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2020年10月28日 19:40 更新

洗濯槽の洗い方の5つの手順とは?汚れもカビもごっそり!

洗濯機で洗ったはずなのに、洗濯物がなぜか汚れていたり、臭ったりすること、ありませんか? きちんと洗濯槽の掃除もしているはずなのに……。その原因は洗濯槽の掃除方法にあるのかもしれません。ここでは、専門家が実践している洗濯槽の掃除の方法を紹介。今一度、あなたの洗濯槽の掃除を見直してみましょう。

※記事内の商品を購入した場合、売上の一部がマイナビウーマンに還元されることがあります。

こんにちは。ライフオーガナイザー®の片元友紀です。

小学生男子の息子たちの体も大きくなり、洗濯機をまわす回数も増えてきました。

そんな中、洗濯物を干そうと、シャツをパンパンッと伸ばしたら、なんだか茶色いものがぽろっと落ちてきたり、洗濯槽の中に黒ずみを発見したり……。それになんだか、洗濯物も臭いような? そんな経験、ありませんか?

もし心当たりがあるなら要注意! せっかく洗ったその洋服、実は全く綺麗になっていない可能性があるんです。

洗濯しても綺麗になっていない!?

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服に少し茶色い汚れを発見しても「洗濯槽に少し黒ずみがあるくらいだから大丈夫」と思っているとしたら大問題!

汚れは、洗濯槽の裏側に付着しています。サビや汚れに強いと言われているステンレス製だって油断大敵ですよ。

洗濯槽の汚れの大半は黒カビです。これが洗濯を通して洋服やタオルに付くと、綺麗にならないのはもちろん、アレルギー性鼻炎や蕁麻疹などを引き起こす可能性があります。

洗濯物を綺麗にしたつもりなのに、家族の健康を害するなんて恐怖ですよね……。

洗濯槽はどんなアイテムで綺麗になるの?

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洗濯槽の洗剤として有名なのは、下記の3つ。

・塩素系漂白剤:強い殺菌力でカビを分解・除去
・酸素系漂白剤:強い洗浄力でカビや汚れを根こそぎ除去
・重曹:洗浄力は少し弱いが、安心安全

お好みのものを選んでいただければ、と思うのですが、参考までに、わが家の事例をご案内。

わが家はドラム式ではなく縦型洗濯機なのですが、3つ全て試してみました。

初めに使っていたのは【塩素系漂白剤】。ドラッグストアなどでも一番商品が多いものです。そこそこ汚れは取れるのですが、すぐにまた汚れ始めます。

【重曹】は、わが家ではあまり効果を感じられず……。

ですが、ある時【酸素系漂白剤】を使ってみたら衝撃の結果が……!

「なにこれ?」
「すっごく汚れが浮いてる!」

ここから完全に我が家の洗濯槽洗浄は【酸素系漂白剤】へと移行しました。

ドラム式洗濯機は注意が必要!

ドラム式洗濯機は構造上、洗濯槽の漂白剤が吹きこぼれやすく、故障の原因となることがあります。製品の一部には、「ドラム式洗濯機への使用は控えてください」と書いてあることもあります。

一概には言えませんが、取扱説明書をよく読んで、機種に合った洗濯槽の掃除を行ってくださいね。

ごっそりカビと汚れが取れる、洗濯槽の洗い方

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「一番汚れの落ちがすごかったなぁ」と思えたのは酸素系漂白剤ですが、「一番、掃除の手間がかかるなぁ」と思ったのも酸素系漂白剤です。

ただ、その一手間で断然汚れの落ちが違います。

そんな酸素系漂白剤を使った掃除方法は、以下の手順で行います。

① まずは道具を用意します

✔ 酸素系漂白剤
✔ 洗面器
✔ ゴム手袋
✔ 汚れをすくう網(100円ショップなどで売っています)
✔ 40〜50度のお湯(お風呂の残り湯を追い焚きしたものでも可)

私が愛用している【酸素系漂白剤】はこちらです。

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② 酸素系漂白剤をお湯で溶かします

【酸素系漂白剤】自体は白いサラサラした粉ですが、粉末のまま洗濯槽に入れるのではなく、溶かしてどろっとした液体状にしてから使用します。

洗面器に【酸素系漂白剤】500gとお湯を入れて、ゴム手袋をつけた手でよくかき混ぜます。

最初は少し手に重みを感じますが、徐々になじんでいきますよ。

③ ゴミ取りネットを外し、お風呂の残り湯を満水まで入れます

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さすがに洗濯槽の分解はできないけれど、なるべく綺麗にしたい場合は、ゴミ取りネットなど取り外しできる部品は、全て外して行うようにしましょう。

温度が高いほど洗浄効果は高くなるので、お風呂が終わってすぐなどの温かいお湯を使うのがベスト。

洗濯槽にお湯を入れたあと、②で作った【酸素系漂白剤】を入れていっぱいにし、一晩放置します(もし時間がなければ2〜3時間でも可)。

④ 洗濯槽洗浄コースではなく、「毛布コース」で洗います

洗濯槽の掃除をする時に「洗濯槽洗浄コース」を選ばれる方が多いのですが、オススメは「毛布コース」です。

「毛布コース」は、通常の洗濯機の動きとは違います。「毛布コース」は内槽を回転させるので見た目には穏やかな水流ですが、内槽と外槽の間に激しい水流が発生するので、カビの発生している洗濯槽を掃除するのには一番適した方法なんです。

洗っている間、ごっそりと出てきたゴミはゴミ取りネットで丁寧にすくいましょう。私が初めて【酸素系漂白剤】で掃除をした時は本当にびっくりしました(笑)。こんな汚れと一緒に洗濯物を洗っていたのかと……。

一時停止をしてすくっては、再稼働して洗うのを繰り返していくと、出てくるゴミもだんだんと少なくなっていきます。

⑤すすぎも、「毛布コース」で行いましょう

通常の脱水・すすぎでは、遠心力でせっかく取れたカビも内槽を飛び越えてしまい、水流が弱すぎてカビを十分にすすぐこともできず、目には見えない洗濯機の内側にまでべったりと張り付いてしまいます。

これが原因で「洗濯槽の掃除をしたのに何度も汚れが出てくること」が起こるんですね。

そこで、水をためたら「毛布コース」ですすいでみてください。洗濯槽自体をしっかり動かせるすすぎで、隙間の汚れや残っているカビも大部分を落とせます。

まとめ

せっかく洗濯をするのなら、最大限の効果を出したいですよね。でも、そもそも洗濯槽が汚れているなら効果は半減どころかマイナスに……。

少し手間と時間はかかりますが、【酸素系漂白剤】を使ってごっそり取れた汚れを見ると、苦労も吹き飛びますよ。素敵な洗濯ライフのご参考にしてみてくださいね♪

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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