靴箱掃除のポイントは「湿気」! 覚えておきたい下駄箱カビの防ぎ方
靴箱は、カビが好む絶好のスポット。そのため、定期的に掃除をしなければ、すぐにカビが生えてしまいます。大切な靴を守るためにも、今回は靴箱掃除の方法と、カビが生えてしまったときの対処法、事前にカビが生えない予防策を紹介。靴にまでカビがうつらないよう、湿気がたくさんの梅雨に入る前にチェックしてくださいね。
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正しい靴箱掃除のやり方
家族の靴を収納している靴箱。実は、雑菌やカビの温床となっていることをご存知ですか? 汗をかいた靴をそのまま靴箱に収納すると、湿度があがり湿気がこもりやすくなります。また、梅雨や夏の時期は気温が上がるため、カビや雑菌が繁殖するのに好環境。さらに、靴を履くと付着する皮脂の汚れは、カビや雑菌のエサとなるため、どんどん繁殖していきます。カビや雑菌が繁殖する条件が揃っている靴箱は、そのままにしておくと大切な靴もダメになってしまう環境です。
靴箱掃除がカビの原因に!?
靴箱の掃除を水拭きで対処している人も多いのでは? この方法自体は間違っていませんが、そのあとが大切。水拭きをしたあとにすぐに靴を元に戻すと湿気がこもってしまい、せっかくキレイにしたのにカビが繁殖しやすくなります。靴箱をお掃除する場合は、水またはエタノールを含んだティッシュでキレイに拭いたら、5分ほど時間を置いて乾燥を。扇風機を当てると湿気が早く飛ぶのでオススメです。
生えてしまったカビはどうする?
靴箱にカビが発生した場合は
靴箱内に黒い点々が発生している場合は、カビが生えている可能性が非常に高いです。この場合は、酸素系漂白剤を使いましょう。
まず、掃除機でカビを吸い取ります。カビの胞子が掃除機の排気口から外に放出されるため、排気口を外に向けられない場合は使用しないでください。
次に、漂白剤を10倍程度に薄めた液を、雑巾に染み込ませて拭き取ります。全体を拭いたら、最後に水拭きをしましょう。
漂白剤がない場合は、エタノールでも代用可能です。必ずゴム手袋をしてから、作業に取り掛かってください。
靴にカビが発生した場合は
靴にカビが発生したときに、絶対にやってはいけないのが「水洗い」です。水洗いをするとカビに水分補給をすることになるため、さらに繁殖することに。靴に使われている素材によって、カビの落とし方が異なりますので、しっかりと確認をしておきましょう。
<革靴のカビ除去>
天然素材の革靴は、カビが生えやすくお手入れが重要です。カビが生えてしまった場合は、靴用ブラシで細かい汚れを落とし、濡らした布に重曹を少量加えてこすります。
次に、アルコール除菌スプレーを吹き付けます。素材によっては、アルコール成分で変色する可能性がありますので、目立たない場所でテストをしてから使用してください。
スプレーをしたら、2〜3日ほど日陰干しをしましょう。革靴は直射日光に弱いため、天日干しはしないでください。
最後に靴用クリームを塗ったら完了。革靴のカビ除去は手間がかかるため、日頃からしっかりと乾かしてお手入れをすることが不可欠です。
<スニーカーのカビ除去>
スニーカーの場合、白いスニーカーは漂白剤を使って丸洗いができます。色物の場合は、重曹水に3時間ほどつけてから水洗いをしましょう。洗ったら、2〜3日ほど天日干しをして、よく乾かしてください。
クリーンな靴箱を保つためのアイテム
毎回、靴箱の掃除をするために靴を全部出して、漂白剤などで水拭きをし、時間をかけて乾かすというのは、時間も手間もかかり面倒です。そこで、少しでも靴箱の手入れを楽にするために、アイテムを使いましょう。
靴箱の湿気対策グッズ
常に閉めていることが多い靴箱は湿気がこもりやすいため、こまめに換気を行うだけで湿気対策をすることができます。また、1日履いていた靴は想像以上に汗を吸っているので、乾燥させることが必要。一晩置いてしっかりと水分をとってから、収納するのも有効です。
市販の除湿剤を使用するのもオススメ。置いておくだけで対策ができますので、手軽に取り入れられます。そのほかにも、重曹を瓶やコップに入れてガーゼでフタをし、ゴムで固定をすれば自家製の除湿剤を作ることができます。重曹は消臭効果もありますので、一石二鳥ですよ。
履いた靴にいれておくだけで、靴の中にこもったジメジメ感を取り除いてくれるアイテム。玄関に常備しておき、「ただいま」と同時に入れておけば、次の日も気持ちいい状態で靴を履けます。
靴箱の臭い対策グッズ
夏場は特に気になる靴のニオイ。靴箱にそのまま収納するとニオイがこもり、開閉するたびに不快になることも。そんなときは、新聞紙を使いましょう。方法は、新聞紙を丸めて靴の中に入れるだけ。新聞紙には脱臭効果があり、持続期間も半年以上と頼もしいアイテムです。靴が濡れてしまったときも、新聞紙を丸めて入れておくと水分を吸収してくれるので、早く乾きますよ。
除湿と共に、脱臭効果も期待できるアイテムもあります。靴箱のすみに立てかけておくだけなので、そこまで場所をとらずに設置できそうですね。湿気を吸ったら、どんどんゼリー状になっていくので、交換時期がわかりやすいのもポイント。
まとめ
靴箱は湿気がこもりやすく、カビや雑菌が繁殖しやすい好環境。大切な靴を守るためにも、こまめに扉を開けて換気をしたりと、ひと工夫をしましょう。特に天然素材の革靴は、カビや雑菌のエサになりがちなので要注意。日頃からお手入れをして、長く愛用するために対策を取りましょう。