【害虫駆除対策】知ってた？　殺虫剤「バルサン」の種類や使用手順

※記事内の商品を購入した場合、売上の一部がマイナビウーマンに還元されることがあります。

バルサンは大きく分けて、「赤」「黒」「オレンジ」に分けられます。

なかでももっともよく目にするのが「赤」。「スミズミまでよく効く」のキャッチフレーズで知られるスタンダードな商品です。強力な噴射力＆拡散力で、ゴキブリ、ダニ、ノミなど、見えない害虫を駆除してくれます。

効き目がさらに強いのが「黒」。抵抗力のあるゴキブリにも効果があるといわれています。害虫の数が多い季節の徹底駆除におすすめ。

「オレンジ」のバルサンは、ゴキブリ、ダニ、ノミ以外の害虫を退治したいときに使います。カメムシやムカデ、ゲジゲジなど、できれば対面したくない害虫に効果的です。また、チャタテムシ駆除にも有効です。

バルサンというと、もくもくとした煙を使って害虫を退治するイメージがありますが、煙の少ない「水ではじめるバルサン」シリーズもあります。煙だけでなくニオイも少ないため、お部屋の汚れが気にならないのが最大の特徴です。といっても、強い噴出力はそのまま。煙タイプと同様に、ちゃんとスミズミまでよく効きます。

使い方はとても簡単。フタを開けて中身を取り出し、水を容器の黒破線まで入れて、金属缶を水に浸したらフタをします。煙が出はじめるので、そのまま2〜3時間部屋を閉め切って待つだけ。終わったら、十分に換気して掃除機をかけてくださいね。

強力な効果が期待できるイメージのあるバルサン。煙が出ると聞くと、なんとなく安全なのかな？　って思ってしまいます。使ったことがないという方はとくに、安全性に対して漠然とした疑問をおもちのはずです。

ところが、正しい使用方法で使いさえすれば、成分自体は赤ちゃんを含む人体やペットはもちろん、家電製品などに害を及ぼすことがないのだそう。使用した後、30分ほど換気すれば室内に成分はほとんどなくなり、仮に残ったとしても光などで分解されてしまいます。

ただし、人によって皮膚に刺激を感じる場合があります。異常を感じたら、掃除機をかけたり床を乾拭きしたりするとよいでしょう。

どうしても煙が気になるという方は、ノンスモークの「霧タイプ」を使うのがおすすめ。小さな霧の粒がお部屋のスミズミに浸透し、ゴキブリやダニ、ノミをシャットアウトしてくれます。しかも、お部屋を閉め切る必要があるのは1時間。

通常の煙タイプや「水ではじめるバルサン」（2〜3時間）に比べて、手早くすませることができるのが特徴です。バルサン特有のニオイも気にならず、使い方も、ボタンを押すだけと簡単。煙が出ないから、火災報知器を誤って鳴らしてしまう心配もありません（ガス警報器には反応することもあるので注意してください）。

バルサンの正しい使い方もチェックしておきましょう。まずは使用前に以下の準備を行います。

1. 窓や換気口を閉め切って、戸棚や押入れ、引き出しなどをすべて開け放します。このとき、食品や食器、寝具や衣類、おもちゃなど、煙がかかって欲しくないものは、新聞紙やビニールシートなどで覆っておきます（外に出してもOK）。

2. テレビやパソコンなど、家電や精密機械などに覆いを掛け、DVDなどのソフトは付属ケースに。楽器がある場合は楽器にもカバーします。

3. 観賞魚を含むペットや植物は外に出します。

4. 火災警報器（煙を感知するタイプ）やガス警報器（微粒子を感知するタイプ）を袋などでカバーします。

1. バルサンを部屋の中央の床に設置します。

2. シールをすべて剥がし、フタの茶色部分を使って、本体の突起物を軽くこすります。

3. 数秒後に煙が出るのを確認したら、外に出て部屋を閉め切ります。

バルサンを使った後は、室内の空気を吸い込まないようにしながら、窓や扉を開けて、まずは十分に換気します。バルサンのタイプによって、以下の通り、閉め切る時間が異なります。

・煙タイプ→2〜3時間もしくはそれ以上
・水タイプ→2〜3時間もしくはそれ以上
・霧タイプ→1時間もしくはそれ以上

そして、床に残った害虫の死骸があれば、取り除くために掃除機をかけます。食器などに煙や霧が触れた形跡があれば、水洗いをしましょう。使い終わったバルサンの容器は、自治体の方針に従って廃棄してください。

●バルサン公式サイト
https://www.varsan.jp/

代表的な殺虫剤として知られるバルサン。用法を守って正しく使えば、人体はもちろん大切なペットなどにも影響はないとのことなので安心ですね。お部屋にいる害虫をまるっと退治できるため、まだ使ったことがないという方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

※表示価格は、時期やサイトによって異なる場合がございます。詳細はリンク先のサイトでご確認くださいませ。