
甘酒・納豆もできる! ヨーグルトメーカーで作る発酵食レシピ
日本人の食生活に深い関りをもつ発酵食品、納豆、味噌、ヨーグルト……。健康・美容のためにも毎日の食卓に摂り入れたいですよね。今回はそんな発酵食品を手軽に作れる「ヨーグルトメーカー」をご紹介! おすすめポイントやレシピをご紹介します。
こんにちは! 整理収納アドバイザー1級・小野田亜由美です。
日本人の食生活に深い関りをもつ発酵食品。保存がきくこと、素材の旨味が増すこと、そして何より腸内環境の改善に役立つ食品であることは、もはや言うまでもありません。健康・美容のためにも、毎日の食卓に積極的に摂り入れたいですよね。
今回は、家庭で発酵食を気軽に手作りできるヨーグルトーメーカーをご紹介。ヨーグルトはもちろん、甘酒、塩こうじ、納豆、味噌のレシピもお届けします。


発酵食品の効果って?
最近注目の発酵食品


まずは、発酵食品について最近の傾向を紹介します。味噌・醤油・酢・漬物・納豆・ヨーグルトなどの代表的な発酵食品のほかに、ここ数年注目されているのが塩こうじ。塩こうじは、素材の旨味を引き出し、調理後もふっくら柔らかく仕上がり、冷めてもおいしいので、お弁当のメインおかずの調味料として使うのにも適しています。
そしてもうひとつ、最近ではスーパーの大豆製品コーナーにもずらっと並べられている甘酒! 甘酒は、その成分から飲む点滴と言われるくらい優秀な発酵食品。ちょうど夏の疲れが出やすいこの時期、積極的に摂りたい食品の一つです。
発酵食品の効果がスゴイ! 腸美人のすすめ


食材に菌(麹菌・乳酸菌・納豆菌・酢酸菌・酵母菌など)が付着すると、その食材の成分を分解することで新しい成分に生まれ変わります。これが、発酵です。発酵によって、食品の旨味や風味、香り、そして栄養価はグンとアップします。消化・吸収を助けるなど、いくつもの効果があります。
発酵食品の効果で特に注目したいのが、腸内環境の改善!
味噌や甘酒に含まれる麹菌は、発酵する時にビタミンB群をたくさん作り出します。それらは糖質や脂質の分解を助け、内臓機能を正常に働かせるのです。また、新陳代謝の促進につながり、疲労回復効果も期待できます。
ヨーグルトやチーズなどに含まれる乳酸菌は、便秘・肌荒れの原因となる悪玉菌を抑え、免疫力を高めてくれます。また、納豆に含まれる納豆菌も、善玉菌優位の腸内環境に整えてくれる効果があります。
ヨーグルトメーカーの選び方
「自家製の発酵食品を、自宅で気軽に楽しみたい!」そんな希望を叶えてくれるのが、今回ご紹介するヨーグルトメーカー!
選ぶポイントは、
・扱いが簡単か
・細かな温度設定や時間設定が可能か
・ヨーグルト以外の発酵食品も作れるのか
ということ。どうせ使うなら、ヨーグルト以外にもいろいろなものが作れた方が、楽しみの幅が広がりますよ♪

我が家で使っているのがこちら! TANICA(タニカ)のYOGURTIA(ヨーグルティア)です。
タニカは、日本で初めてヨーグルトメーカーを作った老舗メーカーです。発酵食品づくりの愛好家の方なら必ず知っているくらい、有名で優秀な商品です。
ヨーグルトメーカーで作る5つの発酵食レシピ
それではここで、ヨーグルトメーカーを使った5つのレシピをお教えします。それぞれ手順も紹介しているので、参考にしてください。
また、発酵食を作るときの下記の注意も、忘れずにチェックしておいてくださいね。
【注意】
・どの発酵食品を作るときも、必ず専用容器を熱湯消毒すること
専用容器の底から1cmくらい水を張り、付属のスプーンと内蓋をセットして電子レンジで約1分加熱。取り出した容器の熱湯を捨て、水滴を軽く振り落とします。これで完了です。
レシピ①:ヨーグルト

まずは、一番簡単なヨーグルトの作り方からご紹介します。我が家のお気に入り、R-1ヨーグルトの作り方です。
【材料】
・R-1ヨーグルト(飲むタイプ) 1本
・生乳100%の牛乳 1000ml

水を張ります。スプーンと内蓋をセット。






あとは、冷蔵庫で冷やしてお召し上がりください。ちなみに、冷たいものより温かいヨーグルトの方が効果があるそうです。朝より夜に食べるのが腸にオススメ。水切りヨーグルトなど、お料理にも使えます。
ヨーグルトができ上がったら、お好みで甘味をプラスしておいしく召し上がってみてください♪
次に、ご紹介するのは甘酒。ヨーグルトにかけて食べてもおいしいですよ!
レシピ②:甘酒

【材料】
・米こうじ(乾燥タイプ、ほぐれているものが扱いやすいです) 200g
・ぬるま湯 300ml

消毒した容器にまずぬるま湯を入れます。





お砂糖代わりとしてお料理にも使えますし、先ほどのヨーグルトまたは水に、甘酒、塩少々、キウイやイチゴなどのフルーツを入れてブレンダーで混ぜれば、あっという間に簡単スムージーができますよ。
レシピ③:塩こうじ
【材料】
・米こうじ(上記同様) 200g
・塩 60g
・水 300ml
【作り方】
消毒した容器に材料全てを入れてよく混ぜ合わせます。内蓋、外蓋をセットし、保温容器に入れ、60℃6時間にセットしてスタート!
でき上がり後は冷蔵庫に保管します。3カ月くらいを目安に使い切ってください。ちなみに我が家は1~2カ月に1回の頻度で作ります。
肉や魚を買ってきたら、その日のうちに塩こうじを塗り、冷凍保存します。魚は、臭みなく食べれますし、鶏むね肉やササミは、驚くほどしっとりおいしくなりますよ!
レシピ④:納豆

【材料】
・納豆 1/4パック
・水煮大豆 300g


消毒した容器に材料を入れ、よく混ぜ合わせます。




市販の納豆に戻れないくらいおいしいです! 家族全員、納豆大好きになりました♪

レシピ⑤:味噌(白)

最後は味噌づくりをご紹介。上品でほっこりとした深い味わいのお味噌が、ほっとくだけで、しかもあっという間にでき上がります♪
【材料】
・水煮大豆 300g
・米こうじ(上記同様) 200g
・塩 30g
・ぬるま湯 200ml


水煮大豆を軽く温めフードプロセッサーなどを使ってペースト状にします。



お味噌汁はもちろん、西京漬けやキュウリにつけて食べてもおいしいです。
まとめ
健康と美容に良いとされる発酵食品も、ヨーグルトメーカーを使えば、気軽に手作りできます。ぜひ日々の食卓に摂り入れて腸美人を目指しましょう!