住まい 住まい
2018年10月25日 21:00 更新

水まわりリフォームに関する不安は? 費用や業者選びのギモンを解決

お家のなかでも、とくに水まわりは劣化しやすい部分。長く使ううちにどうしてもくたびれてきてしまうため、リフォームしたいと考える方が多い場所です。そこで、水まわりのリフォームにかかる費用の相場をチェック。リフォーム代の見積書の見方やリフォームする上での注意点、さらに、お得にリフォームする方法などについてご紹介します。

水回りのリフォーム場所は? 相場も合わせてチェック

キッチン

Photo by Jordan Sanchez on Unsplash

キッチンリフォームのおおよその予算は、50~150万円くらいを見ておきましょう。どのようにリフォームを行うかにもよりますが、リビングに背を向けたかたちになる旧式タイプのキッチンを、対面式やオープンキッチンへ交換するには100万円~必要になります。

逆に、少ない予算でキッチンのリフォームを考える場合、10~30万円くらいを見積もっておくと◎。ガスコンロや照明、蛇口や流し台を最新式にするなど、キッチン全体ではなく一部に手を入れるだけでも使い勝手は大幅に向上するものです。

浴室

Photo by Jared Rice on Unsplash

浴室のリフォーム相場は、50~100万円。浴槽を新調し、タイル全体をシートタイプのものに変更することで、空間の雰囲気を新しくすることができます。50万円強ぐらいのリフォームでは、タイルか浴槽のいずれかを最新式にすることが可能に。

50万円以下でも、場合によってバリアフリー化することが可能。浴槽に手すりを付けられるので、お年寄りがお風呂場を快適に利用する助けとなります。これぐらいの予算なら、浴室乾燥機を設置するというリフォームも人気です。

トイレ

Photo by Filios Sazeides on Unsplash

トイレは、5万円ぐらいの予算からリフォームできます。クロスを張り替えたり、床をクッションフロアに交換したりできるほか、最新式のウォッシュレットを設置することも。50万円程度の予算があれば、全体に手を入れて空間をガラリと変更することも可能です。

洗面台

Lazy dummy

洗面台は、10万円までのリフォームが多いようです。少ない予算でも洗面化粧台を新しいものに換えられるので、洗面室全体のイメージをリフレッシュするのに十分です。50万円程度の費用をかけるなら、デザイン性に優れた洗面ボウルを取り入れたり、新しく収納棚を設置したりすることも。

【見積書の見方】水まわりリフォーム代の内訳

Photo by Dan Watson on Unsplash

水まわりリフォームを依頼する際は、内訳をきちんと確認できるようにしておきたいもの。水まわりのリフォーム代の内訳や、見積書に書かれている言葉の意味について簡単に解説します。

見積書には、普段聞き慣れない言葉がたくさん使われているものです。しかし、次に挙げる言葉の意味さえわかれば、大体のところが把握できるでしょう。

・解体工事費
古い設備を取り除くのにかかる費用です。解体するスペースの広さや必要な人数、日数などで価格が決まってきます。

・木工事
大工さんが行う仕事の総称です。古いキッチンをオープンキッチンに変えたり、石膏ボードや柱を撤去・設置したりするのにかかる費用を指しています。

・内装工事
天井や床、壁を仕上げるのに必要なのが内装工事。主なものとして挙げられるのが、クロス貼りです。クロスの代金や施工費が含まれます。

・給排水工事
給水や排水のための配管工事の総称です。配管の長さや、折れ曲がっている箇所の多さ次第で金額が上がります。

・設備機器工事
システムキッチンや浴槽、トイレ、洗面化粧台などの機材費と、施工にかかる費用が該当します。

水まわりリフォームの注意点

Photo by NeONBRAND on Unsplash

水まわりリフォームは、設備費用が高額になりがちです。そのため、設置するものは実物を事前に見たり触ったりしておくことが大切です。やはりショールームへ足を運ぶのがおすすめ。ショールームには最新の設備が展示されていて、実際に体験することもできます。

例えばシステムキッチンであれば、お料理するつもりでそばに立って高さが合うかどうか確認してみましょう。いつもお料理している要領でフライパンを軽く振ってみてもいいですね。浴槽の大きさをチェックするなら、なかに入ってみたり、便器だったら、便座に座ってみたりしましょう。あるいは、ショールームの来場者向けのトイレを利用するのもおすすめ。最新式のトイレを設置していることが多いので、水ハネなど、実際の使用感を肌で感じることができますよ。

水まわりのリフォームは、ほんの少しの差がものをいいます。面倒に思っても、ぜひチェックしてみてください。

また、水まわりをリフォームするタイミングがあります。それは、築15年から25年ぐらい。タイルを貼った浴槽などは、15年から20年ほどで土台や下地材が腐食し始めるといわれているためです。

腐食をしたまま放置すると、そのあと構造部にまで腐食が達する恐れがあり、補修するための費用が余計にかかってしまうことにもなりかねません。また、設備自体が故障したわけではなくても、使っていて快適さを感じられなくなってきたときがリフォームのタイミングだといってもいいですね。

水まわりをお得にリフォームするには?

Photo by Issam Hammoudi on Unsplash

水まわりを賢くリフォームするなら、まとめて工事を依頼するのがおすすめです。というのも、関連する工事を一緒に行うことで効率がアップするため、いろんなコストを削減できるからです。

水まわりは、機材費が60%とリフォーム代金の多くを占めています。機材をまとめて仕入れることができれば、割引率がアップするというわけ。また、工事のボリュームが大きくなればなるほど、工事にかかるコストを調整しやすくなるため、全体的なコストダウンにつながります。

とくに、洗面所と浴室、給湯器は、工事が密接に関連しているため、同時にリフォームすることで工事費を大幅に節約できます。それを見越して、リフォームを提供している業者では、水まわりの工事をパックにしたプランを用意しています。

また、リフォームを適正価格で行ってもらうには、複数社に見積もりを出してもらうこと! 工事にかかる適正価格が把握できるためです。また、見積もり依頼時の対応をじっくりと観察すれば、優良なリフォーム業者とそうでない業者とを見分けることもできるはず。

まとめ

お家のなかでもとくに劣化しやすい水まわりのリフォームは、適切なタイミングで行うことが大切です。複数の業者に査定依頼したり、まとめて工事したりして、水まわりリフォームを実現し、快適な環境を手に入れてください。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

PICK UP -PR-

関連記事 RELATED ARTICLE

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-