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2018年09月08日 11:00 更新

ガーデニング初心者OK! 春になったら毎年咲いてくれる人気の宿根草

やっと過ごしやすい季節がやって来ました。ガーデニングを楽しむにはもってこいの季節・秋の到来です! そんな秋は植えつけをするのにタイミングがいい……ということで、今回はガーデニング初心者さんでも育てやすい、手間いらずで、来春から毎年楽しめるオススメの宿根草をご紹介します。

こんにちは。フラワーデザイナー・フォトスタイリストのはぎわらりえこです。

秋は来年の春に向けて庭やプランターに綺麗な花を咲かせるための、ガーデニングの大切な準備期間でもあります。

今日はそんな秋のタイミングに植えつけたい、とっておきのオススメ宿根草をご紹介します。

宿根草とは?

photo RIeko hagiwara

宿根草とは、地上部の茎や葉は枯れてしまっても、根は生きていて、毎年新しく芽を出す植物のことです。多年草ともいいます。反対に、種まき後1年以内に花を付け、種ができて枯れてしまう植物のことを一年草といいます。さらに、1年以上2年未満のものは二年草といいます。

オススメ宿根草「クリスマスローズ」

photo Rieko Hagiwara

クリスマスローズってどんな花?

クリスマスローズは、キンポウゲ科ヘレボルス属の植物。原産地は、ヨーローッパの地中海沿岸です。和名を「寒芍薬(カンシャクヤク)」といいます。

上の写真のように、うつむき加減で咲く花姿が印象的な花です。『クリスマス』と名前に付きますが、花が咲くのは早春の季節からです。

photo Rieko hagiwara

植物学的には、一般的に花びらに見える部分がガク。中央の花芯のような部分が、花なんですよ。

クリスマスローズが初心者にオススメな3つの理由

photo Rieko Hagiwara

①ガーデニングの作業もしやすい、涼しい秋の10月から12月が最も植えつけに適した季節だからです。12月を過ぎても、翌年の3月くらいまで植え付けることはできます。

②宿根草(多年草)のため、毎年早春から花を付けてくれます。寒さにもとても強い性質なので、屋外で生育させるのにとても適しています。春に花を咲かせるほかの植物よりも一足早く開花するので、冬枯れで寒々しい花壇やコンテナのガーデニングコーナーを彩ってくれる貴重な存在でもあります。

花を付けていない時期でも、葉が枯れることなく緑色を保ってくれるので、一年を通して花壇で楽しめますよ。

③地植え(庭に植えれば)の場合は、水やりの心配はほとんどない手のかからない植物です。ベランダガーデニングなどで鉢植えにする場合は、秋から春先くらいまでは、土の表面が乾いたら鉢底から水が出てくるまでたっぷりと水をあげましょう。夏の時期は、蒸れないように乾かし気味に管理するのが良いです。

クリスマスローズを育てる時に気を付けること

クリスマスローズは、強い日光が苦手な植物です。そのため、夏場の直射日光には注意した方が良いでしょう。

ベランダガーデニングの場合は、鉢の置き場所を太陽に合わせて調節すると良さそうです。半日陰くらいが適しています。

日なたと半日陰、日陰の違いとは?

ここで、半日陰についても触れておきましょう。

ガーデニングでは、よく「日なたで育ててください」「半日陰でも育ちます」など、という太陽の当たり方についての表現を使いますが、具体的にはどの程度の日照時間をさしているのでしょうか?

半日陰は「午前中だけ直射日光が当たるか、3~4時間ほどの日光が当たる状態、もしくは一日中木漏れ日の当たるところ」のことをいいます。

真夏は、木漏れ日の当たるところくらいの環境がいいですね。

クリスマスローズの楽しみ方

photo Rieko Hagiwara

手がかからないクリスマスローズは、とても人気のある植物です。品種改良も盛んで、写真のような一重咲きのものや八重咲きのものがあり、色も白をはじめ赤や紫、ピンク、グリーンなどの多くの種類があります。

花がたくさん咲き揃うようになったら、家の中でも楽しみましょう! インテリアとして取り入れて、季節を楽しむのもいいですね。

生花で飾るのももちろん素敵なのですが、クリスマスローズはドライフラワーにも向いている花です。乾燥して飾れば、一年中楽しめる花になりますよ。

まとめ

ポット苗は、花屋さんや園芸店(ホームセンターの園芸コーナー)で手に入ります。花を付ける前の葉だけの苗は、オトクな値段で手に入ることもあります。宝探しのような感覚でガーデニングショップへ探しに行って見るのも楽しいかもしれません。

初心者にもオススメの宿根草(多年草)のクリスマスローズ、ぜひ楽しんでみてくださいね♪

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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