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2018年10月24日 21:00 更新

カウンターキッチンのリフォーム事例と費用をリサーチ

使用頻度が高いキッチンは、真っ先にリフォームしたくなる場所の一つですが、いざとなるとどこをどうすればいいか迷ってしまうもの。ちゃんとリフォームしようとすると、費用も相応にかかってしまいます。そこで今回は、キッチンリフォームの費用相場をリフォーム事例別にピックアップ。プランニングのコツとともにご紹介します。

カウンターキッチンについて

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カウンターキッチンのレイアウト

従来は、壁付けタイプのI型キッチンが主流でしたが、最近はカウンターキッチンを採用する例が多くなってきました。主なレイアウトの種類として、次のようなものが挙げられます。

・対面キッチン
・オープンキッチン
・アイランドキッチン

対面キッチンは、リビングやダイニングに対面したキッチンのこと。キッチン台の上部に窓のような開口部を作るセミオープンタイプもこれに含まれます。

オープンキッチンは、キッチンとリビングのあいだに壁がないもののこと。天板が大きく張り出し、カウンターテーブルを兼ねているものもあります。

アイランドキッチンは、島(アイランド)のように、すべてが壁面から離れているタイプのキッチンのこと。あらゆるタイプのなかでもっとも開放感があります。

カウンターキッチンのメリットとデメリット

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カウンターキッチン最大のメリットは、家族を近くに感じれること。調理や片付けをしながら、子どもが宿題している様子や、遊んでいる様子を見ることができます。このように、キッチンで作業をしているあいだも、家族との距離の近さを味わえるのが特徴です。とくに小さなお子様のいる30~40代の家庭の多くで採用されています。従来型のクローズドタイプのキッチンに比べて、配膳や後片付けがしやすいこと、開放感があることも魅力です。

デメリットとしては、シンクやワークトップなど、キッチンが丸見えになってしまうこと。生活感が出やすい部分ですから、急な来客があるときなどに備えて、常にキッチンまわりをキレイにしておく必要があります。

リビングやダイニングなど、部屋全体に調理にともなう煙やニオイが広がってしまうのもカウンターキッチンのデメリットです。

カウンターキッチンリフォームの費用は?

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リフォーム費用の目安

カウンターキッチンのリフォームは、予算によってできることは変わってきます。例えば、50~150万円の価格帯なら、レイアウトはそのままに、システムキッチンだけを交換する工事が可能です。費用相場は以下の通りです。

・壁付けタイプのスタンダード(間口1.8m)なシステムキッチン 
設備費:およそ25万円
工事費用:およそ25万円

・壁付けタイプの大型(間口2.55m)システムキッチン 
設備費:20~75万円程度
工事費用:およそ35万円

古いシステムキッチンを撤去し新しいものを設置する作業のほか、給排水設備やガスの配管設置、床や壁の補修工事が必要です。補修工事の範囲が広いケースでは、さらに費用がかかることがあります。

150~400万円の価格帯なら、キッチンのレイアウトや形を変更することが可能です。費用相場は以下の通りです。

・壁付けをペニンシュラ型キッチンに変更
設備費:およそ100から200万円
工事費用:およそ100万円

・L字型をアイランド型システムキッチンに変更
設備費:およそ200万円
工事費用:およそ200万円

キッチンの撤去・設置作業や給排水設備、ガス配管設置のほか、フローリングを貼り替えたり、排気用のダクトを取り付けたりする作業が必要に。「L字型をアイランド型システムキッチンに変更」するプランでは、リビングの床材や壁材なども新しくする工事が含まれています。

カウンターキッチンのリフォームプランニングのコツ

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カウンターキッチンは収納場所を考えて

最近のキッチンのキャビネットは、収納効率が大幅に向上しています。そのため、カウンターキッチンにリフォームする場合、必ずしも吊戸棚を設置しなくても十分な収納スペースを確保することができます。開放感があるカウンターキッチンの魅力を生かすには、頭上に収納を作らないプランがおすすめです。壁面収納を取り入れることで、吊戸棚よりも明るさや開放感を味わうことができるでしょう。

カウンターキッチンは汚れ対策も重要

Photo by Aaron Huber on Unsplash

オープンキッチンにして、後悔している人が最も多いといわれるのが油汚れの拡散です。オープンキッチンの場合、調理中に出る油汚れがリビングやダイニング全体に行き渡ってしまう恐れがあります。揚げ物など油を使った料理を頻繁にする場合は、油汚れのもととなるコンロを壁側に設置し、流しを対面部分に配置するのがおすすめ。これだけで、油汚れが部屋中に広がってしまうのをある程度抑えることができます。コンロの周辺を壁で覆ってしまうという手もあります。また、コンロを使用する際には、常に換気扇を回すよう心がけるなど、対策も有効です。

まとめ

開放的で家族とのコミュニケーションもとりやすい、カウンターキッチンへの需要は高くなっています。カウンターキッチンの特性を生かせるように、レイアウトをよく相談しながら決めてくださいね。また、後々の家事のこともふまえて「油汚れ」対策もしっかり考えておきましょう。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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