ワラジムシを駆除したいなら環境整備が大切！　室内への侵入防止策も

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庭仕事をしていると多くの確率で出会うことになるワラジムシ。たくさんの場所で見ることができるワラジムシですが、どのような生態を持っているのでしょうか。駆除方法を知る前に、まずはワラジムシの生態について見ていきましょう。

ワラジムシは名前に「虫」とつきますが、厳密には昆虫ではなくカニやエビ、オキアミなどと同じ節食動物甲殻網に分類されます。ここからさらに、ワラジムシ目という分類があり、ここに含まれている動物は100種類程度。この中にワラジムシはもちろん、ダンゴムシやフナムシも含まれます。そのため、見た目からダンゴムシと間違う人も多いです。

ワラジムシは、体長12mmほどでグレーがかった褐色から暗いグレーをしています。その名の通りわらじ型をしています。対してダンゴムシは体長14mmとワラジムシに比べやや大きいです。色はグレーですが、ワラジムシに比べ光沢があります。

この他にもワラジムシにはダンゴムシに比べ、全体が平べったい、触っても丸まらない、背中が柔らかい、速く歩くなどの特徴があります。

ワラジムシは枯葉や石、朽木の下など湿気の多い場所を好んで生息し、夜になると活発に動き回ります。ダンゴムシの生息場所も同様ですが、ワラジムシのほうがより湿気の多い場所を好むという違いがあります。

ワラジムシはとにかく湿気の多い場所が大好きです。落ち葉などが溜まっていなくても、ごみの中など湿った場所を見つけて住み着きます。生ごみを外で管理しているという人は、定期的にごみの中を確認して、ワラジムシがいないかチェックしておきましょう。

ワラジムシは、落ち葉などの腐植物質をエサにします。有機物を細かく砕いて分解し、土の状態を良くしてくれるため、ワラジムシは害を与えるどころか、庭に置いておきたい働き者として知られています。ダンゴムシも同様の働きをしてくれますが、ダンゴムシの場合は新芽や柔らかい根を食べてしまうため、害虫として扱われることも。

ワラジムシにはそのような習性はありませんが、見た目の気持ち悪さから駆除したいと考える方も多いようです。

見た目の気持ち悪さ以外に特別な害がないワラジムシですが、駆除したい場合はどのような方法があるのでしょうか。ここでは、具体的な駆除の方法についてご紹介します。

第一に大切なことは、ワラジムシの住みやすい環境をつくり出さないことです。ワラジムシはとにかく湿気を好むため、湿気の多い環境は改善したほうが良いでしょう。また、落ち葉や朽ち木はこまめに片づけ、植木鉢なども定期的に場所をずらすようにします。

特別人に害を与えることなく、土の状態を良くしてくれるワラジムシですが、大量に発生したワラジムシを一気に仕留めたいのであれば、殺虫剤を使用して駆除するという方法もあります。こちらの虫コロリアースはエアゾール剤で素早く害虫駆除ができる殺虫剤です。ワラジムシのほか、チャタテムシやクモ、ムカデ、アブやブヨ退治にも役立つため、一家に1本持っておきたいアイテムですよ。

庭にいる分には土の状態を良くしてくれるワラジムシですが、室内に入ってしまうとただ気持ち悪いだけであまりいい効果を発揮してくれません。そのため、ワラジムシは家の中に入れないようにすることが大切。では、具体的にどのような対策があるのか、詳しくご紹介します。

家の中にワラジムシを入れたくないのであれば、単純な話が家に寄せ付けないような環境を作ってしまえばいいだけです。そこで活用したいのが殺虫剤です。

殺虫剤や蚊取り線香など、数多くの害虫駆除商品を販売しているアース製薬。大ヒットシリーズ「ムシコロリ」のワラジムシ専用駆除剤が「ワラジ虫コロリ」です。ピレスロイドとカーバメイトという2つの有効成分が配合されているため、即効性と残効性の両方を兼ね備えている殺虫剤です。

家の外壁に沿って、5cmの帯状に丁寧に撒いていきましょう。容器を軽く押すだけできれいに中身が出てくれるので、女性の方でも簡単に撒くことができます。侵入経路をしっかり遮断して、ワラジムシの侵入を阻止しましょう。

ワラジムシは特別人を刺したり、植物に悪影響を及ぼしたりといった害を及ぼす報告はされていません。しかし、見た目が耐えられないという場合や、家の中に入ってきてしまった場合は駆除したほうが良いでしょう。駆除の方法は殺虫剤を使用する方法がポピュラーです。殺虫剤を使用するときは、安全に十分に配慮して扱ってくださいね。

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