衣装ケースのリメイク方法！　おしゃれアイテムに変える3つの実例

プラスチックの衣装ケースには利点がたくさん。半透明のものなら中身がうっすらと見えるため、いちいち開けて確認しなくてもどこに何が入っているかすぐにわかります。また、光を反射するのでどこに設置してもあまり圧迫感がありません。狭い部屋などではとくに重宝しますね。

ところが、そうした利点が、場合によってはデメリットにもなってしまいます。例えば、子どものおもちゃを片付けるために使用する場合など、ごちゃごちゃした中身がそのまま見えてしまうことに。リビングやキッチンなど、人目に付く場所では確かに使いづらい面がありますね。

また、クローゼットや押入れのなかで使う場合は、きれいに並べて収納しているつもりでも、収納物の色や大きさがまちまちなため、どうしても統一感がなく美しくないと感じる人も少なくありません。

手頃な価格で購入できる衣装ケース。狭い場所におくことができるし、縦に重ねて使うこともできるなど、自由度が高いのも特徴です。手軽で便利だから、家中のいろんな場所で活躍してくれます。

ところが、シンプルなデザインとはいえ、部屋のインテリアにうまくなじんでくれない場合も。例えば、木製の床、オシャレな幾何学模様のラグ、鮮やかな色合いのファブリックを使ったソファやチェアなどが特徴の北欧風インテリア。全体的に温もりを感じるようなもので統一しているので、衣装ケースのプラスチックの質感は浮いてしまいます。

また、スタイリッシュな木製の調度品を使ったナチュラル＆モダンな雰囲気のインテリアにも、どこか不似合い。衣装ケースは、デザインがシンプルだからといってどんなインテリアにもフィットするわけではないのです。

そんな衣装ケースとインテリアにまつわるお悩みも、ちょっとしたリメイクが解決してくれます。リメイクといっても、とっても簡単。用意するのは、衣装ケースの前面と同じ大きさのシートとテープだけ。

まず、好みのイラストやデザインをあしらったA4サイズ程度のシートを用意します。あとはこれを衣装ケースの前面にちょうど収まるようにハサミやカッターで切るだけ。

ちょうどいい大きさにカットするには、まずシートを衣装ケースに合わせ、段差がある場合は段差に合わせて折り目をつけていきます。両サイドと下をテープで固定し、余ったシートをきれいに切ります。A4で大きさが足りない場合は、いったん不要な紙で型紙を作り、型紙に合わせて紙をカットするとよいでしょう。

こんなふうに目隠しシートを入れるだけで、無機質だった衣装ケースの雰囲気がずいぶんと見違えますよ。

衣装ケースの枠組みはなにげに存在感があって、これが主張しすぎているせいでインテリアになじまない場合があります。そんな場合は、枠組み部分にマスキングテープを貼ってみて。

枠組みに沿ってマスキングテープを貼って、はみ出た部分をカットするだけ。これだけでかなり雰囲気が変わるから不思議。インテリアや好みに合わせて、好きなカラーや柄のマスキングテープをお選びください。

衣装ケース前面の外側に、ベニヤ板を貼るという手もあります。例えば、枠組み部分に黒いマスキングテープを貼れば、モダンで男前風な雰囲気に。

ただしベニヤを貼る場合、取っ手が隠れてしまいます。使いやすい位置に金属製のハンドルをつけると、以前に増して使い勝手がよくなりますよ。

べニア板を用意するのが難しい方は、インテリアシートを貼るのがおすすめ。衣装ケースすべてに同じインテリアシートを貼ってもいいですし、段ごとに違うシートを貼っても素敵です。衣装ケースに取っ手が付いている場合は、取っ手を避けてシートを貼ると、本来の使いやすさをキープできます。

お手頃価格で使い勝手のいい衣装ケース。デザインが無機質なのが気になる場合は、ちょっと一手間を加えるだけで、自分好みにリメイクできます。ぜひ参考にして、より過ごしやすいインテリア作りにお役立てください。