ワイシャツの上手なたたみ方ときれいにしまう4つの収納テクニック

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ワイシャツをたたむときは、前ボタン、カフスボタンをすべてとめます。最低でも、襟元と中央、一番下の3点はとめるようにしてください。ちょっと面倒ですが、これをおこたると生地がズレてうまくたためません。

裏返して、袖をたたみます。肩の線の中央を目安に折り込みましょう。ワイシャツの脇が、まっすぐになるように気をつけます。シャツはダーツなどが入った立体裁断ですので、紙を折るようにピシッときまりません。あくまで形を整えるつもりで、肩のあたりはフワッとたたみます。

そのあと、袖を身ごろに沿うように折り込みます。

両方の袖をたたんだら、左右のラインがまっすぐに揃っているかどうか、確認します。最終的にはキレイな長方形にしたいので、ここで歪んでいたらやり直しです。

揃っていたら、カフスの部分を目安に裾を折りあげます。

最後は半分にたたんでできあがりです。

折りあげた裾の部分を肩口に入れておくと、パッと手に取ってもたたんだ形が崩れません。出張などで持ち運びをしないのであれば、省略してもかまわないでしょう。

コツは、脇のラインをワイシャツの中心線と並行になるようにたたむことです。シワを作りたくないので、ギュッと押さえつけないようにします。ピシッとたたみたい方は、洗濯の時点で糊付けをしておくといいでしょう。

ワイシャツを同じ形にたためるアイテムもありますし、A4のクリアファイルをガイドに使ってもキレイに仕上がります。

ワイシャツをきれいにたたんだ後は、その形をキープしたまま収納したいですね。重ねて収納すると重みで襟がつぶれそうだし、取り出すときにほかのワイシャツがぐしゃぐしゃになってしまいそう。こうした事態を回避するために、100均のアイテムを活用しましょう。実は、100均のレターケースがワイシャツ収納にピッタリなのです。

方法は、スタッキングできるA4サイズのレターケースをそのまま重ね、たたんだワイシャツを入れるだけ。1枚のワイシャツにひとつの収納場所を確保してあげると◎。さらに、靴下と下着もセットしておけば支度の時短になります。

礼服用など、特別な機会に着るワイシャツは、ほこりがかぶってしまわないか心配です。出番の少ないものは、同じく100均のファイルに収納しておきましょう。ソフトタイプで、ジッパー付きが便利です。3辺にぐるりとジッパーがついていて、大きく開きますので形を崩さず入れることができ、つぶれにくく安心です。

収納スペースにあまり余裕がないというときは、ブックエンドを利用しましょう。ワイシャツのえりがつぶれないよう、身ごろの部分をはさむようにします。スキマができるとすぐにクタッとなってしまうので、1枚取り出したらブックエンドを移動していくことを忘れずに。100均でシンプルなものが手に入りますから、数を揃えておくといいですね。

デザインにこだわりたいという方は、無印良品のブックエンドを使ってみてください。スチール製のシンプルな仕切り板と、アクリル製で仕切りがいくつかつながったタイプのものがあります。ブックエンドを移動するのは面倒、という方には、仕切りの動かないタイプをおすすめします。細かく区切られているので、それほど神経質にならずに使えます。

クローゼットの中をすっきりさせたいときは、吊り下げ系の収納グッズがおすすめです。大きめのポケットがつながったウォールポケットタイプは、場所をとらずに何枚ものワイシャツを収納することができます。無印良品の「シャツポケット」は、名前の通りシャツ専用の吊り下げ収納です。裏面にはネクタイをひっかけるループがあります。ポケット布がメッシュなのも、通気性がよくていいですね。

ニトリの吊り下げ収納は、ボックスがつながったような形をしています。ワイシャツは、それぞれのセルにたたんで収納します。このタイプは、上にシャツを積み重ねるとシワになってしまうため、ファイルケースに入れて収納するとよいでしょう。

旅行や出張の際は、持って行くワイシャツの数も多くなります。現地でクリーニングサービスに出すにしても、何枚かの替えは必要ですね。海外出張ともなれば、なおさらです。トランクやキャリーケースにワイシャツをパッキングする場合、そのまま入れてはもちろんシワシワのヨレヨレになってしまいます。

そこで、100均の書類ケースの出番です。プラスチック製のハードな書類ケースは、ワイシャツ収納にぴったり。押されて形が崩れる心配もありませんし、かばんのなかでしっかり居場所をキープできます。四角いケースは無駄なスペースを作らず、荷物が詰めやすくなることもポイントです。

100均の書類ケースのほかに、出張に便利なワイシャツ専用の収納ケースもあります。こちらはネクタイも一緒に収納できて便利。

ワイシャツ収納のコツは、まずたたみ方をしっかりマスターすることです。アイロンをかけた直後は湿気を含んでいますので、しばらく風通しのよいところに吊してからたたんでください。シワになりにくいワイシャツを使用するのもよい方法です。