買い物はクレジットカードor現金払い? 無駄遣いを防ぐ家計管理方法
数年前まではほとんどの人が現金払いだったスーパーでさえ、最近は多くの人がカード払いにしているのを見かけるようになりました。クレジットカードで支払いをすると、レジの流れも止まらずスマートに済むのが利点ですね。そうは言っても、日本ではまだまだ多い現金での支払い。無駄遣いを防ぐコツと、わが家での家計管理の方法をお伝えします。
こんにちは、ライフオーガナイザー®️木原ことのです。
世界的にはキャッシュレス化が進んでいる現代。ちなみに、スウェーデンでは現金を出すのは観光客しかいないといいます。なぜなら国内のほとんどのお店で、スマートフォンを使った決済サービスで買い物をしているから!
そして中国でもあっという間にキャッシュレス化が進み、屋台でも支払いのためのスマホ用QRコードが並んでいるそう。
※これらはクレジットカードとは違い、レジを通した瞬間に口座からお金が送金されるシステムです。
さらにデンマークではすでに数年前、コインも紙幣も生産されなくなったそうですよ!
日本ではまだまだ「現金主義」が根強いとはいえ、コンビニやファストフードでもクレジットカード払いが一般的になり、じわじわとキャッシュレス化の波は押し寄せてきています。
キャッシュレスだと、お金を使った感がない!?
「浪費しそう」「お金の感覚がマヒしそう」という理由で、日本人の多くがキャッシュレス化に反対しているという声も聞かれます。
ではなぜ、クレジットカードに反対なのかというと、財布のお金が減らないために、お金を使った感がないこと。そして今、一体いくら支払っているのかが把握できなくなってしまうことから。
さらに通帳にお金があるないに関わらず、どんどん使ってしまい、明細の合計金額を見たときにはびっくりな金額になっていて、引落し前に慌ててしまった経験がある人も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
そしてお金が入るはずのお給料日に、口座からは引き落としのため、ごっそりお金が減ってしまうことも……。
クレジットカードと現金の特徴とは
クレジットカードは「ポイント」に左右される
では、クレジットカードは無駄遣いをしやすいものであり、持つべきではないのでしょうか?
いやいや、そんなことはありません。クレジットカードを持っているからと言って、無駄遣いのデメリットばかりというわけではないのです。
例えばひとつ、ポイントが加算されるという現金払いにはないメリットがあります。光熱費や保険、通信費などの固定費は、可能な限りクレジット払いにすると着実にポイントが貯まります。
特に保険は金額も大きいので、可能であれば支払い方法を変更し、ポイントをアップさせたいところですね。
ポイントのために買わない
しかしいくらポイントが付くからと言って、ポイント欲しさのあまり、必要でないものの買い物は褒められたことではありません。
少しのポイントよりも、無駄使いを止めることで圧倒的にお金が貯まるのは言うまでもないでしょう。
クレジットカードを使うときは、
・よく行くお店の提携カードにして特典を受ける
・家族カードでポイントをまとめる
・マイルを貯めるためなど目的を決める
・使った内訳を毎月必ず確認しておく
・またカードの枚数は2、3枚に絞る
というようにマイルールを決めておくと、無駄使いを防ぎやすくポイントも効率的に貯められます。
現金払いがもたらす"使った実感"
現金払いのメリットは、直接お金をお店で支払うと「今日は6,600円使ったな」 というように、お金を使った実感があるところです。
例えば、一日の予算が2,000円だとします。そこで2,500円支払うとすると、今日は500円オーバーしてしまったから、明日は少し控えようという意識が働きやすいというわけです。
わが家の家計管理の方法
・現金での支払い
・カードでの支払い
・口座引き落としの支払い
把握するには全部、自分で記録していく必要があります。
わが家の場合、毎月や年払いの固定費はクレジットカードで、被服費などの変動費はできれば年間予算を決めておいたうえでのクレジットカード払い、毎月の金額が大体決まっている食費や日用品くらいが現金払いという使い分けをしています。
私の場合は、小さなノートの見開きに固定費のメモと週予算の食費・日用品を合わせた一週毎の合計、次の見開きにはクレジットカードの明細を記入する、だけの簡単な家計管理にしています。
私はノートに記入という方法がやりやすいですが、まとめて管理するための便利なアプリも出てきています。
お金の流れを一元管理できる仕組みを作ってしまえば、あとは本当に楽チンになりますよ。
まとめ
結局は、現金の支払いでもクレジットカードの支払いでも、心の整理がついていなければ、ついつい使ってしまうことには変わりありません。ATMはコンビニにも設置されているのですから、簡単に引き出せてしまいます。
そのため、管理をすることが大切なのです。管理できるようになれば、使いすぎや今月いくら使ったのかがわかるようになり、来月の引き落としに備えることができますよ。