防災ヘルメットの役割と選び方のポイントは? 5つのおすすめ商品も
もしもの災害に備えて、懐中電灯や防寒具、非常食などは準備していても、ヘルメットを準備しているという人は意外と少ないのではないでしょうか。ヘルメットは、災害時に大切な頭部を守るのに欠かすことのできないものです。今回は、防災ヘルメットの選び方と、身の安全を守るおすすめのヘルメットについて紹介します。
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防災ヘルメットって必要?
世界の中でも特に地震や火山噴火などの自然災害が多い日本。自然災害は、いつ、どこで起こるかわかりません。みなさんのご家庭では、災害に対する備えを行っていますか?
近年では、防災意識が高まり「防災グッズを準備している」というご家庭も多いでしょう。けれども、防災グッズと一緒にヘルメットを用意しているという人は意外と少ないものです。ここでは、ヘルメットの必要性と、災害時に役立つヘルメット選び方について見ていきましょう。
防災ヘルメットの重要性
大きな地震が発生すると、屋内では家具の転倒や天井の電球の落下、屋外では建物の倒壊や瓦礫の落下などの危険性があります。そのため、地震発生時はもちろん、避難している間も、これらの落下物から身を守る必要があります。
人間の身体の中で、特に重要な部分が頭部です。地震による瓦礫や火山活動による噴石などが頭にぶつかると、致命傷となったり、一命をとりとめても重い後遺症が残ったりすることは珍しくありません。ヘルメットは、大切な頭部を守るためにとても役立つもの。災害時に自分の身を自分で守るために、防災ヘルメットを準備しておくことが大切です。
ヘルメット選びのポイント
ヘルメットと言っても、バイクに乗るときに着用するものや工事現場で使用しているものなど、さまざまな種類のものがあります。では、防災用のヘルメットは、どのようなものを選ぶと良いでしょうか。
国家検定をクリアしたもの
ヘルメットには国家検定があり、一定の基準を満たしたものを「保護帽」といいます。保護帽には、「飛来・落下物用」、「墜落時保護用」、「電気用」の3種類がありますが、この中で防災ヘルメットとして使えるのは「飛来・落下物用」のものです。このタイプのヘルメットは、上からの物の飛来や落下による危険を防いだり軽減させたりする機能を持っています。
熱に強いもの
防災ヘルメットを選ぶ際には、ヘルメットの材質にも注目してみましょう。ヘルメットの材質はプラスチックですが、プラスチックの中には、熱によって硬くなる性質のものと、熱で軟らかくなる(溶ける)性質のものがあります。地震などの災害が発生すると、同時に火災などが起こることもあるので、熱によって軟らかくなるヘルメットを使用するのは危険です。防災用のヘルメットには、熱に強い「FRP(繊維強化プラスチック)」という材質のものを選ぶようにしましょう。
おすすめの防災ヘルメット5選
ここで、防災用としておすすめの高性能ヘルメットを3つご紹介します。
国家検定を合格した、FRP製の防災ヘルメット。頭にピッタリとフィットし、ずれにくい構造になっています。お手頃価格でカラーバリエーションも豊富です。
こちらは、通気孔の付いたヘルメット。頭をしっかりと守りながら、蒸れも防いでくれます。しかも、重さはたった340gの軽量タイプ。もちろん国家検定合格品で、材質は熱に強いFRP樹脂なので、安心して使えます。
子ども用のヘルメットをお探しなら、こちらの「キッズヘルメット」はいかがでしょうか。厚みのあるクッション材が使われており、幼児から中学生くらいまでのお子さんの頭にフィットします。このヘルメットも国家検定を合格しており、材質はFRP(ガラス繊維強化プラスチック)です。
「防災ヘルメットが必要なのはわかるけど、保管に場所を取りたくない」という人におすすめなのが「タタメット」。なんと、こちら、折りたたみ式のヘルメットなんです。国家検定をクリアした「飛来・落下物用」のヘルメットでありながら、折りたたむと薄さはたったの35mmとコンパクト。収納や持ち運びに便利な防災ヘルメットです。
タタメットには、ヘルメットと防災ずきんが一体化した「タタメットズキン」もあるので、そちらもチェックしてみてください。
防災ヘルメットの中には、見た目がヘルメットに見えない、おしゃれなものも。例えば、こちらのキャップは、ただのキャップではなく、内側に耐衝撃プロテクターが装着された防災用のキャップなんです。とてもヘルメットとは思えない外見ながら、落下物から頭をしっかりと守ってくれますよ。
まとめ
自然災害は、いつ自分の身に起こるかわかりません。もしものことが起こったときに、自分で自分の身を守ることができるように、防災ヘルメットをしっかりと準備しておきましょう。今では、コンパクトなものや帽子のようなヘルメットまで、見た目や機能にも重視して選ぶことができますよ。
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