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2020年10月28日 18:58 更新

【専門家が解説】冷凍庫収納のコツは「立てる収納」?

食費節約のために食材の冷凍保存をしていても、なかなか使い切れなかったり収納に困すること、よくありますよね。冷凍庫にキチンと収納することで、節約上手にもなるメリットがあります。今回は、そんな冷凍庫収納についてご紹介します。

こんにちは。マスターライフオーガナイザーのはやさかひろみです。

みなさんのお宅の冷凍庫には、どんな食材が入っていますか? 冷凍庫は食材が長持ちして便利ですが、安い時期にまとめ買いしたり、夕飯の残りものを冷凍したりするなど、いろんなものをついつい詰め込んでしまいがち。結果、何が入っていたか忘れてしまったり、同じようなものをたくさん冷凍していた……なんてこともあるのではないでしょうか。

今回は、節約にもなる! 冷凍庫の整理収納テクニックをお伝えします。

冷凍庫の使い方

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冷凍庫収納の基本

冷蔵庫の場合は詰めすぎると冷気が流れず、よく冷えないため食材が傷みやすくなりますが、冷凍庫は実はその逆。きっちり詰めて収納すればするほど、お互いがお互いを冷やすことになり、冷やす効果が高まります。

冷凍なら食材の長期保存が可能ですが、そうは言っても冷凍焼けしてしまったりニオイがつく前に、2週間以内を目安に消費するのがベストです。

素材が新鮮で、おいしいうちに冷凍するのもポイント。用途に合わせて小分けにして冷凍すると、使うときにも便利です。また、食材の乾燥や酸化を防ぐとおいしいまま冷凍ができますので、空気に触れないようにぴったりラップをしたり、ジッパー付きの保存袋を使うなど工夫をしてみてくださいね。

冷凍庫収納のコツ

Lazy dummy

長期保存が可能になる食材の冷凍ですが、冷凍庫の収納方法によっては食材が迷子になってしまい、劣化してしまうことも。

そのようなことを防ぐ冷凍庫収納のコツは、「立てて収納」すること。

平置きで積み重ねてしまうと、下の方の食材は何が入っていたかわからなくなってしまいます。収納する際は、肉、魚、野菜などの種類別にしたり、メインおかず用、副菜用などの用途別にするなど、使う人がわかりやすい分類で収納するとよいでしょう。早めに食べ切りたいものを手前にしておくのもわかりやすいですね。

また、冷凍庫の中についている浅い引き出しはスペースを空けておくのがオススメ。冷凍前は立てて収納しにくいものも、この引き出しの空いているスペースで冷凍し固まってから立てて収納するようにすると収まりがよくなります。

よくやってしまいがちな注意点としては、買ってきた容器のまま冷凍してしまうこと。面倒でもラップに包み、ジッパー付きの冷凍保存袋に入れたり、冷凍保存用容器を使って冷凍するようにしましょう。

肉や魚などは使う分だけ小分けにしてラップに包み、2週間後を消費期限として日付と食品名を書いておきます。野菜は茹でたり切ったりして下ごしらえをした上で冷凍しておくと、お味噌汁の具などにすぐ使えて便利ですよ。えのきなどのきのこ類も、冷凍することでさらに旨み成分がアップします。

冷凍庫を活用することで得られるメリット

安い時期に食材をまとめ買いして冷凍すれば節約に

Lazy dummy

食材を安いときにまとめ買いして冷凍しておくと、買い物の回数も減らすことができて節約にもつながります。スーパーのチラシを事前にチェックしておいて、まとめて買うタイミングを決めておくと、忘れずに済みますね。

まとめ買いした食材は、小分けにして冷凍しておきましょう。料理するときに一回分ずつ取り出せるので、使いやすくなります。余裕があるときは小分け+下ごしらえをして、冷凍しておくといいですね。

下ごしらえして、朝食用・夕食用などと分けて冷凍

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冷凍庫収納のちょっとした工夫で、ご飯の支度が時短できる方法があります。それは、下ごしらえした食材を「朝食用」「夕食用」「お弁当用」などとあらかじめ分けて収納しておくこと!

いくつか引き出しがある冷凍庫なら引き出しごと、大きなスペースがひとつしかない場合はカゴなどで仕切って収納します。冷凍庫をガザゴソ探したり、あちこちの食材を出し入れすることなく、迷わずすぐに取り出して調理することができます。

まとめ

冷凍庫収納を見直し工夫することで、調理の時短や食材の節約にもつながります。迷子になって使い切れない食材をなくせば、環境にも優しいですね。今回お伝えしたポイントを参考に、各ご家庭での使い方に合わせた冷凍庫収納を試してみてくださいね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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