【専門家テク】リビング収納の4つのコツと8つのおすすめアイテム
つくりつけ収納が少なく、コンパクトな間取りも多い賃貸住宅。収納に頭を悩ませますよね。でも、あきらめないでください! 少しの工夫で収納を増やしたり、インテリアを楽しむことができるんです。ここでは、賃貸でも真似できるリビング収納のコツを紹介していきます。
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こんにちは! 整理収納アドバイザーの三吉まゆみです。
賃貸住宅にお住まいのみなさん、収納にお困りではありませんか? 収納スペースが少なく、コンパクトな間取りの家が多い賃貸住宅。おまけに、賃貸ならではの制約もありますよね。
特にリビングは、家族が集まる場所ということもあり、ごちゃごちゃしてしまいがち。上手に収納しなければ、モノであふれてしまいます。
今回は、賃貸物件の限られた収納スペースを上手に使うために、リビング収納のコツを紹介していきますよ。
賃貸もOKなリビング収納のポイント
今のリビングスペース、無駄に使っていませんか? 限られたスペースの賃貸リビングを広く使うには、きちんと収納することが大切です。ポイントをまとめましたので、一緒に確認していきましょう。
収納アイテムを活用する
スペースを無駄にする原因は、収納する場所に対して、モノをしまう場所が決まっていないこと。引き出し一つとっても、そのまま入れると、引き出すたびにモノが動いてしまいます。モノの場所を決める=収納アイテムを使って、フィットさせることにより、スペースを有効に使うことができます。
【収納アイテム】引き出し
引き出しに、仕切りの付いたボックスをイン。上から見たときに、中に入っているものが見渡せるようになるのがメリット!それぞれのモノに対して、場所が決まるので、引き出すときに動いてごちゃごちゃになる心配もありません。
気をつけたいのが、モノを重ねてしまわないこと。重ねてしまうと、下に入っているものが見えなくなってしまうので、「中に入っているものが見渡せる」というメリットが台なしになってしまいます。
【収納アイテム】ボックス、かご
ボックスやかごを使うことによって、まとめて収納でき、外からモノを見えなくすることができます。リビングにモノが多くなると、自然と雑然な雰囲気になってしまうので、ボックスやかごを使ってカモフラージュすることができるのです。
ボックスやかごは、用途別、頻度別にセットでまとめておきましょう。例えば、梱包グッズとして、袋、はさみやのり、テープ、マジック、宅急便の伝票などをまとめたり、工具を一つのボックスにまとめたり、お子さんの育児セットなどをまとめておくのも良いですね。
中が見えないタイプを使う場合は、外側にラベリングをしておくと、家族みんながわかりやすいですよ。
【収納アイテム】フック
コンパクトな家では、空中も有効活用しましょう!
むやみになんでもかんでも引っ掛けて収納するのは、ごちゃごちゃして見た目が悪くなってしまうので、よく使うものだけを厳選してフック収納に。
S字フックや画鋲タイプのフック、シールフックなどがあります。壁に穴をあけないタイプもあるので、賃貸では活用していきたいところですね。アクセサリーや、掃除グッズなど、頻繁に使うものの収納にもおすすめです。
色合いを統一する
収納アイテムを選ぶうえで大事なのが、色合いをそろえるということ。
色合いを統一することで、見た目がスッキリし、インテリアにもなじみます。ベーシックな白、黒、シルバー、木の色などに絞ると、それだけでまとまって見えますよ。
3色以内にそろえると統一感が生まれるので、部屋を見直すときは、色合いもぜひ意識してみてくださいね!
床に物を置かない
脱いだ洋服やバッグ、本、買い物袋など、つい床置きしていませんか?
モノで埋め尽くされると、床面積が狭くなり、見た目も狭い部屋に感じてしまいます。床置きのものがある方は、まずはそれをなくしましょう。
床置きの原因は、収納スペースが定まっていなかったり、収納場所が使う人に合っていなかったり、使いにくい場所にあったりするなどが挙げられます。
自分の行動と収納をセットで考えてみて、床置きしてしまう原因と向き合ってみましょう。
使いやすい収納を意識する
収納アイテムをいくらそろえても、それが住む人と合っていなければ散らかってしまいます。
どこに収納すればラクか、どんな収納アイテムを使えば出し入れしやすいか、自分や家族の行動を客観的に見て収納を考えてみましょう。
まず、リビングではどんなことをしますか?
