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2018年07月14日 21:00 更新

片付けしやすいキッチンとは!? 「台のある所」の使い方

ネットでも雑誌でも、巷には片づけの方法についての記事がたくさんありますよね。でも、気になる方法を試してみたけれど、どうもスッキリしないことってありませんか? 実は、片付けには人によって合う方法と合わない方法があるのでちょっと注意が必要です。今回は、誰にでも使いやすい&しっくりくるキッチンの使い方をご紹介します。

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理想のキッチンって、どんな場所?

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こんにちは。暮らしと食のオーガナイザー、吉井謡子です。

あなたにとっての理想のキッチンは、どんなイメージですか? ネット上や雑誌には、厳選された美しいキッチン用品や食器がディスプレイのように並べられた「美しく整ったキッチン」をよく見かけます。いつも好きなものが見えれば楽しい気持ちになるし、整理整頓されて清潔なキッチンにはつい憧れてしまいますよね。でも実際「美しく整ったキッチン」は、キープするのに労力が必要ですし、必ずしも誰にとっても使いやすいというわけではありません。

また、最近は「断捨離」「ミニマル」「少ないもので暮らす」などのキーワードをよく聞くようになり、こういったモノのないインテリアやキッチンの写真を目にする機会も多くなりましたね。モノを減らして片づけばスッキリしますが、一方で「モノを捨てられない私はダメな人」と、自己嫌悪に陥るケースもあるそうです。

使いやすさ、心地よさは人それぞれ

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けれど、どんな場所を心地よく感じるか、どんな台所が使いやすいかは人それぞれ。価値観も違えば、得意な作業や苦手な作業も人によって違うのだから、片づけの方法も違うはず。キッチンが美しさ重視でなくても、モノが減らせなくてもいいのです。

大事なのは「私」にとって何が心地いいのか、何を優先したいのか、ということ。ただ何かを参考にするのでなく、自分にとっての使いやすさを考えることから始めてみましょう。

誰にでも使いやすいキッチンとは

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キッチン=台所=「台のある所」

それでも、使いやすいキッチンには大前提があります。それはその名の通り、キッチンは「台のある所」であるということ。料理をしたり、盛り付けたり、洗い物をしたり、食器を拭いて片づけたり、買ってきた食材の仕分けや下処理をしたり……。キッチンでの日々のしごとは本当にいろいろありますよね。このすべてをスムーズにこなすには、広い作業スペースが必要です。

キッチンを片づけるとき、特にスペースの小さなキッチンの場合は、できるだけモノを棚や引き出しにしまうようにして、台の上をなるべく広く空けるように心がけてみましょう。もともと台になるような場所があまりない場合は、キッチンワゴンなどを置いて、その上を作業台のように使うのもオススメです。

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わが家のキッチン作業台、便利な使い方

出典: http://livinglikesinging.com

こちらは、わが家のカウンターキッチンの背面に置いた作業台です。現在はトースターは処分し、ミキサーは片づけたので、さらに作業台として広く使えるようになっています。買ってきた食材を一時的に置いたり、洗って拭いた食器を乾かしたり、料理のときに食材を計量したり……。広い台があると何かと便利です。

配膳トレイを活用して配膳や後片づけを時短

わが家で、特にこの作業台が活躍しているのは、配膳と食後の後片づけです。以前は、盛り付けた料理を置くスペースが十分になく、よそうそばから対面キッチンの狭いカウンターの上に料理を並べて「誰か取りに来てー」と、家族を呼んでいました。けれど、台の上のモノを片づけて作業台として使うようになったら、すべての流れがとてもスムーズに。

出典: http://livinglikesinging.com

必要なのは、家族の人数分の食事用トレイ。これを作業台に並べ、料理を盛り付けたうつわをすべてセットしてから、家族それぞれが食卓に運びます。すると忙しい朝にもとても楽だし、後片付けもそれぞれが自分で作業台に下げるだけなのでとても簡単。この方法、配膳と片づけの時短になるので本当におすすめです。

わが家では、この作業台を台所に置くために大きなキャビネットは置いていません。食器棚はダイニングに置いて、毎日よく使う食器だけ、台所の作業台の下に収納しています。収納スペースが少ないので、モノをこれ以上増やさないよう気を付けています。

まとめ

皆さんにとっての理想のキッチンを、イメージできましたか? 理想のキッチンを目指して片づけをするとき「台(作業スペース)を広く取る」ということを、ぜひ意識してみてください。きっと台所しごとが、スムーズに流れるようになりますよ。

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