食器棚の掃除方法と手順とは? 安全に汚れを落とすコツ
キレイなお皿をしまう場所であることから、食器棚の中は汚れていないと思いがち。しかし、頻度は少なくとも定期的に見直さないと、汚れはたまっていくのです。ここでは、食器棚の掃除手順と整理整頓のポイントや、安全に汚れを落とすコツから安心できる消臭・防虫対策までご紹介します。
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食器棚掃除はナチュラルクリーニングをチョイス
食器棚は、料理を直接盛り付ける食器を収納しておく場所のため、なるべく天然素材を利用したナチュラルクリーニングがよいでしょう。ここでは、ナチュラル洗剤を使ったお掃除方法をまとめました。
お湯で汚れを落とす
食器棚の掃除には、口に入ると問題がある洗剤を避けましょう。あまり強い洗剤などを使わず、できる限りナチュラルクリーニングを意識してください。
お湯を使って拭いたり、マイクロファイバーのふきんで乾拭きしたりするだけで、食器棚は十分キレイになります。
重曹で汚れを落とす
食器棚の掃除にできる限り洗剤を使わず、気になる汚れはしっかり落としたいなら、重曹スプレーを作りましょう。重曹は、ベーキングパウダーと主成分が同じで、人間の口に入っても害のない自然界にある成分です。水に溶かした重曹はアルカリ性となります。そして、酸性の汚れに吹きかけると中和してふやかしてくれる効果があるのです。
重曹には消臭効果もあるので、食器棚の消臭や生ごみ対策にも効果的。
重曹洗剤の作り方
重曹スプレーの作り方はとても簡単。水100mlに対して重曹を小さじ1杯の割合で入れて溶かすだけです。この時、しっかり溶けていないと、スプレーを吹き付けた部分が粉っぽくなり、かえって汚れてしまうため、溶け残りがないようにしましょう。
重曹スプレーは、1カ月ほどすると質が悪くなるため、2週間程度で使い切れる量を作りましょう。
食器棚掃除の手順
食器棚の掃除には、効率の良い順番があります。手際良く掃除を進めて、いつでも気持ちの良い食器棚にしましょう。
まずは、食器の整理を行う
食器棚の掃除は、食器の整理と一緒に行うと効率的です。食器棚掃除をするには、まず食器の整理からはじめます。
1. 食器をすべて外に出す
(難しい場合は、上の段から順番に出し、掃除、収納を繰り返す)
2. 食器を外に出しながら、同じ種類の食器は分類しておく
3. ここで、不要な食器類は処分する
4. 食器棚を掃除する
5. 食器棚が乾いたら、整理しておいた食器を順番に片づける
食器棚の中に食器類を入れたままでは、なかなか奥まで掃除が行き届きません。まずは、収納している食器類をすべて外に出しましょう。このとき、同じ種類の食器はまとめておき、食器の整理も一緒に行います。日々使っていると、いつの間にか種類別に分けていたものがバラバラになっていたりしますので、ここで整えるようにしてください。
食器類を整理していると、あまり使わなくなった食器や片方だけなくしたお箸などの不用品が出てきますので、思い切って断捨離しましょう。これで食器棚の掃除と整理が一度にできます。
食器棚の掃除が終わったら、濡れていた部分が乾いたことを確認してから、食器を収納。よく使う食器は取り出しやすい場所、具体的には目の高さから腰ぐらいの部分までに入れるようにします。軽くてあまり使わないものは上の段、重いものは下の段がベストです。
食器棚の拭き掃除手順
では、食器棚の内部を掃除するときの具体的な手順を見ていきます。
1.キッチンペーパーで乾拭きをして、食器棚に溜まっている埃を取る
2.お湯で濡らして固く絞ったふきんに重曹スプレーを吹きかけ、全体を拭く
3.隅の汚れが溜まりやすい部分は歯ブラシや綿棒を活用して汚れを落とす
4.ここまでで取れなかったしつこい汚れは、重曹スプレーを吹きかけ、しばらく置いてからもう一度ふきんで拭く
5.アルコール除菌スプレーを吹きかけながら、キッチンペーパーで仕上げの乾拭きをする
6.扉や引き出しを開けて30分程度乾燥&換気をする
キッチンペーパーはマイクロファイバークロスやウエスでも代用可能ですが、あえて使い捨てのものを使って、掃除後の片付けを省くというのも一つの手。
合わせてチェック! 食器棚で気を付けておきたいこと
食器棚の掃除と同時に、消臭・防臭や害虫対策についてもチェックしておきましょう。少しニオイが気になるようなら消臭対策を、食べカスがあった場合は、虫も寄ってきますので要注意。
食器棚の消臭・脱臭
食器棚のニオイは、丁寧に掃除をすることでかなり改善されます。それでもニオイが気になる場合は、身近なアイテムで食器棚の消臭・防臭をしましょう。天然素材なら、化学物質の影響も気にならず安心です。消臭・防臭向きの天然素材は以下の通りです。
■コーヒーやお茶類を抽出したあとによく乾燥させた出し殻
しっかり乾燥させなければ、食器棚に湿気がこもりますのでその点は注意してください。掃除をするタイミングで交換するようにするのがおすすめ。
■備長炭
消臭・防臭効果の高い備長炭。最初は購入しなければなりませんが、効果が弱まったと感じたら水洗いして天日干しすることで効果が復活します。2セット用意し、食器棚掃除のタイミングで交換して水洗い&天日干しをしましょう。
ダニの発生を抑える
殺虫剤が口に入ることは避けたいため、天然ハーブを使った手作りサシェの害虫対策がおすすめです。中に乾燥ハーブを詰めて、定期的に詰め替えましょう。サシェの口部分は縫わずに、リボンなどで結ぶような構造にすると、詰め替え時に便利です。
ダニ除けに効果のあるハーブは、レモン、レモングラス、レモンユーカリ、ティートゥリー、ペパーミントなど。これらを乾燥させるか、乾燥したハーブを購入して、手作りサシェに詰めます。食器棚の引き出しや棚部分にサシェを入れておき、ハーブの香りが弱くなったら、サシェの中身を詰め替えてください。
まとめ
忙しいからこそ、効率よく掃除を進めつつ、消臭対策や防虫対策も同時に進めましょう。天然素材をうまく利用することで、赤ちゃんや小さな子どもにも優しい消臭対策や防虫対策が可能です。清潔な食器棚を保つために、定期的に見直しをしてくださいね。