下に保つ

部屋の湿度を低く保つことでもダニ予防につながります。というのも、ダニは乾燥にとても弱く、湿度が55%を下回ると多くの生存が困難になるのだとか。そのため、湿気を溜めないように、こまめに換気するよう心がけましょう。

通気性のよいカーペットを選ぶ

カーペットの選び方でも、ダニの繁殖率は変わってきます。ウール素材は、吸水力が高いのが特徴です。そのため、ダニの温床になりやすいので注意。また、カーペットに使われている糸は、先が切りっぱなしになったものより、ループ状になったものがおすすめ。通気性がよく、湿度が上がりにくいといわれています。

定期的に掃除する

ダニを増やさないためにはダニのエサとなるものを増やさないことも大切です。とくにフケや垢、髪の毛などはダニの好物。犬などペットの毛も同じ。ブラッシングの場所を決めて、粘着テープを使ったこまめな掃除が効果的です。

ホコリもダニのエサになります。とくに、湿気を含んだホコリがたまっているときは注意が必要。ダニの温床になります。

もちろんお菓子などの食べこぼしもいけません。なるべく落とさないように心がけ、やはりこまめに掃除しましょう。

まとめ

ダニを駆除するためには、3ステップでしっかりと対策しましょう。まずは、今いるダニを死滅させること。そして、それらを取り除き、ダニを繁殖させないように、湿度管理や定期的な掃除を行うことが大切です。ダニによる被害は大きいので、しっかり対策して快適に過ごせるようにしましょう。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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