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2018年10月05日 21:00 更新

ガスコンロのリフォームで作業効率アップ! 手順や価格相場とは

火が付きにくかったり思うような火力が出なかったり……。古くなったガスコンロは使いづらいものです。そこで今回は、キッチンのガスコンロをリフォームする流れについて解説。費用相場やコストダウンするコツ、最新ガスコンロが備える便利な機能などとあわせてご紹介します。

ガスコンロリフォームの流れ

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ガスコンロを選ぶ

ガスコンロのリフォームは、まずは設備選びから。最も注意したい点は、天板のサイズです。天板幅は60cmと75cmの2タイプが一般的。使いやすいほうを選べばOKですが、75cmのほうを選ぶと、そのぶん調理のためのスペースが少なくなってしまいます。

欲しい機能で選ぶのもよいでしょう。設定した時間に自動消火するタイマー機能や、食材を裏返す手間が不要な両面焼きグリルなど、ガスコンロはずいぶん進化しています。必要な機能がついている設備を、優先的に選びたいところです。

五徳まわりに汁受けがないもの、五徳が軽いものなどを選ぶことで、お掃除の手間を省くことができます。お手入れのしやすさも、ガスコンロを選ぶうえで重要といえるでしょう。

ガスコンロの費用は?

Photo by Paolo Bendandi on Unsplash

ガスコンロのリフォーム費用は、ビルトインコンロ、すなわちシステムキッチンに組み込まれているタイプかで違ってきます。ビルトインガスコンロの場合、設備費用はおよそ5万円からで、高価なものになると20万円以上のものもあります。

注意したいのは、工事費用が設備本体の代金に含まれているケースと、そうでないケースとがあるということ。ガスコンロの価格が安かったことから工事も含めて依頼したところ、工事費用が請求され、かえって高くついてしまったという例もあるそうです。ガスコンロの代金が工事代金とセットになっているのかどうか、きちんと確認しておきましょう。

また、不要になったコンロを処分する場合、回収費用を依頼すると、処分費用が請求されるケースも。必ず事前に見積もりを依頼し、設備費用と工事・回収費用を把握しておきましょう。

リフォーム業者の選び方

コンロのリフォームにかかる費用は、業者によってさまざまです。ビルトインガスコンロの交換には、専門的な知識と技能が求められるため、資格が必要です。かかる費用だけでなく、資格を持っている人が作業に当たってくれるのかどうかを、事前に確認しておくのがよいでしょう。

また、保証期間を設定している業者とそうでない業者があります。万が一、ガスコンロに不具合があった場合、保証期間がない、あるいは終了している場合は、修理費用が必要になってしまいます。

あとで後悔しないためにも、多方面からチェックし、信頼できる業者を選びましょう。

ガスコンロリフォーム価格の相場は?

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ガスコンロ代+工事費

ガスコンロのリフォームには、設備代金と取り付け工事代金がかかります。例えば、リフォーム工事を請け負ってくれる山商でビルトイコンロのリフォームを行った場合、基本機能(自動温度調節機能・消し忘れ停止機能・タイマー機能・チャイルドロックなど)を備えたものは、10~11万円ほど。これに、水無しグリル(グリル皿に水を入れなくていいタイプ)や両面焼きグリル(食材を裏返す手間がいらないタイプ)が加わると、12~13万円とプラスでかかってきます。さらに、天板がガラストップで、揺れを感知すると自動で消火する機能が付いたものになると27~30万円ほどになります。

ガスコンロといっても、最近ではかなり進化しており、さまざまな機能がついているので、どんな機能がほしいについても軸として持ちながら、選ぶとよいでしょう。

また、ガス管撤去工事費用(1万円前後)や、必要に応じてブレーカーの増設工事(1つあたり4,000から5,000円)などがかかってきます。

ガスコンロのリフォーム費をコストダウンするには

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ガスコンロは、同じ商品でも購入するお店によって価格が大きく異なることがあります。とくに、リフォーム業者でガスコンロを購入すると価格が高くなる傾向があるようです。そのため、費用を抑えるのであれば、ネット通販やエディオン・ヤマダ電機などの家電量販店で安く購入し、リフォーム業者に取り付け工事だけを依頼するのがおすすめ。

例えば、ビルトインガスコンロの取り付け工事だけであれば、1万円台の後半ぐらいで請け負ってくれる業者もあります。ただし、オーブンを設置する場合は、コンロとオーブンのメーカーが同じでなくてはならない(管の形状がメーカーによって異なるため)など、注意点もあります。

最新のガスコンロを紹介

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最新のガスコンロには、調理の失敗を軽減し、料理のレパートリーを大幅に広げてくれる便利な機能が満載です。例えば、オートグリル機能は、オーブン内部の温度変化を感知し、表面に焼き目が付いたら弱火に切り替えるなど、火力調節してくれるというもの。火力の調節が難しい焼き魚などが上手に仕上がります。

揚げ物温度調節機能は、火にかけた油がセットした温度に到達すると、コンロが音で教えてくれたり、温度を維持してくれたりするというもの。自動で火力調節してくれるので、揚げ物の失敗が激減します。

ガス炊飯器機能も便利。鍋に洗った米を適量の水に浸してスイッチを入れるだけで、美味しいお米が炊き上がります。火加減はすべて自動なので手間いらず。電気炊飯器もいらないので、省スペースも叶いますね。

まとめ

ガスコンロをリフォームすることで、キッチンの作業は大幅に効率化されます。キッチンのガスコンロを変えることが、使い勝手のアップと共に、日々の家事を時短化することをもたらしてくれるかも? 今のキッチンにお悩みの方は、ぜひ見直してみてはいかがでしょうか?

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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