アリの駆除＆侵入対策を徹底解説！　殺虫剤を使わない方法とは？

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小さなアリは僅かな隙間から室内に侵入してきます。駆除しても次々と家の中に入ってくるので、どのように退治すればいいのか頭を抱えている方も多いのではないでしょうか。

アリは甘いものが好きなので、必然的に室内ではお菓子を置いている食品庫や果物や野菜を置いている冷蔵庫など、食べ物の周りに集まりやすいです。けれども、他の食品があったり、子どもやペットがいたりすると殺虫剤を使いたくないご家庭も多いでしょう。

では、どんな方法で駆除・対策すればいいのでしょうか？

殺虫剤で退治することが難しいアリですが、台所にあるものを駆除に役立てることができます。台所にあるものとは重曹です。ふくらし粉や凝固剤、胃薬の成分、掃除などさまざまな用途がある重曹は、化学反応を活用することでアリ退治ができます。

アリが重曹を食べると、体内に持っているアリの酸（蟻酸）と反応します。すると、アルカリ性の重曹はその酸と反応し、体内で一気に二酸化炭素が発生するのです。これにより、アリを死滅させることができます。

しかし、アリも生き物なので、危険なものかどうかはある程度判断できてしまいます。そのため、ただ重曹をまいても食べてくれません。そこで、アリの好物である粉砂糖と混ぜて置いておきます。重曹だけ置いておくよりもエサと間違えやすくなるため、より多くのアリを退治することができます。

手軽に駆除したいなら、アリの巣に熱湯をまくのもおすすめ。水に強いアリの巣ですが、熱湯に耐えられるほどの強度は持ち合わせていません。

アリの巣は人間の身長よりも長く、奥深くまで続いています。そのため、できるだけ大量の熱湯を用意することをおすすめします。

また、地表近くにいるアリを駆除できても、内部にはまだ潜んでいる可能性があります。2度3度繰り返し、しっかり奥まで熱湯を浸透させると共に、1度目のときに働きに出ていていなかったアリも駆除しましょう。

アリの駆除に珪藻土を活用することもできます。珪藻土とは、珪藻というもの一種が化石になったもの。吸湿性に優れているため、バスマットやコースターなどに活用されています。珪藻土にはいくつかの種類がありますが、アリの駆除に活用できるのはパウダー状の珪藻土です。

アリが侵入している、しそうな場所にパウダー状の珪藻土を撒いておきます。粒子の細かな珪藻土パウダーがアリのからだにあたり、からだを傷をつけることによってアリの体内の水分を奪うという作戦です。これを繰り返すことでアリを死滅させることができます。

珪藻土を巻くときには、吸い込んでしまわないようにマスクを着用しましょう。

重曹や珪藻土などをアリの駆除に活かすことができますが、もちろん、市販のアリ専用の駆除剤を活用することもできます。使いやすく、また効果が実証されているものも多く、効果的にアリを駆除できる可能性が高いです。

エアゾールは即効性のある殺虫成分として知られています。目の前にいるアリを瞬時に退治したい方におすすめです。しかし、アリの巣に吹き付けても効果は一時的です。アリの巣を根こそぎ駆除したい場合は、他の方法と合わせて使うと良いでしょう。

薬剤を練り込んだエサを巣に持ち帰らせることで、巣ごとアリを駆除できるのが毒エサのメリット。液状タイプ、顆粒タイプ、固形タイプなどさまざまなタイプが販売されています。アリの巣の場所がどこか特定できていないときに、効果的な方法です。

そもそも、アリを家の中に侵入させなければ、アリの駆除に躍起になることもないでしょう。アリを侵入させないために、対策しておきましょう。

甘いものが大好きなアリですが、苦手なものが多いことでも知られています。シナモンやカイエンペッパーなど香りの強いスパイスが効果的です。また、すっぱいものも嫌いなので、お酢やレモン汁など柑橘系の絞り汁や、すりおろした皮をまいておくのも◎。

アリの侵入を防ぐための侵入防止剤も市販されています。家の周りにまくだけでアリはもちろん、ムカデやゲジゲジ、ダンゴムシなどの害虫を寄せ付けない効果が得られます。また、臭いがないタイプも多いので香りを気にせず使えるのもうれしいポイント。

最近ではアナフィラキシーショックを引き起こす、ヒアリの危険性も指摘されています。当たり前ですが、巣やアリを刺激することによって攻撃的になるので、危険だと感じたら無理をせず、アリの駆除業者に依頼をするのも手。

駆除の方法にはさまざまな方法があるので、自分の生活にあった方法を選んで試してみてください。

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