住まい 住まい
2020年10月28日 19:10 更新

家庭菜園で作るジャガイモ栽培のスケジュールとポイント

冷蔵庫の中でも定番のストック野菜「じゃがいも」。日持ちしやすく料理のアレンジもしやすいじゃがいもは、主婦の強い味方ですよね。実は、じゃがいもは、それほど手間をかけなくても比較的簡単に栽培することができると家庭菜園でも人気の野菜の一つ。今回は、そんなじゃがいもの栽培についてご紹介します。

ガーデニング・家庭菜園のスケジュール【じゃがいも編】

Lazy dummy

じゃがいも栽培のスタート時期は?

じゃがいもの植え付け時期は春(3月〜4月中旬)と秋(8月下旬〜9月)の二回。ですが、秋の植え付けは残暑の厳しさや冬の寒さでじゃがいもが大きく育ちにくいため、初心者は春に植え付けを行うのがベターです。

じゃがいも栽培で用意するもの

・プランター(じゃがいもは根が伸びるので、深さは30cm以上あるものを選ぶのがオススメです)
・培養土
・タネイモ
・スコップ
・じょうろ

じゃがいもを栽培するために必要なのが「タネイモ」。12月下旬から市場に出回り始めますが、あまり寒すぎる時期に購入するとタネイモが腐ってしまう可能性があるため、できれば3月に入ってあたたかくなってきた頃に購入するのがオススメ。品種ごとの育てやすさの違いは、そこまでないのですが、そのまま植え付けできるぐらいの小さなタネイモを選ぶのがポイントです。

じゃがいも収穫までの育て方

Lazy dummy

じゃがいもの植え付け方

じゃがいもは植え付けをする前に、まず「芽出し」を行います。必ず必要な行程ではないですが、この芽出しを行うことによって、そのあとの生育状態がよくなります。植え付けをする2〜3週間前には行うようにしましょう。

やり方は毎日朝から日没まで、日光が当たる位置にタネイモを並べるだけ。緑や赤、紫色の芽がタネイモから出てきたら、芽出しが完了した合図です。

芽出しを終えたタネイモを、水はけのよい場所に植え付けましょう。もし、芽出しの時点で約50g以上の大きさになっていたら、40g程度の大きさになるよう必要に応じてカットするようにしましょう。

植える深さは、あまり深すぎると芽が出にくくなるため、10cm〜15cm程度が目安です。

じゃがいもの育て方・収穫方法

大きなじゃがいもに育てるために、欠かせないのが「芽かき」の作業。じゃがいもの芽がある程度育ってきたら、生育状態のいい芽を数本残して、残りは抜いてしまいましょう。そうすることで栄養が分散するのを防ぎ、じゃがいもの実も大きく育ちます。

一回目の芽かきが終わったタイミングで「土寄せ」を行いましょう。土寄せとは、植物がある程度育ったところで土をかけてあげる作業のこと。この時に追肥を混ぜてあげるとより効果的です。草丈が30cm程度に成長したら、もう一度土寄せを行うと◎。

3月〜4月に植え付けたタネイモの収穫時期は6月ごろ。葉の色が枯れ始めたら収穫のサインです。土が湿っているとうまくじゃがいもを掘り出すことができないので、収穫する時は天気がよく、土が乾いている状態のタイミングに行うようにしましょう。

ガーデニング・家庭菜園のポイント【じゃがいも編】

Lazy dummy

専用のタネイモを使おう

冷蔵庫に入れていたじゃがいもから、気づけば芽が生えてきたことありませんか? そのじゃがいもを「このまま土に入れれば、栽培できるんじゃ……」と思ってしまいがちですが、これはNG! 芽が出たからといって、もともと食用で購入したじゃがいもを栽培に使うのは控えたほうがいいでしょう。

栽培用として販売されているタネイモは、「植物抗疫法」が定める厳しい検査をクリアしています。一方で、放置して芽が出たじゃがいもは病気にかかっている可能性もあり、生育状態が悪く収穫に至らないケースがほとんどです。じゃがいもを栽培する場合は、ホームセンターなどで販売されている「専用のタネイモ」を使うようにしましょう。

じゃがいもの家庭菜園で気を付けること

せっかくじゃがいもを家庭菜園で育てるのであれば、たくさんの量、そして大きく育って欲しいですよね。じゃがいもをたくさん収穫するためには、

・タネイモの芽出しをしてから植えること
・芽かきをして、栄養を十分に行き渡らせること
・土寄せをしっかり行うこと
・タネイモを腐らせないようにすること
・早すぎる時期に収穫しないこと

がポイントです。「たくさん育って欲しいから」と、つい水やりをたくさんやってしまいそうになりますが、じゃがいもはもともと水分には弱いため、過剰な水やりは厳禁。タネイモを植え付けた直後のみたっぷり水やりを行い、その後は土が乾いたら水やりを行う程度で十分です。じゃがいもは水やりの頻度が多すぎると腐ってしまう可能性があるため、やや乾燥気味に育てるといいですよ!

まとめ

収穫の時期、根にたくさんついたじゃがいもを掘るのは童心に返ることもでき、とっても楽しいですよね。子どもと一緒に育てれば、食育にもつながります。プランターが手元にない場合、厚手の袋でも栽培することができるので、ぜひチャレンジしてみてください♪

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

PICK UP -PR-

関連記事 RELATED ARTICLE

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-