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2018年09月28日 15:00 更新

非常食の備蓄は3日分で大丈夫? 計算方法や選び方のポイント

非常食は家族構成にあわせて適切な量が備蓄されていなければ、いざというときに役に立ちません。そこで今回は、非常食の備蓄量についての基本的な考え方や適切な量を算出するためのツールについて解説。非常食の選び方、おすすめの非常食セットなどと合わせてご紹介します。

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非常食の適切な備蓄量、知っていますか?

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3日分は最低ライン

非常食の備蓄は、最低でも3日分が必要だといわれています。エネルギー源となる米やパンなどの主食のほか、肉や魚、野菜ジュース、乾物などバランスよく揃える必要があります。無理なく食べ続けられるよう、おいしいと思えるものを用意することも大切。乳幼児や介護食が必要な高齢者、食物アレルギーを持つ人が家族のなかにいる場合は、適宜必要なものを加えてください。

また、食料品を揃えたらそれで備蓄が完了するわけではありません。ストックしたものを放置せず、賞味期限が近づいたものを普段から消費しながら、使ったものを新たに買い足していくのがルール。備蓄を回転させていけば、賞味期限切れを起こすこともありません。

理想は1週間分以上?

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3日分の備蓄はあくまで最低限で、7日分以上を確保すると言われているのが最近の傾向です。その根拠は、将来的に起こるとされる南海トラフ地震の被害が広範囲に渡ると想定されているから。救援物資を送り届けることができる人より、救援物資が必要になる人のほうが圧倒的に多くなることがわかってきました。

同じことが首都直下型の地震が起きた場合にもいえます。南海トラフ地震に比べて被害が及ぶ範囲は小さくなりますが、人口密度が高く、救援物資がすぐには行き渡らない可能性があります。そのため、少なくとも7日間程度は自力で生き抜かなくてはならないというわけです。物資が届く前に備蓄を枯渇させないためには、1週間分以上の備蓄を用意しておくのが理想といえるでしょう。

非常食計算ツールが便利

適切な備蓄量を決めるうえで参考になりそうなのが「非常食簡易計算ツール」です。「東京海上日動」が公式ウェブサイト上で公開しているもので、災害時に必要な食料を算出することができます。

非常食簡易計算ツール|東京海上日動
http://www.tokiomarine-nichido.co.jp/world/egao/sonae/goods/count-tool.html

方法はとても簡単。家族の人数、日常的な食料品の買い置きの量、備蓄している食料の量を入力すると、その食品量で何日過ごすことができるのかを算出してくれます。

この計算式では、1日に必要な水の量は1人あたり3リットルで計算されます。つまり、4人家族ならば3日分もつためには36リットルの備蓄が必要に。

各家庭の状況や商品の特徴などによって必要量は変わるため、あくまで目安ではありますが、一度チェックしてみましょう。

非常食の選び方

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とりあえず3日分の非常食

非常食は最低でも3日分用意しなくてはなりません。大人1人あたりに必要なものの例として、以下のものが挙げられます。

・水 3リットル
・即席麺やカップ麺 1個
・豆腐(日持ちがよい充てんタイプ) 1個
・鰹節や桜えびなどの乾物 適量
・レトルト食品 2パック
・缶詰(肉、魚、豆など) 5缶
・パン(缶詰タイプ) 1缶
・ご飯(レトルトやアルファ米など) 7パック

上記のものはあくまで一例なので、普段から食べているものと照らしあわせて、好みに応じて備蓄内容や量を変更してください。

安心な1週間分の非常食

理想的といわれる大人1人あたり1週間分の非常食は、以下の通りです。

・水 21リットル
・無洗米 2.5kg
・もち(真空パック) 4個
・スパゲティ 450g
・乾麺(うどんやそうめんなど) 300g
・レトルトおかゆ 1袋
・小麦粉 250g
・即席麺やカップ麺 2個
・いも類(じゃがいもなど) 2~3個
・たまねぎ 2~3個
・ごぼう 半本
・にんにく 半個
・コーン 1缶
・トマトソース 1缶
・レトルトパスタ用ソース 1袋
・切干大根、きくらげ、スライス干ししいたけなどの乾物 半袋ずつ
・野菜ジュース 4缶
・フルーツ 2~3缶
・バナナ 1~2本
・ミートソース 1缶
・肉類の缶詰(コーンビーフ、ソーセージなど) 2~3缶、
・焼き鶏缶 1缶
・鶏ささみ水煮 1缶
・レトルトカレー1袋
・牛丼の具 1袋
・麻婆豆腐の具 1袋
・魚肉ソーセージ 2本
・鮭フレーク 半瓶
・ツナ缶 2缶
・鮭缶 1缶
・ホタテの水煮 1缶、
・魚の蒲焼缶 2缶
・レトルトおでん 1食分
・鰹節や桜えびなどの乾物 ミニパック半袋ずつ
・豆乳(200ミリリットル) 1本
・高野豆腐 半袋
・大豆水煮 1缶
・ミックスビーンズ 1缶
・豆甘煮 1缶
・牛乳(200ミリリットル) 1本
・即席スープやみそ汁 3食分

上記はあくまで一例です。年齢や活動量などに応じて量や種類を増減するとよいでしょう。

おすすめの非常食セット

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栄養バランスを考えながら非常食を集めるのは手間がかかるもの。非常食セットなら、手軽に必要なものが揃えられて便利です。このセットをもとに、家族に必要な非常食を足していくと用意がしやすいですね。

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ミネラルウォーターと、アルファ米、パンに惣菜に野菜ジュース、ようかんなど、栄養士と防災士が監修し、バランスよくまとめられた非常食セットです。甘いものも入っているので、精神的な安定もはかれそうですね。

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こちらは1週間を想定した、栄養士と防災士が監修した栄養バランスに優れたセット。ミネラルウォーターと、アルファ米、ラーメン、おかず、野菜ジュース、ビスケットようかんなど、実にバラエティ豊かな内容です。大人1人あたり7日分の非常食が、ひとまとめになっています。

まとめ

将来的に予想される災害の規模を考えると、非常食の備蓄は7日分以上あるのが理想的です。家族それぞれが日常的な生活に近いかたちで無理なくすごせるように、正しい備蓄を心がけましょう。

参考:できることから始めよう!防災対策 第3回‐内閣府防災情報のページ
http://www.bousai.go.jp/kohou/kouhoubousai/h25/73/bousaitaisaku.html

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