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2019年04月08日 12:16 更新

ロフトと屋根裏の上手な収納方法と注意点

ロフトや屋根裏部屋のスペースは、居住空間のボーナスのようなもの。うまく使えば毎日の生活を豊かにしてくれます。生活空間として使うには難しいスペースも、収納場所と考えると大きなメリットが得られます。限られた空間の上手な利用法にについて紹介。

ロフトと屋根裏って、実は違う?

Lazy dummy

ロフトと屋根裏は、よく似ていますが違うものです。物件案内の「ロフト付き」「屋根裏付き」という文言には注意しましょう。屋根裏とは天井と屋根の間の空間のことで、一方、ロフトとは天井を高くして部屋の一部を2層式にしたときにできる上部空間のことを指すことが多いです。どちらも行くためにはしごが必要です。なお、建築基準法において、屋根裏に上がるためのはしごは「固定式でないもの」と決められています。天井に取り付けられていて、必要なときに引っ張って下ろす折りたたみ式のものが一般的です。

ロフトと屋根裏を収納場所にするメリット

ロフトや屋根裏は、はしごを使って上り下りをしないといけません。そのため、居住スペースとして使うより、収納スペースとして利用する方が便利です。

広く空間が使えるため、スキー板やスノーボード、釣り竿などの長いものの保管に適しています。年に数回しか使わないスーツケースや、鯉のぼり、クリスマスツリーといった季節ものを収納するとよいでしょう。来客用の布団も圧縮袋に入れて収納しておけば、カビや虫のつく心配もありません。

ロフトや屋根裏に収納することで、生活空間を有効活用することができます。

ロフト・屋根裏を効率よく使おう

Lazy dummy

ロフトや屋根裏部屋を、収納スペースとして上手に使うためのポイントをまとめました。

ロフト・屋根裏の上手な活用方法

不規則な空間には組み合わせ自由な収納家具を

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屋根裏の場合は、屋根が斜めについていたり、ところどころ柱が出ていたり、四角く整った部屋ではないことが多いでしょう。ロフトも屋根裏も、建築基準法で決められているため、天井が低くなっていることも特徴です。こうした不規則な空間には、スタックできるボックスや、高さを調節できる家具をおすすめします。

温度変化に注意して収納に工夫を

ロフトや屋根裏は、温度変化が激しい場所でもあります。屋根からの直射日光を受け、夏場は特に高温になりがちで、逆に冬は寒いことも。そのため収納には、ちょっとした気配りが必要。雛人形や鯉のぼりを収納するときには、防虫剤をしっかり入れておきましょう。布団は圧縮袋に入れて密閉しておきます。ビニール製のものは溶けてべたつく恐れがあるので、避けておいたほうが無難です。食品も置かないほうがよいでしょう。雨期には除湿機を設置するなど、湿気対策も必要です。

階段下のスペースも有効活用

ロフトには、一般的にはしごが設置されているケースもありますが、階段の場合もあります。こうした階段の下にできるスペースも、有効活用しましょう。引き出し式のケースを重ねおきすれば、階段の幅分の奥行きがある収納庫になり、多くのものが収納できます。

DIY・自作収納でロフト・屋根裏をコーディネート

Lazy dummy

ロフトや屋根裏の高さは、部屋の構造によって異なります。また、建築基準法にのっとり、天井の高さを1.4メートルに抑えている場合がほとんどですので、既成の家具では高さがあわないことも。そのため、ロフトや屋根裏の高さに合うよう収納グッズをDIYするのもいいですね。

100均のすのこや、ワイヤーネットなどのパーツを使えばDIYも簡単です。最近では、100均でもデザインがおしゃれなものを取りそろえているので、作り甲斐があるでしょう。

まとめ

ロフトや屋根裏はどのように利用すればいいか、迷う場所ですね。子どもが小さいうちは、自分で上り下りするのは難しく危ないこともあるので、収納場所として利用するのがおすすめです。変則的な構造ですが、工夫次第ではたいへん便利に使えます。ご家庭のライフスタイルにあった使い方を考えてみてください。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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