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2019年01月30日 07:00 更新

シロアリを放っておくとどうなる? 駆除方法を詳しくチェック

木造の家などにすみついて木材を食い荒らすシロアリ。見つけたら、早めの駆除が必要です。今回はシロアリの特徴や放っておいた場合に想定される被害について解説。シロアリを自分で駆除する方法や必要なグッズ、駆除業者選びのポイントなどとあわせてご紹介します。

※記事内の商品を購入した場合、売上の一部がマイナビウーマンに還元されることがあります。

シロアリ駆除の必要性って?

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シロアリの被害って?

木造家屋に被害を与えるシロアリ。なかでも日本に多いのはヤマトシロアリ、イエシロアリの2種類です。このうち、ヤマトシロアリは5月ごろ、イエシロアリは6月中旬から7月上旬にかけて一斉に巣から飛び立ちます。つがいになると地中に潜り、卵を産んで繁殖します。その一部が木造家屋を食い荒らすことになります。

もし家のなかにシロアリの巣があるのを見つけたら、すぐに対処することが大切です。「アリ」と名前が付いていますが、実はシロアリはゴキブリの仲間。ガラスと陶器以外のものはなんでも食べてしまいますから、たちまちのうちに被害が広がってしまうのです。しかも家のなかの巣は、分巣の可能性があります。本巣を駆除しなければ、すぐにまた被害を受けてしまいます。

シロアリの駆除は自分でできる?

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シロアリ駆除【ベイト工法】

自分では手に負えない印象のあるシロアリですが、実は自分で駆除することが可能です。シロアリ駆除の方法として一般的なものの一つとして【ベイト工法】が挙げられます。

家屋に直接なにか施すのではなく、家屋のまわりに特別な筒(駆虫剤)を埋め込むというもの。薬剤を使った大掛かりな作業がいらないので、小さな子どもやペットがいるご家庭でも試しやすいです。また、家屋に穴を開ける必要がないという点もメリットですね。

【ベイト工法】の手順は以下の通りです。

1. ベイト剤という特別な筒を用意します。
2. ベイト剤を家屋のまわりに埋め込んでいきます。

ベイト剤は量販店で入手することが可能です。ベイト剤には駆除剤入りの餌が仕込んであり、これをシロアリが巣に持ち帰り、食べることで脱皮をできなくさせることによって、死に追いやるという仕組みです。

ベイト工法の注意点

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自分でできるため、少ない費用で済むという反面、注意しなければならない点もあります。ベイト工法はシロアリが駆虫剤に食いついているか、定期的に確認しなければなりません。また、食いつくまでに時間がかかるのが通常で、駆除には一定の期間必要とします。また、どこに埋めたらシロアリが集まるのか見極める必要があり、適切な場所に設置をしなければ効果が出にくいです。

シロアリ駆除のためのグッズ

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ベイト剤以外にも、シロアリを駆除するためのグッズがあります。例えば、シロアリが床下にいた場合や、壁をつたっていた場合は、市販のスプレー剤が便利。直接吹きかけて駆除することができます。ただし、隠れているシロアリには使えません。

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ゴキブリなど昆虫類のエネルギー代謝機能を低下させるといわれるホウ酸もシロアリ駆除に有効。人への影響が小さいと考えられているため安心して使うことができます。長期的に効果が期待できるのも利点です。

本格的にシロアリ駆除するなら?

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シロアリ駆除【薬剤散布法(バリア法)】

シロアリ駆除の方法として、【薬剤散布法(バリア法)】もあります。地面からシロアリが家のなかに侵入するのを防ぐため、薬剤を床下や壁の内側などに直接散布する方法のことを指します。木材だけでなく、土やコンクリートにも薬剤を使って処理を行います。木材に穴を開けることもあるなど、かなり大掛かりな作業。やはり床下にもぐって作業するため、以下のような装備が欠かせません。

・防毒マスク
・防護メガネ
・防護服
・手袋
・運動靴
・防護頭巾

防毒マスクや防護メガネ、防護服と聞くと大げさな印象を受けるかもしれませんが、床下は思いのほか危険です。ホコリやカビだらけの可能性もありますし、尖った石もあるはずです。薬剤が肌についたり、吸い込んだりしてしまうかもしれません。足元もサンダルなどはNG。頭や手をぶつけてもいいように防護頭巾や手袋もしっかりして肌の露出をおさえての作業が必要なのです。

【薬剤散布法(バリア法)】は、シロアリがいる場所に直接アプローチすることから、すぐに効果を得られるのが特徴です。その反面、装備品を準備したり、床下に侵入したり、作業は大変。そのため、プロに依頼して駆除することをおすすめします。

シロアリ駆除業者に依頼するときのポイント

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自分ではシロアリ駆除が難しいと判断した場合は、業者に依頼することになります。シロアリ駆除は、おおむね次の3つのタイプに分けることが可能です。

・大手の駆除業者
・地域密着型の業者
・ホームセンター

予算にあわせて選びたいところですが、安さを売りにする業者の場合、後になって追加料金が請求されるなど、詐欺まがいの商法をとっているケースもあるので注意してください。

費用だけではなく、保証はついているのか、詳しい説明をしてくれるのか、明朗会計な価格設定なのか、実績はあるのかなど、トータルで判断を行うことで、優良な業者を見つけることができます。そのため、一店舗だけではなく複数店舗に見積もりを取ってみるといいですね。

まとめ

シロアリを放っておくと被害は拡大するばかり。可能な範囲で自分で駆除する、必要に応じて業者に依頼するなど、早い段階で対応するのがおすすめです。

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