臭いカメムシを駆除するときの注意点って？　ハーブを使った撃退方法も

※記事内の商品を購入した場合、売上の一部がマイナビウーマンに還元されることがあります。

カメムシは年中生息していますが、秋になると冬を越すために温かい室内に入り込もうとしてきます。壁や窓などわずかな隙間を見つけて侵入してくるので、気付いたら家の中がカメムシに入られていたという話はよくあることです。

カメムシは一部の地域で「ヘクサムシ」や「ヘッピリムシ」と呼ばれています。これはカメムシが悪臭を放つ性質を持っているから。カメムシは悪臭のある分泌物を出しており、本来は外敵から身を守るほか、仲間に警戒を知らせるために放っています。身の危険を感じると悪臭を放つため、むやみに触って退治しようとすると臭いが放たれて手にいやな臭いがついてしまったり、部屋中臭くなったりする原因に……。自分の臭いで気絶するカメムシもいるそうで、その臭いはなかなかのものですよね。

悪臭の原因となる分泌物には、毒性のあるアルデヒド類が含まれています。誤って口にすると辛く感じたり、皮膚に付着すると痛みを感じたりすることもあるようです。痛みを感じたら、念のため病院にいくのが安心ですね。

家庭菜園で野菜などを栽培している場合は、植物をかじられてしまう可能性があるので注意が必要です。カメムシは果実を好んで食べますが、新芽や茎、葉なども被害にあうことがあります。

特に気をつけたいのはカメムシにかじられた後に、形が悪くなるだけではなくカメムシの悪臭が移ってしまうことです。熟れた果実がカメムシにかじられると、その部分が腐ったり口にしたりしたときに、悪臭がしたりします。

果実のほか、豆類もよく被害にあいます。新芽はかじられると曲がったりします。

カメムシは危険を感じると臭いを放つため、誤った方法で退治してしまうと悪臭被害にあってしまいます。誤った方法として代表的なものが、掃除機で吸い取るという方法です。掃除機でカメムシ自体を吸い込むことはできても、驚いたときに放った悪臭が部屋に残ってしまいます。

また、叩いて潰そうとするのも誤った方法です。潰した時にカメムシがいた場所はもちろん、潰した時に使ったハエトリや新聞紙が異常に臭くなってしまいます。

無理やり駆除しようとするとカメムシ自体は退治できても、部屋に悪臭が残ってしまいます。では、どのように対処すればいいのでしょうか？

大前提として、カメムシを室内に入れないようにすることが大切です。カメムシは畑などに生息するので、庭に面している窓は注意。つまり、窓にも侵入防止策が必要なのです。

さらに、部屋に入ってきてしまった場合は……？　詳しく説明していきます。

カメムシはミントやハッカなどのニオイを嫌うという性質があります。そのため、カメムシの侵入口となる窓や天戸の周り、カーテンなどにミントのエッセンシャルオイルを水で伸ばしたスプレーを吹き付けましょう。ミントの香りはゴキブリも嫌うので一石二鳥です。

また、洗濯物に張り付いてカメムシが室内に入ってくることもよくあります。洗濯物にも専用スプレーを吹き付けたり、取り込むときには確認しましょう。

カメムシは危険を感じると悪臭を放つため、臭いを出す余裕を与えずにカメムシを退治しなければいけません。そんなカメムシの性質をふまえた、カメムシ専用の殺虫剤が出ています。

また、大量のカメムシを退治したい場合は、ゴキブリやダニ駆除に使えるくん煙剤が効くといわれています。

カメムシがいやな臭いを出す前に退治できる、超即効性の効果をウリにしている殺虫剤。カメムシに対してしっかり届くようにノズルと、広範囲に噴射できるようミスト噴射の使い分けができるようになっています。

カメムシを見つけたときは、カメムシを驚かせずに捕獲することで悪臭の被害を未然に防ぐことができます。ティッシュペーパーを数枚重ね、包み込むように優しくカメムシをキャッチ。その後、ビニール袋に入れ、密閉した状態で捨てるか、外に逃がしてあげましょう。

カメムシなど、虫を見つけるとつい捕まえて潰したくなりますが、刺激を与えてしまうと悪臭を放つため注意が必要です。カメムシを平和的に退治したいならハーブの香りを活用したり、専用の殺虫剤を使用したりするのが効果的です。正しい方法でしっかり駆除してくださいね。

※表示価格は、時期やサイトによって異なる場合がございます。詳細はリンク先のサイトでご確認くださいませ。