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2018年10月20日 21:00 更新

クッションフロア張替えリフォームの値段相場は? 人気の種類や注意点

手軽でバリエーション豊富な床材として注目を集めているクッションフロア。耐水性があってお手入れもしやすく、コストも割安なことから、リフォームで取り入れる方が増えてきています。今回は、そんなクッションフロアの張替えにかかる費用をピックアップ。とくに人気が高い種類や、注意点したい点とあわせてご紹介します。

クッションフロアの張替え価格が知りたい!

クッションフロア張替えは「材料費+施工費」

Photo by Gustavo Zambelli on Unsplash

クッションフロアの張替えには、材料費にくわえて施工費が必要になります。張替えに必要な費用は、クッションフロア本体の価格にもよりますが、1平米あたり約2,200~4,500円程度が相場です。

また、クッションフロアを張替えする際は、壁と床の接合部でカーペットなどが剥がれるのを防止する「ソフト巾木」の取り替えも行うことが一般的で、さらに5,000~8,000円の費用がかかることになります。

部屋別のおおよその予算は以下の通りです。

洋室(6畳):3~5万円
和室(4畳):8~11万円
洗面所(3畳):4~7万円
トイレ(1畳):2~5.5円
キッチン(4畳):4~10万円

和室のリフォームが高額となるのは、畳をクッションフロアに変更する場合、下地の張替えも必要になるためです。洗面所の場合、洗濯機などの家電や家具を移動させることになるので、施工費が高価になる傾向があります。トイレに床タイルが使われているケースでは、便器の取り外しが必要に。これもやはり施工費が高くなる要因となります。

費用が安く済む「部分補修」「重ね張り」ってなに?

Photo by Jilbert Ebrahimi on Unsplash

クッションフロアの張替えは、古いものをすべて剥がして新しいものに取り替える「張替え工法」が最も一般的。それ以外にも、よりコストが安くすむ「部分補修」「重ね張り工法」と呼ばれる工法もあります。

このうち「部分補修」とは、既存の床材に問題がある箇所だけを補修するというもの。とくにリビングのように広い部屋の場合に有効な工法です。ただし、補修した後も違和感のない仕上がりにするには既存の床材と似たクッションフロアを探さなくてはなりません。同じものが見つかっても、色あせなどが見られる場合は、補修箇所が目立ってしまう可能性もあります。

「重ね張り工法」とは、既存の床材の上に新しいクッションフロアを重ね張りする工法のことをいいます。解体工事の必要がないため、解体作業にかかる人件費や時間を大幅に削減することができます。廃材が出ないのも魅力です。ただし、クッションフロアを重ねてしまうと、歩行する際にフカフカしすぎると感じる場合があるようです。

人気のクッションフロアを調査!

Photo by Margo Brodowicz on Unsplash

クッションフロアの種類は、明るい印象のものからシックな雰囲気のものまで実にさまざま。好みにあわせて選ぶことができます。とくに人気が高いのは、ウッド調のもの。木の温もりが感じられる落ち着いた空間に仕上がります。石目柄も選ばれているようです。清潔感があるのが特徴で、例えば、大理石風なら上品で豪華な印象になりますし、テラコッタ風ならほどよくナチュラルな雰囲気が楽しめます。

機能面から選ぶという方法もあります。ペットを飼っているお家にありがちなのが、床が滑りやすかったり、傷つきやすかったりというお悩み。ペット対応のクッションフロアなら、滑り止め加工が施され、爪による傷がつきにくい仕様になっています。消臭力も高いため、飼い主・ペットの両方にとって生活しやすい空間が実現します。

小さなお子様や年配の方がいるご家庭には、厚みのあるクッションフロアがおすすめ。一般的なクッションフロアの厚みは1.8mm程度ですが、3.5mmほどあるものもあります。万が一、転んでしまった場合に、衝撃を緩和してくれるので安心です。

クッションフロアに関する注意点

Photo by Erol Ahmed on Unsplash

耐水性に優れていて、付着した汚れを落とすのが簡単。しかも、比較的施工時間が短くてすみ、コストを大幅に抑えることができる便利なクッションフロアですが、注意点もあります。

クッションフロアは他の床材に比べて耐性が劣っているため、使い続けることで経年劣化が生じやすい傾向があります。そのため、長く使い続けて風合いの変化を楽しむというよりは、定期的に張替えが必要ということを覚えておきましょう。

紫外線を多く浴びると剥がれやすくなったり、重い家具をのせておくとへこみができたりすることもデメリット。また、あくまでシートですから、見た目の重厚感に欠ける点も否めません。

クッションフロアは水に強いものもありますが、カビが生えてしまう場合もあります。飲み物をこぼしたり、結露したりしてクッションフロアが濡れてしまったら、すぐにキレイに拭き取ってください。クッションフロアに直接布団を敷いて寝ている場合は、こまめに布団をあげるよう心がけ、湿気がたまらないよう注意しましょう。

まとめ

コスト面や所要時間だけでなく、機能面でのメリットも多いクッションフロアは、家中いろんな場所で使える便利な床材です。デメリットについてもよく理解し、業者さんにも助言をもらいながら、ライフスタイルにあったものを選ぶのがよいでしょう。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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