海外旅行の頼もしい味方に！　レディースOKな防犯リュックはどれ？

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リュックは、スリの格好の餌食になりやすいというデメリットがあります。視界に入っていないのをいいことに、たちまちなかのものが抜き取られてしまうのです。背中に担いでいると、ファスナーが開けられていたり、ナイフで切られたりしても、気がつかないこともしばしば。日本にいるときのように安心しきって観光に夢中になっているあいだに、大切なものが盗まれてしまうというケースがあとを絶ちません。リュックがとてもスリにあいやすいことをよく理解し、混雑した街中を歩く際や電車・バスに乗る際は、十分に注意してください。

また、リュックはカメラや飲み水など、必要なときにさっと取り出すのがちょっと面倒だったりします。とはいえ、前にリュックをかけるのはあんまり格好よくないので避けたいもの。シチュエーションに応じた使い方が求められます。

では、海外旅行ではリュックをどんなふうに持つとよいのでしょうか。はじめにちゃんと認識しておきたいのは、体に負担のかかりにくい持ち方と、防犯に効果的な持ち方はあい反するということ。リュック本来の背負い方をすれば、両手が自由に使えて体への負担も少なく、長時間使い続けていても疲れません。ところが、背中は視界に入りませんから、完全に無防備な状態です。スリにとってみれば「どうぞ盗んでください」と、いわれているようなもの。

逆にリュックを前に抱えるように担げば、リュックは完全に視界に入るため、肩かけタイプのバッグよりもむしろ安全なくらい。ところが、リュック本来の軽快さは失われてしまいます。何をするのにもリュックが邪魔になりますから、お買い物をしていても観光をしていても、リュックが気になってしまうはずです。また、前に重心がかかりますから、荷物の重さによっては歩くのにも不自由してしまうこともあるでしょう。本来の利便性が損なわれ、疲れやすくもなるはずです。

面倒だとしても、バスなど混雑した場面では前に背負うなど、必要に応じて持ち方をかえるというのがよさそうですね。

リュック本来の使いやすさや機能をそのままに、防犯性も高めるのであれば、防犯仕様のリュックがおすすめです。例えば、人気なのが耐刃性にすぐれたもの。多層構造など密度の高い素材を取り入れたリュックなら、ナイフなどの刃に強く、気がついたらリュックが切られてた、なんてことが起きにくいです。

ファスナーが開けにくい構造になっているリュックもあります。ファスナーをわかりにくい位置に設置することで、スリが簡単に開けられないようになっていて、気づかないうちに開けられたなんて事態を回避することができます。また、一般的なリュックはフタを外側に開くことができますが、背中側にしか開けられないようになっているものも防犯効果が高そうです。

よくスーツケースなどについているTSAロック（鍵をかけていても、アメリカ運輸保安庁係官が合鍵で開錠できる特殊な鍵のこと）機能つきのリュックもあります。パスワードを設定しておくだけで、鍵をつけることなく、ファスナーの勝手な開閉を防いでくれます。

防犯機能は欲しいけど、あまりゴツすぎるデザインはNG。そんなおしゃれにも気を抜けない女性におすすめなリュックを、いくつかピックアップしましょう。

はじめにご紹介するのは、「bobby」バックパックです。隠しファスナー機能や耐刃性にすぐれた密度の高い軽量素材を6層に重ねたレイヤー構造を採用することで、高い防犯性を獲得。また、内ポケットがたくさんついていて、収納力も抜群です。しかも、ミニマムなデザインだから、どんなファッションにもあわせやすいのもうれしいポイント。

Korin Design「Click Pack Pro」もおすすめ。耐刃素材として、高分子ポリエチレンと極細ポリエステルファイバー、さらに軍用レベルのグラスファイバーを採用。社内のテストでは、なんとカッターナイフで11回も切りつけたのに、裂けなかったのだそう。こじ開けにくいYKK製の不正開閉防止ファスナーもついてます。これなら視界に入っていなくても、無防備とはいわせませんね。しかも、TSAロックがついているので、さらに安心。鍵をかけたまま空港に預けることができるのも便利です。ストラップにファスナーポケットやオープンポケットがついていて、小銭や切符、サングラスなんかを入れておくのに最適。

メインポケットが背面についたタイプのリュック。前面がつるんっした見た目で、チャックの位置がわかりづらいのがポイントです。さらに荷物が整理しやすいように、ポケットもいくつかついており、機能性にも優れています。

防犯性の高いリュックなら、賑やかな街中や混雑した乗り物のなかで背負っていても安心です。デザインや使いやすさにもすぐれているので、ファッションにもマッチしやすいのがうれいいところ。日頃の防犯意識を高めるためにも、日常のリュックコーデの一つとしていかがでしょうか？

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