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2018年10月02日 21:00 更新

予算200万円のリフォームでできること&コストダウンのコツ

100万円あればリフォームすることは可能です。しかし、200万円の予算があれば、リフォームの幅は大きく広がります。やり方によっては、間仕切りを取り払う大がかりな修繕も可能。そこで、予算200万でできるリフォームの例や、リフォームの費用を抑えるコツ、さらにリフォームする際の注意点などについてご紹介します。

予算200万でどんなリフォームができる?

Photo by Markus Spiske on Unsplash

200万円の予算というと、骨組以外をまるごと替えるようなスケルトンリフォームは難しいイメージがあります。ところが、条件さえ整えば大がかりなリノベーションも可能です。例えば、間仕切りを取り払い、キッチン、ダイニング、リビングを兼ねた大きなワンルームに変更する方法が挙げられます。工事や建材、照明、空調などに必要な費用を大幅にカットすることができるため、200万円の予算でも可能といわれているのです。開放感のある広々としてモダンな空間も手に入ることから、人気のプランとなっています。

大がかりな工事を伴わない場合でも、素材にこだわったリフォームを施すことも。例えば、床に無垢材を取り入れたり、漆喰や珪藻土などの塗り壁にすることも可能です。輸入クロスや高品質の壁紙を選ぶこともできますね。

中古住宅を200万円かけて、新築同様に仕上げたケースもあります。すべてのクロスを張り替え、ユニットバス、洗面化粧台、トイレの手洗い場を新設し、床材も張り替えて快適な空間を実現。

このように、200万円の中でリフォームできることは多いといえます。

200万円以内でリフォームしてもらうには

Photo by Mike Kenneally on Unsplash

リフォームにかかる具体的な費用の内訳は、素人にはまったくわからないのが実情。1つの業者だけでは、そもそも提案されたリフォーム費が高いのか低いのかさえ判断できません。設備の適正価格や施工費のだいたいの費用相場をつかむためにも、相見積もりをとるのがおすすめ。比較対象があることで、リフォーム費をなるべく抑えることにつながるというわけです。他社で提示された費用を伝えることにより、コストダウンしてくれるケースもあるかもしれませんね。

依頼する業者が決まったら、こちらの予算をはっきり伝えることも、リフォーム費を抑えるうえで有効です。例えば、提案された見積もりが予算をオーバーしていた場合、正直にそのことを伝えて価格交渉をしてみてください。値引きしてくれる場合もあるでしょうし、よりコストパフォーマンスの高い設備への交換を提案してくれるかもしれません。

200万円のリフォームをする上での注意点

Photo by Kelly Sikkema on Unsplash

材料費以外の工賃・諸費用について知っておく

見積書には専門用語が多く書かれていて、一度見ただけではわからないことも少なくありません。わからないまま放置すると、してもらえるとばかり思っていた工事が対象外だったなど、後でトラブルになってしまうことも。そうならないためにも、ここでは見積書の見方について、項目別に取り上げ、簡単に解説しておきます。

・解体工事費
従来の設備を除去するのに必要な費用のこと。部屋の広さや必要な職人の数、日数などで値段が決まります。

・木工事
大工さんが行う仕事のことです。石膏ボードや柱を撤去したり、設置したりするのに必要な費用。オープンタイプのキッチンに変更する場合にも必要です。

・内装工事
天井や壁、床をキレイに仕上げる工事のこと。クロス貼りがその主な例です。クロス代金もこの費用に含まれています。

・給排水工事
給・排水のための配管工事を指します。配管の長さによって値段が変わってきます。

・設備機器工事
キッチンやユニットバス、便器などの設備費と、設置にかかる費用がこれに該当します。

リフォームのオーダーは慎重に

Photo by Ben Garratt on Unsplash

イメージ通りにリフォームを仕上げるには、完成後のイメージをできるだけ明確にし、業者にきちんと伝えることが大切です。意思疎通が十分でないと、できあがるにつれて、あれが足りない、これが足りないという具合に、費用がどんどんかさんでしまうことも。

理想とする仕上がりに予算が足りなければ、設備のグレードを落としたり、工事箇所を減らしたりして、粘り強くプランを練り直しましょう。業者にアイデアを提案してもらえば、技術力や自分との相性をはかる材料にもなるはずです。

リフォーム業者選びのコツ

Photo by Fleur Treurniet on Unsplash

リフォーム業者を選ぶうえで、実績の豊富さやコストはもちろん重要ですが、他にもチェックしたい要素があります。例えば、工事の内容や費用についての説明を含め、相談・打ち合わせが丁寧かどうかは、優良な業者を判断する材料になるでしょう。また、工事中に起こりうる騒音・ニオイに関するトラブルへの配慮があるかどうかも気になるところ。工期が延びてしまったケースの対応が、事前に決められているかどうかもチェックポイントです。

万が一、瑕疵(かし)があった場合の保証の内容も、リフォーム業者を選ぶうえで重要です。トラブルになったときの責任者が、はっきりしているかどうかも合わせて確認しておきましょう。

まとめ

200万円の予算があれば、かなり充実したリフォームを実現することができます。すべて業者まかせにするのではなく、自分が主体となることが大切です。そのためには、どんなリフォームをしたいのか具体的なイメージをもっておくこと。事前にリフォームに関する知識をある程度の仕入れておいたうえで、リフォームしたい内容を伝えることも大切ですね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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