出窓のカーテンを選ぶコツと正しいサイズの測り方
美しい外観もさることながら、採光性に優れているなど出窓にはメリットが少なくありません。そんな出窓の魅力を生かすためには、カーテンの選び方にも工夫が必要です。そこで今回は、出窓のカーテンの取り付け方やカーテン選びのポイントについてご紹介します。
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出窓用カーテンの取り付け方のいろいろ
部屋の壁に沿って二重レールを取りつける
出窓にカーテンを取り付ける方法は、大きく3つに分けることができます。1つめは、部屋側に二重レールを取り付ける方法です。これは一般的な窓と同じ方法で、レールを取り付ける場所が1つだけになるので、設置がとても簡単なのが特徴です。
ただし、このスタイルだと、カーテンを閉めたときに出窓スペースが遮断されてしまい、使えなくなってしまうのが難点。せっかくの出窓スペースがまったく生かされなくなってしまいます。
レースカーテンをサッシに沿って取りつける
2つめに、部屋側にドレープカーテンを、サッシ側にレースカーテンを取り付けるというもの。つまり、ドレープカーテンを閉めているときには、出窓は使えませんが、ドレープカーテンを開けているときには、レースカーテンが出窓に沿って取りつけられているため、出窓を使用することができます。出窓カーテンのスタイルとしては一般的なものです。
ただし、ドレープカーテンを閉め切ってしまえば、出窓は使用できなくなってしまいます。
サッシに沿って、ドレープ・レースカーテンを取りつける
3つ目は、出窓のサッシに合わせてドレープカーテン・レースカーテンを取りつけるというもの。ドレープカーテンを閉めても、出窓スペースを有効活用できるというメリットがあります。出窓スペースに、ディスプレイする小物などを夜間も見て楽しみたいという方に向いています。部屋の中にいて、カーテンを閉めていても、出窓のよさを十分に感じられる取りつけ方といえるでしょう。
出窓のカーテン選びのポイント
出窓の測り方
出窓カーテンを選ぶうえで大切なのは、正しくサイズを測ることです。ポイントになるのは幅と高さ。ここでいう幅とは、カーテンレールの片側ではなく、全長を指しています。
また、カーテンの取りつけ方にもよりますが、窓に沿って取りつけたい場合は、固定されている端のランナー(カーテンの動きをスムーズにするためにカーテンレールの下に付いているプラスチック製の部品のこと)から窓に沿って、反対側の端に固定されているランナーまで測ります。
二重レールなどで、部屋の壁に沿って取りつける場合は、カーテンレールに沿って固定ランナーの端から端までです。
「高さ」は、出窓の場合はランナーの輪っかの下から床面までの長さを指します。ここできちんと計測しないと、長さが足りなくなったり、長すぎたりして不格好になってしまうので気をつけましょう。
一般に、ドレープカーテンは床面より1cm短く、レースカーテンは床面より2cm短く仕上げます。これは、ドレープカーテンのレールが、レースカーテンよりも高い位置についているためです。
カーテンのタイプを選択
カーテンのサイズを測ったら、次はカーテンのタイプを選びます。まずはヒダの量。2.0倍のヒダを付ける場合もあれば、いっさいヒダのないフラットなタイプのものもあります。
次に、開きのタイプを両開き・片開きのいずれかから選びます。両開きとは、カーテンが中央で2枚に分かれていて、左右に開くタイプのこと。片開きとは、中央に切れ目がなく、左右のどちらかに開くタイプのカーテンです。両開きの場合はカーテンが2枚になりますが、数量は1と数えます。
フックのタイプも選ぶことができます。フックによって、取り付ける高さの調整をすることができます。「アジャスターフック」と呼ばれるものなら、高さを微調整できるので、天井近くにカーテンを取りつけてレールを隠すことができます。逆に、下にずらすこともでき、寸足らずのカーテンを床面に近づけて調整することも可能です。
出窓を素敵に見せるカーテンは?
出窓をおしゃれに演出するカーテンの例としては、「バルーンシェード」「スカラップアーチ」「セパレートスタイル」などが挙げられます。
バルーンシェード
「バルーンシェード」は、生地を垂直方向に折りたたみながら持ち上げるローマンシェードの一つ。シェードを上げる際、裾がバルーン状にたくし上げられることからそう呼ばれます。窓辺を優雅な雰囲気に飾ります。
スカラップアーチ
「スカラップアーチ」とは、裾のラインがアーチを描いているのが特徴。レースをあしらった裾にはフリルや編み込み装飾が施されているのが普通です。
セパレートスタイル
「セパレートスタイル」とは、レースカーテンを何枚かに分けて吊るすもの。セパレート部分を1つずつ、タッセルを使って結び上げ、上品に仕上げます。
まとめ
出窓を活用するなら、カーテンの設置方法、カーテン選びは大きなポイントになってきます。窓際はお部屋の印象を決める大切な部分です。どんな窓際にしたいかをイメージしたうえで、カーテンや取りつけ方をチョイスしてください。
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