予算1,000万と1,500万のリフォームでできることの違いとは?

予算1,000万と1,500万のリフォームでできることの違いとは?

リフォームを検討する際、多くの方の気がかりとなっているのが費用ではないでしょうか。しっかり予算を設定・用意している方も多いはずです。そこで今回は、1,000万と1,500万それぞれの予算でできるリフォームを特集。リフォームと建て替えそれぞれのメリット、デメリットについても取り上げるので、ぜひチェックしてみてください。


予算1,000万でできるリフォーム内容

Photo by ian dooley on Unsplash

予算1,000万は、内装のスケルトンリフォームが目安

予算が1,000万円の場合、戸建てであれば、内装だけを一新するスケルトンリフォームとなるのが一般的です。スケルトンリフォームとは、基礎と骨組みを残し、古い内装・外装だけを新しく造り変えることをいいます。1,000万円の予算でできるのは、建坪が25坪(82.5平方メートル)ぐらいまでで、外装には手を入れることができません。とはいえ、間取りの変更、設備の取り替えをともなう65平方メートルの戸建てリフォームで、1,000万円におさまった事例もあります。外壁の塗り替え、バルコニーの掛け替え程度であれば、1,000万円の予算で新しくすることができる場合も。

ただし、築40年を超えるような古いお家の場合は、屋根や外装はかなり劣化しているはずです。仮に塗装し直したとしても、内装のみのリフォームでは十分に老朽化を防ぐことは難しくなります。

内装のみの改修となるマンションに関しては、1,000万円でのリフォーム事例が少なくありません。築40年以上のマンション(71平方メートル)にコンクリート打ちっぱなしの天井やステンレスキッチン、輸入クロス、間接照明などを取り入れたケースもあれば、86平方メートルの築古マンションの間取りを3LDKから1LDKに変更した例もあります。

予算1,500万でできるリフォーム内容

予算1,500万なら基礎から外装までフルリフォームが可能

予算が1,500万円あれば、スケルトンリフォームに使用する設備や材料の品質を大きくアップグレードすることが可能になります。例えば、壁を塗り壁にしてもいいですし、壁面収納を設置してもいいでしょう。床材には無垢材を使用し、床暖房を取り入れることもできます。バルコニーを新しく設置し、玄関には靴のためのクロークを。キッチンを流行のアイランドタイプにしたり、洗面所・浴室の面積を大きくしたりすることも可能です。1,500万円あれば、以上すべてを実施することができるでしょう。

また、1,500万円というと、基礎を補修したり地盤の改良を行ったりすることも可能な予算です。耐震性を向上させることができるので、建物の寿命は数十年単位で大幅に伸びることになります。例えば、築40年以上の戸建て(111平方メートル)のリフォームでは、1階のすべて、2階の一部の内装を一新し、ウッドデッキを設置。外壁も塗り替えた上で、耐震効果を大幅に高めました。具体的には、瓦をスレートに変更し、梁や筋交い(建物を強くするための木材)、金物の補強などを実施。リフォーム費は約1,500万円となっています。

間取りを大幅に変更することもできます。リビングを吹き抜けにしたり、階段を新しく架け替えたりすることも可能。テラスやウッドデッキも、無理なく設置できる予算です。

マンションであれば、内装の改修はもちろん、主要な設備のほとんどを入れ替えることが可能。例えば、80平方メートルのあるマンションのスケルトンリフォームでは、内装・設備を刷新した上で、造り付けの収納、ウォークインクローゼット、書斎などを新たに設置。和室を寝室に変更するなど、大幅な改修費用が1,400万円くらいになった例があります。

戸建てなら、リフォームと建て替え、どちらがお得か考えよう

ライフプランや予算で選ぶリフォームと建て替え

戸建ての場合は、リフォームだけでなく、建て替えするという手もあります。どちらを選ぶかを決めるには、それぞれの特徴をおさえた上で、今の生活・今後の生活を考慮した選択が必要です。

リフォームの最大のメリットはコストが安くすむということ。また、使えるものは再利用できるので、建て替えに比べて廃棄物は少なく工期も短くなります。登記の手間も費用もかかりません。

ただし、リフォーム工事では、建物の寿命を十分に長くすることができません。そのため、基礎や建材の状態によっては、また10年後にメンテナンスが必要になる場合もあり、かえって費用がかかるケースもあります。

建て替えのメリットは、今の間取りを変更して、自由に設計できるという点。今ある状態からリフォームすることに比べて、より理想とする家を手に入れることができるでしょう。構造部も新しくするため、耐震性・断熱性を大幅に向上し、建物の寿命を大幅に伸ばすことができます。

ただし、リフォームに比べてコストや工期がかかるのが建て替えの大きなデメリットです。また、一時的に住めなくなってしまうため、場合によっては仮住まいを用意したり、引越ししたりする必要も出てくるでしょう。法律上の制限のため、今よりも小さな家となってしまうケースもあります。

どちらがお得かは、家のコンディションやそこで生活する人のライフプラン次第で変わってきます。向こう数十年でメンテナンスにどのくらいの費用が必要になるのか、5年後や10年度、どんなふうに暮らしているのかなど、生活設計をきちんと立てながら費用対効果をよく検討する必要があるでしょう。

まとめ

1,000万と1,500万の予算が、それぞれ十分なものであるかどうかは、希望するリフォーム次第です。コストを抑えることも大切ですが、ライフプランをよく検討しながら、自分に最適なリフォームにするよう心がけてください。

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
※新型コロナウイルス感染症についての最新情報は、[内閣官房][厚生労働省]妊婦に関する情報[日本小児科学会]幼児に関する情報など公的機関等で発表されている情報をご確認ください。

この記事のライター

夫と二人暮らしのフリーライター。ミニマムでもマキシマムでもない心地いいライフスタイルを目指し、時流にあった家事のあり方を研究中。

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