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2018年11月13日 21:00 更新

キッチン収納のリフォームは3種類! スッキリ収納を叶えるリフォーム術

毎日使う道具がきちんと整理されていなければ、使いやすく快適なキッチンとはいえません。キッチン用品が増えて収納場所にお困りなら、収納リフォームを試してみませんか? 背面収納・吊り戸棚・床下収納と、3種のリフォームのアイデアをピックアップ。それぞれの特徴や費用をまとめました。

3種類のキッチン収納リフォーム! それぞれの特徴は?

キッチンの背面収納リフォーム

Photo by Annie Spratt on Unsplash

キッチンの収納リフォームは、背面収納・吊り戸棚・床下収納の3つに分けることができます。このうち背面収納とは、作業スペースの後ろ、壁面に設置された収納ペースのこと。とくに、対面型キッチンの使いやすさを決める重要なポイントになります。

使い勝手のいい背面収納の一つ目のポイントは、奥行きです。背面収納は作業スペースから近く、よく使用するものをしまっておくことが多くなります。取り出しやすさを考慮するなら、例えば食器を何列も収納できるほどの奥行きがあるものはNG。必要なものをさっと出し入れすることができる奥行きにするのがポイントです。

棚の高さを可変式にするのもおすすめ。背面収納には、食器だけでなくキッチン家電やレトルト食材など、さまざまなものをしまえるようにしておきたいところ。食器なら低め、電子ジャーのような家電なら腰の高さにという具合に、用途にあわせて棚の高さを変えられるのも使いやすい背面収納になります。

三つ目のポイントは、背面収納にどんな扉をつけるかということ。例えば、観音開きや折れ戸の扉にすると、作業スペースの広さ次第では、開閉時にいちいち体をかがめることになる場合も。狭めのキッチンなら、引き戸やシャッタータイプの扉がおすすめ。開閉のためのスペースが不要で、扉を開けたままの状態で作業することも可能です。また、家電をしまうスペースとして利用するのであれば、オープンタイプにするという選択肢もあります。

背面収納のリフォーム費用は、大きさや素材などによって変わりますが、20~50万円がおおよその相場。ただし、これは既製品を使う場合です。サイズを特注すると、通常はさらに高額になります。

キッチンの吊り戸棚リフォーム

Photo by wu yi on Unsplash

吊り戸棚とは、壁面の高い位置に設置する扉付き収納のこと。空間を有効活用でき、後片付けしやすいのが特徴です。ただし、設置位置が高すぎると、物を出し入れするのに踏み台が必要だったり、キッチン道具が落下したりする原因にもなってしまいます。逆に、使いやすさを意識して取り付け位置を低くしすぎると、頭をぶつけるなど、かえって使いづらくなることもあるので注意が必要です。

吊り戸棚のリフォーム費用は、やはり大きさによって変動しますが、扉がガラスかどうかでも変わってくるようです。間口が60cm程度のものであれば、ガラスなしだとおよそ3~4万円、ガラスがある場合で6~8万円ぐらいがおおよその相場です。吊り戸棚を補強して重いものを収納できるようにするリフォームの費用相場は、およそ5~10万円となっています。

キッチンの床下収納リフォーム

Photo by Annie Spratt on Unsplash

スペースに余裕がなくて、調理スペースが十分に取れないなどの場合は、床下収納がおすすめです。床下に収納すれば中身が見えないため、ホットプレートなど大きな調理家電をしまっておくのに向いています。また、収納内部の気温が低いため、非常食や果実酒や味噌といった保存食を入れておくのもよいでしょう。

床下収納リフォームでは、専用のボックスをはめこむことになるため、ある程度の床下スペースが欠かせません。例えば、水道やガスの管が通っている場合など、リフォームできないケースもあるので、事前に設置可能かどうかきちんと調べておくことが大切です。

床下収納のリフォームの費用は、使用する部材がどのくらいになるかによっても変わってきますが、およそ10万円前後が相場です。内訳は、部材費が3万円から5万円程度で、工事費・廃材処分費がそれぞれ3万円程度となっています。

キッチン収納を生かす整理術

Photo by Jarosław Ceborski on Unsplash

せっかくリフォームしてキッチン収納を増やしても、整理しなければ、やはりいずれは飽和状態に。そこで、見た目もスッキリしていて、使いやすいキッチンにするためのコツについてご紹介しましょう。

まず重要なのが、キッチン用品を置く場所。包丁やまな板、計量カップなど使用頻度が高いものは、目の高さから腰の高さまでの範囲に集めておくように心がけましょう。手が届きやすくなることで作業効率が大幅に上がり、片付けもしやすくなります。また、キッチン用品は、それぞれ使用する場所の近くに収納するのがおすすめ。例えば、鍋やヤカンはシンクの下、食用油やオタマ、フライ返しはコンロの付近という具合です。

並べ方にも気を配りたいところです。例えば、シンクやコンロの下の収納では、ファイルボックスを使うことで使いやすさがグンとアップ。お鍋やフライパンなどを重ねず立てて収納することができて、取り出しやすくなりますよ。

不要なものをキッチンになるべく置かないことも大切です。まずはキッチン用品を、毎日使用するもの、数カ月に何度か出番があるもの、1年以上使っていないものに分類してください。そのうえで、1年以上使っていないものは廃棄するか、もしくは別の場所に移動することで、収納スペースを確保しましょう。

まとめ

収納の量や位置が変わることで、キッチンの使いやすさは大幅に向上します。背面や吊り戸棚、床下など、スペースを有効活用した収納リフォームを取り入れて、快適なキッチンを手に入れてみてはいかがでしょうか。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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