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2019年03月02日 17:00 更新

寸足らずカーテンは卒業! 正しい採寸でぴったりなカーテンを取り付けよう

引っ越して、いざカーテンを取り付けよう! と思ったら、微妙な寸足らずになってしまった……なんて経験はありませんか? せっかく新生活がスタートするのに、一日の始まりを感じる窓辺がそのような状態ではテンションも下がってしまいますよね。カーテンのサイズ選びでもう後悔しないためにも、今回は正しい採寸の仕方をご紹介します。

カーテンレールを基準に幅を測ろう!

Photo by Tycho Atsma on Unsplash

「カーテンは引っ越し後すぐ取り付けたいから」と、引っ越し前の内見の時にささっと測ったきりで、その計測結果を頼りにお店でカーテンを購入して、いざ新しい部屋のカーテンレールに取り付けようと思ったら……。

「あれ? 丈がこれまた微妙な寸足らず」

となってしまったことが、実は過去に二回もありました。(全く学習していない)

私ほど何回も繰り返さずとも、購入したカーテンの丈が微妙に短かったたり、はたまた長すぎて少し引きずる形となってしまったりと、カーテンの「サイズミス」を経験した方、結構多いのではないのでしょうか?

私の過去の経験から、失敗した原因は主にふたつ。ひとつめは、横着して今持っているカーテンと同じサイズのものを買ってしまったこと。当時あまり引っ越しに慣れていなかったせいもあり「マンションの窓なんて横幅は違えど、高さはほとんどおなじでしょう?」というびっくりな理論を振りかざし、その結果見事に15cm以上長さが足りないという結果になってしまいました。

もうひとつは「カーテンレールの固定ランナーから測らず、カーテンレールの上部から長さを計測してしまった」ことが原因。そのため、前回ほどの寸足らずではないのでそこまで気にはならないものの、微妙に丈が短く、少しカッコ悪い状態になってしまいました。

カーテンのサイズを計測する場合は、取り付け金具を直接つける固定ランナーの下から計測するのがポイント! 実際の詳しい計測方法について、ご紹介していきますね。

正しいカーテンサイズの測り方:横幅

Photo by Steinar Engeland on Unsplash

さて、新しいお家のカーテンレールがわかったら、早速サイズを測ってみましょう!

まずは横幅から。一般的な機能レールの場合、片方の固定ランナーから、もう片方の固定ランナーまでを計測し、さらにその数値に1.05を掛けた数値がベスト幅。例えば横幅が200cmだった場合、200×1.05の210cmが理想のサイズになります。ジャストサイズだと、閉じたときにドレープがあまり出なくなってしまうので、ちょっと余裕を持たせた幅がベストサイズなのです。

装飾レールも片方のキャップの付け根から、もう片方のキャップの付け根までを測り、同様の方程式でサイズを算出しましょう。

正しいカーテンサイズの測り方:丈

Photo by Eduard Militaru on Unsplash

カーテンレールをチェックしよう

さて、カーテンの丈を計測する前に、まずチェックしておきたいのが、取り付ける窓に設置されているカーテンレールがどんなタイプか、ということ。それにより測り方も、場合によっては用意すべきカーテンのタイプも異なってきます。

カーテンレールの種類は、一般的な「機能レール」と「装飾レール」、大きくわけて2種類に分かれます。賃貸マンションにもともと備え付けられているのは「機能レール」であることがほとんどですが、見た目のお洒落さから、装飾レールをDIYで取り付ける人も増えてきています。

機能レールは、レールにカーテンの金具を取り付けるランナーがあらかじめついていて、その分にフックを引っ掛けて取り付けます。対して装飾レールは、機能レール同様ランナーにフックを取り付けて使うタイプもあれば、ハトメタイプやタブタイプといった、ポールにカーテンを通すようにして取り付けるタイプもあります。(IKEAのカーテンに多いですよね)

タブやハトメカーテンの場合は、装飾レール部分の上から測るようにしましょう。

窓のタイプをチェックしよう

Photo by Vital Sinkevich on Unsplash

丈の測り方は、ご自宅の窓によってベストとなるサイズが異なります。今回は大きく分けて4種類の窓別に、理想のサイズに収まるカーテンの測り方をご紹介していきますね!

腰窓

文字通り、立った状態の腰の位置ぐらいまである窓のこと。ランナーの下から窓枠の下までを計測し、その数値にプラス15~20cm足したものが理想のサイズです。

掃き出し窓

掃き出し窓とは、下端が床と同じ高さになっている窓のこと。この窓の場合は、ランナーの下から窓台までを計測し、その数値から1cm引き、床につかないぐらいの丈感が理想のサイズです。 床ジャストで計測してしまうと、カーテン布地が床に擦れてしまい、汚れてしまったり傷みの原因になってしまうためです。

出窓

部屋に動きが出る出窓の場合も、ランナーの下から窓台までを計測目安とし、マイナス1cmしたものが理想数値です。

まとめ

正しいカーテンの計測方法がわかれば、もう微妙な寸足らずカーテンに悩む心配なし! 筆者も次こそはしっかりカーテンを測って、理想的な窓辺を手に入れるようにします(笑)。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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