「本を読む」「お子さんが勉強をする」など、家庭によって違うと思いますが、リビングですることをベースに、収納するものを決めていくのがポイント。
つまり言いかえれば、リビングで使わないものは、リビングに収納しないということ。本当にこの場所にあるべきものなのか、一度見直してみてくださいね。
それから、しまう場所の高さや、そのモノを取り出すまでの手間はどうでしょう?
よく使うものなら、腰から目線の高さに収納スペースがあることが第一です。これはその人の身長などによっても違うので、お子さんならお子さんの身長に合わせて低い位置に、大人なら大人の身長に合わせて考えてみてくださいね。
リビングに置きたい収納アイテム
賃貸のリビングでは、モノをしまう家具選びも重要です。リビングで何をするかに合わせて、収納するものの量、大きさをイメージし、家具を選びましょう。重厚感のあるものは、部屋を狭く見せる原因となるので、なるべくNG。収納するモノの家具自体も、すっきり見えるものを選びましょう。
【収納家具】収納棚
設置する場所に合わせて、幅を伸縮できる棚。引っ越しやお子さんの成長など、暮らしの変化に合わせて幅を変えられるので、長く使えそうですね。下段にいくほど、奥行きが深くなるため、安定感もあります。
●「伸縮できる腰高本棚」ベルメゾン
http://www.bellemaison.jp/ep/srvlt/EPFB00/EPFB0005/dProdDtlShow?BELN_SHOP_KBN=100&KAT_BTGO=C59861_222_2018_B&SHNCRTTKKRO_KBN=0H&KIKK_HBN_HYJ_KBN=t
リビングの一角にキッズスペースがあるお家には、こんなおもちゃ収納棚がおすすめです。
見た目のかわいらしさももちろんですが、こちらはカゴの色が分かれていることと、お子さんの目線でも中身がよく見えることから、しまう・出すの動作に迷いが減り、どこになにがあるのか一目瞭然です。
お子さんの自立心をサポートし、片づけを覚えることにもつながりますよ!
【収納家具】ラック
収納ラックの定番ともいえるメタルラック。メタルラックは、棚の側面がないので、スッキリとした印象になるのが特徴です。
アイリスオーヤマのこのスチールラックは、耐荷重も棚板1枚につき、250キロまでOKなので、家電を置いても大丈夫。メタルラックに、収納ボックスを組み合わせて、使うとよいでしょう。
部屋をゆるく間仕切りすることもできる、ニトリの低めのラック。キャスター付きなので、移動も簡単にできる収納家具です。また、背板がないので視線の抜けができ、圧迫感も感じません。
このようなラックはぎゅうぎゅうに収納するのではなく、空間を活かして飾りながら収納することで、よりおしゃれに見えますよ。
こちらはワゴンタイプのラックです。
文房具や日用品、アクセサリー、お子さんの育児グッズなど、細かいものの収納におすすめです。キャスターが付いているので、移動もラクラク。使うときだけ側に移動させて使うのも良いですね。
【収納家具】シェルフ
シンプルさと使い勝手の良さから、ファンも多い無印良品のユニットシェルフ。
棚板も木目やステンレスから選べ、追加パーツもさまざまなので、自分の使いやすいようにカスタマイズできるところが魅力です。
飽きのこないデザインで、引っ越しや模様替えをしても別の場所で使うことができるので、長く使えるシェルフです。
カラーはホワイト、イエロー、ダークグレーの3色展開。ご自宅のインテリアに合わせて選ぶことができます。
下段にいくほど奥行きが深くなるので、小物から大きなものまで、リビングで使うさまざまなものを収納できます。プチプラなので、いくつか並べても良いですね!
【収納家具】収納BOX
こちらのボックスは積み重ねて増やすこともできます。ふた付きなので、おもちゃなどのざっくり収納におすすめ。その際は、どこに何が入っているかラベリングをしてあげると、お子さんにもわかりやすいですよ。
ボックス型のこちらの収納アイテムは、スツールとして使うこともできます。使用頻度の低いものの収納におすすめ。収納するものがないときは折りたたむこともできるので、生活の変化に合わせて使いまわすことができます。
まとめ
限られた賃貸のリビングを広々と使うには、収納上手になることがポイント。アイテム選び一つとっても、部屋が狭くならないようにスッキリ見えるタイプをチョイスするのが大切です。収納のコツをもとに、スッキリとしたリビングを目指してくださいね。