使ったら捨てるだけ！　割り箸お掃除の方法＆作り方

窓のサッシやドアの隙間、トイレなど、掃除機ではなかなか対処できない部分のお掃除。100円ショップに行けばたいていの専用グッズは見つかりますが、量を買えばたとえ100円といえどもそれなりに金額はかかりますよね。「掃除する頻度がそこまで頻繁でないものは、できればお家の中にあるもので手軽に済ませたい……！」と感じる方も少なくないはず。

そこで使えるのが「割り箸」。どこの家にも、ほぼ必ずと言っていいほど、お弁当やお寿司をとったときなどに余った割り箸のストックがありますよね。割り箸そのものでお掃除するのではなく上から布を被せるので、使用済み割り箸の再利用でも構いません。

材料費0円、お家にある余り物でできちゃうのが「割り箸掃除」の最大の魅力！

【用意するもの】
・割り箸（使用済みのものでもOK）
・輪ゴム
・キッチンペーパー、または、使い古したTシャツなどの切れ端

作り方は簡単、割り箸の先に水で湿らせたキッチンペーパーや使い古した布を巻き、輪ゴムで固定するだけ。掃除しているうちに汚れが目立ってきたら、新しいキッチンペーパーなどを同じ手順で交換して使います。

それではこの「お掃除割り箸」を使った掃除方法をご紹介。狭くてなかなか掃除ができなかった箇所も、みるみる綺麗になりますよ。

普段の掃除ではなかなか手をつけないことも多い窓のサッシ、ここはた〜んまり汚れが溜まっていることでしょう……。雑巾などではなかなかかき出しにくいサッシのゴミも、お掃除割り箸ならサッシの溝にぴったり差し込むことができるので、スムーズに汚れをかき出すことができますよ。

お掃除を開始する前の乾いた状態で一度乾拭きしてから、お掃除割り箸を使いましょう。汚れが頑固な場合は、市販のセスキ水スプレーを使って磨くときれいに落ちますよ。

我が家では「スクラビングバブル」の流せるトイレブラシを使っているのですが、この商品、トイレ内部を洗うとき、その都度ブラシを装着することができて便利なのですが、ブラシを装着する柄の部分はそのままなため、この部分の雑菌繁殖は大丈夫なんだろうか……と少し不安に思っていました。また、このトイレブラシ、一見省スペース化できそうですが、個人的にはブラシ置くスペースは正直、通常のトイレブラシとあまり変わらない印象があったので、掃除機をかけるとき「邪魔だなあ」とも感じていました。

そこで使えるのが「割り箸」です。流せるトイレブラシをそのまま割り箸で挟んで、ブラシで磨く要領でお掃除してもいいですし、「お掃除割り箸」の作り方と同様、シートタイプのトイレクリーナーを割り箸の上部に巻きつけて輪ゴムで止めて使っても◎。使い終わったらそのままポイ、でOKなので場所もとりません。

夏場になると使用頻度がグンとあがってくるエアコン。しかし、吹き出し口やルーバーの掃除はキチンとしていますか？　ここが掃除されていないと「もわあああん」と汚れた空気や悪臭が漂ってしまうことも……。お掃除割り箸を使って、きれいにお掃除しておきましょう。

1）下準備として中性洗剤を薄めて、お掃除割り箸の先端につけます。
2）炊き出し口のルーバーを手で動かし、作業しやすい状態に。
3）お掃除割り箸で吹き出し口の奥のカビを拭いていきます。お掃除割り箸の先端が汚れてきたら、キッチンペーパーを取り替えましょう。
4）吹き出し口の掃除ができたら、薄めた中性洗剤をつけた雑巾でルーバーの汚れを拭き取ります。
5）水をつけた新しいお掃除割り箸や雑巾で全体を水拭きして洗剤を取り去り、送風運転をして完了です。

お掃除割り箸を差し込んでお掃除する場合、あまり強くやりすぎると内部を傷つけてしまうことも。傷つけないようやさしく行いましょう。

他にも浴室のゴムパッキンや家具と家具の微妙な隙間など、いろんな場所のお掃除に使えるお掃除割り箸。割り箸以外にも、お家にはアレンジ次第でお掃除グッズに化ける便利アイテムがたくさんありますよ。

使い古した歯ブラシは、お掃除グッズとしてもはや定番化しているアイテム。窓のサッシなど、お掃除割り箸で掃除できる部分と少し重複しますが、個人的には歯ブラシの方が力を入れてこすりやすいため、頑固な汚れの除去に向いている印象。お掃除割り箸で汚れが取りきれなかった場合、仕上げで歯ブラシを使ってもいいかもしれません。

伝線したストッキングや、変形して使いづらくなったハンガーもお掃除には使えます。例えばストッキングは持ちやすいよう団子状に丸めれば網戸掃除にも活用できますし、ハンガーにかぶせて輪ゴムなどで固定すれば、ハンディモップ代わりとしても使え、隙間掃除にとっても便利！

面倒に感じることも多い掃除ですが、掃除アイテムを工作気分で工夫してみると、「お家の中のものがこんなふうに使えるんだ！」とお掃除が楽しくなってきますよね。図工みたいな感覚で、子どもと一緒にお掃除グッズを作るのも楽しそうですね。