【押入れ収納テク】 開けっ放しでもオシャレに見せるコツ
和室のあるお宅に必ずついているのが押入れ。押入れは収納の「キモ」なんです!うまく使いこなすと大容量のモノが入るスペースとなるのですが、どのように使っていいのかわからない、不用品入れになっているというお宅も多いです。そんな押入れ収納の「困った」を解決する、押入れ収納のコツとちょっとおしゃれに見える使い方をご紹介します。
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こんにちは! SPACE PLUS+東京の整理収納アドバイザーの斉藤夏枝です。
押入れ収納って一体何を入れるのが正解なんだろう……と、疑問に思っている方はいませんか? 正解は「自分の好きなモノを入れる」ことです。
実は、押入れには絶対これを入れたらよいというものはないんです。なぜなら、押入れがある和室の用途がそれぞれの家庭で違うため。寝室として使っていたり、子供部屋として使っていたり、来客部屋として使っている家庭もあるでしょう。
しかし、使い方にはポイントがあります。ポイントを押さえることで、押入れを上手に活用できるようになるので、チェックしてくださいね。
今回は、我が家の押入れの使い方を例に、おしゃれにスッキリ見せられる収納のコツをご紹介します。
ポイント①:押入れ収納はゾーンで分けること
我が家の和室は、リビング横にあります。子ども達の学用品や、衣類が置いてある生活スペースとして使用しています。
押入れは大きいので、ゾーンでモノを分類して収納しています。上の写真は押入れのふすまを外した状態です。ここではふすまの開け閉めを、大きく4つのゾーンに分けて考えています。
①上段左:子供達&家族の小物ゾーン
手前……子供たちのアウターかけスペース かごにはパジャマ・小物
奥……ミシン/CD/PC用品/ビデオカメラ関連/アイロン
②上段右:布団ゾーン
来客用の布団と、自分たちが使っている布団の季節外布団を収納しています。
③下段左:子ども関連ゾーン
フィッツの「押入れ用引き出しケース」の高さ18cmと23cmを使い、子どものシーズンオフ衣類、バッグ類、文具ストックなどを収納しています。
④下段右:イベント用品・シーツ・季節家電ゾーン
フィッツの高さ30cmの引き出しを使用。布団関連(シーツやタオルケットなど)は、この高さがベストです。一番右の引き出しは、奥行きが浅いキャスター付きの引き出し。季節のインテリア用品やパーティグッズなどイベント用品を収納しています。
奥には扇風機を収納。季節によって入れ替えます。手前の引き出しがキャスター付きなので、季節家電も出し入れが簡単です。
部屋の間取りから考えて、使いやすい順番は①→③→②→④の順番です。
①と③は主に子どもたちが使うゾーンです。左側の襖をあけるだけで、子どもたちのモノは出し入れできます。
ポイント②:押入れ収納に使える! オススメ収納用品
押入れは巨大な空間なので、実際に収納するには収納用品を使用して区切る・仕切ることで、収納力が格段にアップします。実際に収納したいモノに合わせて、適切な収納用品を選ぶことが大切!
ここからは押入れ収納に使える収納用品を、いくつかピックアップしてご紹介します。上下に区切るのはもちろん、押入れには奥行きがあるので、奥と手前で区切ることも重要です。
押入れで、洋服がかけられる収納ラックです。我が家では、よく使うアウターのみをかけています。手前にはカゴを置いてハンガーにかけるまでもない洋服や、冬なら小物類などもかごに入れています。
奥には棚もついているので、かなりの収納力!
洋服ラックの棚部分で使っています。いくつか並べて、衣類や小物などを分類して収納しています。
年に一度ぐらいの頻度でしか使用しないモノや、あまり見たり使ったりすることはないけれど、保管するために持っておきたい使用頻度の低いモノは、蓋つきの箱に収納しています。セリアの「プレンティボックス」ならサイズも多様ですし、重ねることができます。
フィッツの収納ケースは作りがしっかりしています。重ねても重さでたわんでこない! また奥行き、高さともにサイズ展開が豊富で、自分の押入れに合ったサイズが選びやすいのがメリット。押入れ収納を新しく購入予定の方には一番オススメしています。
衣類を入れるなら浅い引き出しがオススメ。一度に俯瞰でき、何の洋服を持っているかを確認できます。逆にシーツ類などの寝具を入れるなら、深い引き出しが便利です。
押入れの布団収納に欠かせないのが、押入れ整理棚。ただ積み重ねるのではなく、可動棚を入れて仕切りを作ってあげると、布団を重ねても雪崩になったりせず、ずり落ちてきません。また、収納力もUPしますし、下においているものも取り出しやすくなります。
組み立ても簡単で丈夫! 布団以外の重い物も(製品にもよりますが、耐荷重30kgぐらいまで)収納可能です。
見た目もスッキリ整う布団収納袋。不織布製で通気性もよいので、クリーニングに出したお布団や来客用布団などは収納袋へ入れましょう。収納袋に入れて形を整えてあげるだけで、キレイに収納できます。
開けっぱなしで使いやすく! おしゃれに見せる押入れアイデア
押入れを洋室クローゼット風にガラリとDIYしなくても、ちょっとポイントを押さえるだけで、開けっ放しのままでも、おしゃれで使いやすい押入れになります。
我が家の押入れですが、通常は常に左側が開いています。
こちらは子供用品が収納してあるところ。子どもたちにとって、襖をあけたり閉めたりの手間がお片付けの負担になっていることに気づき、通常は開けっ放しにしています。そのため、開けっ放しでもスッキリおしゃれに見えるよう、一部にカーテンを付けてひと工夫。
押入れ左側上部は、つっぱり棒を渡して簡易カーテンを作成しています。このカーテンの柄がポイント。あえて和柄ではない北欧風の生地のカーテンにして、シンプルな和室を作っています。
他にも、押入れをおしゃれに見せるコツ&テクニックを紹介!
押入れ左側下部はオープン収納のため、押入れの壁がむき出しにならないように、水色の壁紙を貼っています。100円ショップのアイテムでも壁紙が手に入りやすくなっていますので、好きな壁紙を貼ると押入れ感が軽減され、素敵な空間に!
■フィッツの引き出しケースに一工夫
フィッツの引き出しケースは本来表面が透明なのですが、ロゴを隠すために引き出し部分に白いカッティングシートを貼っています。このひと手間で、白の引き出しに変身。中身のごちゃつきが見えなければ視覚的にもスッキリします。
まとめ
和室があると野暮ったい、オシャレじゃないと思っていませんか? でも、和室にもメリットがあります。大容量の収納を作ってくれる押入れがあることです。押入れを使いこなせば、お家がスッキリ、お部屋がキレイに片付きますよ。
SPACE PLUS+とお片付け~ 東京都大田区~
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