セリアの毛玉取り | 3種の使い分け方と注意点
セーターやカーディガンなどのニット類は、長く使っているとどうしても毛玉が出てきてしまうもの。ちょっと油断すると、全体が毛玉だらけなんてこともありますよね。そこで今回は、セリアで買える3種の毛玉取り器をピックアップして、特徴や使い方を解説。毛玉を取るときの注意点や、毛玉を防止するコツと合わせてご紹介します。
ニット素材の洋服に大活躍! セリアの毛玉取りの種類
セリア「毛玉とれ~る」
まずはじめにご紹介する毛玉取り器は「毛玉とれ~る」です。ハンディサイズの黒いボディ。特殊なローラーがついており、毛玉がついたセーターなどのうえでローラーを転がすと、毛玉をキレイに取り除くことができます。しばらく使うとローラー部分に毛玉がたまってきて、パフォーマンスが落ちてきますが、たまった毛玉を手で除去してあげると、すぐに機能は元どおりに。何度でも繰り返し使えるため、かなりコスパが高いといえますね。
ただし、同じところでローラーを転がしすぎないよう注意が必要です。「毛玉とれ~る」は、繊維を切り取ることで毛玉を取り除くタイプの毛玉取り器。同じところでローラーを転がしすぎると、繊維を必要以上に傷つけてしまう恐れがあります。キレイに毛玉が取れるので夢中で転がしてしまいがちですが、やりすぎないようにしてくださいね。
セリア「毛玉取りブラシ」
「毛玉取りブラシ」は、衣類をブラッシングして毛玉を取り除くタイプの毛玉取り器です。ハンディなサイズのブラシで、毛玉取り器だといわれなければ、衣類用か靴用のブラシ? と思うような形をしています。特徴としては、豚毛を使用していること。
パッケージには、「なでるだけでごっそり」と書かれていますが、実際には弱い力でなでても毛玉はあまり取れない様子。少し力を入れてブラッシングすると、ブラシに毛玉がからみつき、面白いように取ることができます。
ブラッシングする際は、まず太ももなどにセーターを広げます。ブラッシングする方向へと生地が引っ張られないよう、反対側を手で押さえておくと、うまく毛玉を取ることができます。
セリア以外の毛玉取り器もチェック
ダイソーでは、電動で毛玉を取るグッズもあります毛玉をカットする部分には、男性用の電動シェーバーのような小さな穴がたくさん開いた金属パーツがついています。つまり、電動の刃で毛玉を取り除くというわけ。まるで小型の鉛筆削りのような、可愛いフォルムが特徴です。
使い方は、男性がひげをそるときと同じ要領です。スイッチを入れるとモーターが動き出し、なかの刃が回転。セーターに軽く当てて表面をすべらせると、みるみる毛玉をカットしてくれます。切り取った毛玉はちゃんとタンクのなかにたまるようになっているのもポイント。カットした毛玉が衣類に絡むということはありません。タンクが一杯になったら、取り外して捨てればOK。単3電池2本で作動します。
刃が内蔵されている部分にはキャップがついてますが、使わない際は小さなお子様の手が届かない場所に保管しておきましょう。
セリアの毛玉取り器の注意点
セリアの毛玉取り器の使い方&向いている素材
「毛玉とれ~る」は、セーターなど、ざっくり編まれたものには有効なんですが、タイツやレギンスなど、薄手で網目が細かいものだと生地にローラーがひっかかりません。ニットのタイプによって、向き・不向きあることは押さえておきたい点です。
「毛玉取りブラシ」は、繊維を切り取るのでなく、ブラッシングすることで毛玉を取り除くので、「毛玉とれ~る」に比べると生地を傷つけてしまうリスクは少ないといえます。ですが、ある程度の力が必要となり、力を入れすぎると生地を傷つけてしまうことも。毛玉を取る力で、生地が引っ張られないようにしましょう。
電動毛玉取り器は、電動シェーバーのように繊維をカットしながら、生地の表面を整えていくのが特徴です。そのため、モヘアなど、毛足の長いセーターには向いていません。「毛玉とれ~る」と同じく、ニットとの相性を確かめてから使うようにしてください。
毛玉を取るときにやってはいけないこと
なお、次のような方法で毛玉を取るのはNGのため、覚えておきましょう。
・手で毛玉をむしり取る
手で毛玉を取ろうとすると、毛玉になっていない部分まで一緒にとることになってしまいます。繊維が必要以上に薄くなってしまうので、絶対に避けたいところです。
・スポンジで擦る
スポンジで擦って毛玉を取っている方も多いようですが、これもおすすめできません。確かに、毛玉を取り除く効果は高いのですが、毛玉を取る際に繊維を強く引っ張ってしまう傾向があります。生地が伸びたり、繊維を傷つけてしまう可能性があるため、避けるのがベターです。
ニットに毛玉がつかないようにするには?
毛玉ができる前のお手入れが肝心
きちんとお手入れすることで、毛玉をできにくくすることができます。おすすめなのが、着用したニットは、必ず衣類用のブラシで毛並みを整えておくこと。繊維が絡むのを防ぐことができるため、毛玉ができにくくなります。
ニットのお洗濯の際、きちんと裏返して、ぴったりサイズの洗濯ネットを使用するのもよい方法です。こうすることで生地表面の摩擦が起きにくくなり、毛玉の発生を抑えることができます。洗濯の際、「ドライコース」にして短時間ですませることも大切です。
そのほか、一度着用したらしばらく休ませたり、ややゆったりサイズのものを選ぶように心がけるのもよいでしょう。摩擦を減らすことで、毛玉ができにくくなりますよ。
まとめ
100均グッズとは思えない仕事をしてくれるセリアの毛玉取り器。人気商品のため、売っていないケースや売り切れのこともよくあるようです。冬に入る前に、ゲットしておきたいアイテムですね。もしも運よく店頭で見つけたら、購入してその実力を試してみて。