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2020年10月28日 19:12 更新

いちごの簡単な育て方!家庭菜園の栽培スケジュールとコツとは?

果物の中でも人気の高いいちごは、もちろん家庭菜園でも大人気! 今回はそんないちごをベランダガーデニングで育てるコツや方法をご紹介します。いちごはいつから育てればいいのでしょうか? 甘いいちごが育つポイントや気をつけたい点も合わせて、チェックしていきましょう。

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ガーデニング・家庭菜園のスケジュール【いちご編】

Photo by Johnny Martínez on Unsplash

育てやすいいちごの品種とスタート時期は?

いちごといえば、5月〜6月に旬を迎えるイメージがありますよね。4月に入ると、ファミリーレストランやコンビニなどいろんなところでいちごフェアを実施しているのを見かけます。

いちごにはそんな旬の時期がある「一季なりいちご」と、季節を問わず収穫できる「四季なりいちご」の2種類あります。家庭菜園ビギナーにおすすめなのは「一季なりいちご」。四季なりいちごは年中収穫が楽しめるメリットがあるものの、こまめなお世話が必要で手間もかかるので初心者には不向き。家庭菜園ビギナーはまず、一季なりいちごの栽培から始めてみましょう。

一季なりいちごは、10月頃から植え付けをし、5月初旬から6月にかけて収穫を行います。「宝交早生」や「カレンベリー」などは、丈夫で病気にも強く、育てやすいと人気の品種。ホームセンターのガーデニングコーナーで購入することができますよ。

いちご収穫までの育て方

Photo by Christian Widell on Unsplash

用意するもの

・プランター
・培養土
・苗
・スコップ
・じょうろ
・肥料(効果的に養分が行き届くので、いちご栽培専用の肥料を使うと◎)

プランターは一般的なものでもいいですが、初心者の方はストロベリーポットと呼ばれるいちご専用の鉢もおすすめです。

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一番上の親口の苗を入れ、成長して伸びてきたランナー(匍匐茎のこと)を下部にあるポケットに入れ、そこで子苗を作ります。ストロベリーポットを使えば狭いベランダのようなスペースでも効率的にいちごを栽培することができますし、ポケットのおかげでせっかく実ったいちごが地面につき、傷んでしまう、なんていうことも防げます。

いちごの苗の植え付け

まずプランターに培養土を入れましょう。だいたいプランターの半分くらいまで入れたら、いちごの苗を植え付けます。葉の付け根(クラウン)が、埋もれないよう注意してください。このクラウンが埋もれてしまうと中心部分に水が溜まってしまい、腐ってしまう可能性があります。クラウンは地上に出るよう浅く植えるようにするのがポイントです。また、プランターは日当たりがいい場所に置くようにしましょう。

水やりの頻度は、土が乾いたら行う程度でOK。あまり頻繁に水やりをしてしまうと、根が腐ってしまう恐れがあります。

収穫するまでのお世話は?

いちごは栽培期間も長期なため、はじめに使用した培養土だけでは養分が不足してきます。そのため収穫までに追肥を行いましょう。

追肥のタイミングですが、一回目は苗を植えてからだいたい1カ月を過ぎた頃、二回目は翌年2月〜3月頃に追肥をします。3月下旬から徐々に花が咲き始めてくるので、もし受粉をサポートしてくれる虫たちの姿をあまり見かけない場合は、耳かきや大きめの綿棒などを使って花の中心部をトントンと叩き、受粉の手助けを行ってあげましょう。

植え付けから約半年後に収穫が始まります。いちごが大きく赤く成長してくると、鳥に狙われやすくなるので、ネットやシートなどでガードして、大切ないちごたちを守りましょう。

ガーデニング・家庭菜園のポイント【いちご編】

Photo by Farsai C. on Unsplash

甘いいちごを育てるコツは?

栽培期間が長いいちご、頑張ってお世話をして、ようやく実った赤い実を口いっぱいにほうばってみると……「すっぱい! 甘くない」とショックを受けた方も少なくないと思います。プロ並みの甘さを出すことは難しいものの、家庭菜園でもポイントやコツを押さえれば、甘いいちごを育てることは可能です。

まずは、もともと甘みの強い品種を選ぶこと。「カレンベリー」「あまおう」「夏姫」「さちのか」などがおすすめです。さらに、養分をしっかり実に集中させるのがポイント。いちごの苗は成長すると花を咲かせ、それが実になるのですが、この花がすべて実になるとひとつの実に届く養分が分散されてしまい、結果、実が小さく甘みも少なくなってしまいます。摘花し、花は3〜5輪程度に残るようにしましょう。

いちごの家庭菜園で気を付けること

いちご栽培には今回ご紹介した「秋植え」のほか、5月中旬〜6月に植える「春植え」もあります。しかし、いちごは暑さと乾燥に弱い上、春植えの場合は害虫や病気の発生も多いです。そのため、初心者は秋植えがおすすめです。過度な水やりは厳禁ですが、冬でも表面の土が乾いたら水やりを行うようにしましょう。

まとめ

いちごは良い苗を選べば、ベランダ菜園でもしっかり育ってくれます。良い苗の見分け方は、葉の裏側にあるクラウンの太さと茎の丈夫さ。そして「ウイルスフリー」と書かれた苗を購入するのがコツです。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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