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2018年10月13日 07:00 更新

予算300万円のリフォームでどこまでできる? 実例を参考にしたプランの立て方

子どもの成長などライフステージの変化や、家の老朽化によって、リフォームを考えることがあるでしょう。リフォームは、予算によってできることが大きく変わってきます。では、予算300万円の場合、どこまでリフォームできるでしょうか? 今回は、300万円でできるリフォームとその実例について見ていきましょう。

予算300万円リフォームの目安は?

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家の中一箇所の大掛かりなリフォームが可能

リフォームにかかる費用の相場は、リフォーム内容によってさまざま。ただ、家全体をフルリフォームするには、1,000万円程度かけている人が多いと言われています。予算300万円の場合、フルリフォームはなかなか難しいですが、家の中の一箇所を選んで、その部分のみ大掛かりなリフォームをすることは可能です。例えば、300万円あれば、壁に付いているキッチンを対面キッチンやアイランドキッチンに変えるなど、水回りの場所を移動することだってできます。

300万円で間取りを変更

「子どもに自分の部屋を作ってあげたい」「別々に分かれているリビングとダイニングをくっつけて、部屋を広く使いたい」など、間取りを変更するためにリフォームを行うということもあるでしょう。

壁を新たに作って部屋を分けたり、壁を取り除いて部屋をつなげたりするのにかかる費用の相場は数十万円程度なので、300万円あれば家全体の間取りをまとめて変更することもできそうです。キッチンとダイニング、リビングをつなげて、広々としたLDKにリフォームする場合は、100~300万円が相場です。

一戸建ての外壁リフォームも

Photo by Alex on Unsplash

一戸建ての場合、年月が経過するとどうしても外壁が色褪せたり傷んできたりするもの。予算300万円なら、外壁の全面張り替えも叶います。

リフォームパックで家中リフォーム

予算300万円のリフォームは、フルリフォームというよりは家の中で一箇所に絞って行うのが基本。ですが、「リフォームパック」を利用すれば、できるだけ多くの場所を予算に合わせてリフォームすることだって可能です。

例えば、300万円のリフォームパックを利用すると、システムキッチンや浴室・トイレ・洗面所など、水回りの交換、給湯器や浄水器の設置、照明器具の交換、クロスの張り替えなど、室内の改装と窓ガラスの交換などをまとめて行うことができます。「家全体を万遍なくきれいにしたい」という場合には、リフォームパックを活用するのもおすすめです。

暮らしが激変する!? 300万円リフォームの実例

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リビング

「リビングの隣に和室があるけれど、物置のようになっていて、あまり部屋を有効に使えていない」
そんなときは、和室をリビングに合体させて、広い洋室のリビングにリフォームしてはいかがでしょうか。広々としたリビングには、たっぷり入る収納も作ることができて、部屋がすっきり片付くようになるはず。

キッチン

Photo by iAlicante Mediterranean Homes on Unsplash

300万円でキッチンをリフォームすれば、憧れのアイランドキッチンにすることも可能。お子さんと会話しながら食事を作ったり、家族で一緒に調理台を囲んで料理を楽しんだりできます。キッチン周りの家具の置き場所を工夫すれば、動線もスムーズになって家事がもっとはかどりそう。

家中の天井・壁をまとめて改装

壁や床、天井の傷みが気になる場合は、家中の部屋と天井のクロスを張り替えるのも良いでしょう。ついでにリビングのフローリングも張り替えれば、家の中が新築時のきれいさを取り戻します。300万円あれば、3LDKくらいのお宅なら、300万円でほとんど全ての部屋の壁と天井の改装ができますよ。

リフォームプランの立て方

Photo by Studio Ease on Unsplash

どこを優先するかを絞り込む

予算300万円のリフォームは、できることに限りがあります。「あれもこれもしたい!」と思う気持ちはあるかもしれませんが、やりたいことを全て行うのは難しいですし、いろいろしようとすると、全部が中途半端になってしまうこともあります。予算が限られている場合は、どこを一番リフォームしたいのか、どこが特に傷んでいるのか考え、優先順位を決めてリフォームプランを立てるようにしましょう。

リフォームの支払い計画もしっかりと

リフォームにはお金がかかるもの。300万円もの大規模なリフォームを行う場合、一度に支払うのが難しく、ローンを利用しようと考えている人もいるのではないでしょうか。

リフォームの際に利用できるローンは、住宅ローンとリフォームローンです。リフォームローンは、住宅ローンとは異なり、300万円以内なら担保がいらず、審査も比較的通りやすいです。ただし、リフォームローンは、住宅ローンより金利が高く、また返済期間も短く設定されているため、利用する場合は支払い計画をしっかりと立てるように注意しましょう。

まとめ

リフォームは、予算によってどこまでできるかが変わります。予算300万円の場合は、リビングやキッチン、外壁など、家のどこか一箇所に絞ってリフォームをするというのが主流です。限られた予算内で納得のいくリフォームができるように、まずは優先順位を決めることから始めましょう。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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