共働き家事 共働き家事
2019年04月09日 14:45 更新

タバコのヤニを落とす3つの掃除法まとめ

一度ついてしまうと、汚れを落とすのは難しいと言われているタバコのヤニ汚れですが、自分でできる掃除法はあるのでしょうか? ここでは、タバコのヤニ汚れに効果的な掃除アイテムを紹介。注意点もまとめているので、掃除をする前にチェックしてくださいね。

なぜ、タバコで壁が汚れてしまうの?

Lazy dummy
普段からタバコを吸っているとなかなか気づくことができませんが、2、3日家を空けて帰ってきたとき、臭いや壁紙についたヤニ汚れが気になり……。今まで気にならなかったのに、一度気になってしまうとなかなか頭から離れなくなってしまいますよね。

そもそも、なぜタバコを吸っていると、壁紙が汚れてしまうのでしょうか。

黄ばみの原因はタール

タバコを吸い続けていると、部屋の壁紙をはじめ、部屋の中のありとあらゆる場所の色が黄ばんでしまいます。これは、タバコに含まれているタールが原因とされています。タールはヤニとも呼ばれており、一般的にタバコによる汚れは「タール汚れ」になるのです。

タールは、タバコを吸ったときに出る煙に含まれています。黒褐色で粘質性のある成分でできているため、着色しやすい性質で、部屋のさまざまな場所にこびりつくだけではなく、人間の肺や、のど、皮膚、歯なども汚してしまうと言われています。

高額な費用を請求されるケースも

部屋に染み付いたタバコによる黄ばみや臭いは、なかなか取り除くことができません。タール汚れによって、賃貸物件の場合は、退去時に高額な費用を請求される場合があるため、注意が必要です。

国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、経年劣化は原状回復の範囲内ではないと言われていますが、タバコによる汚れはそれに該当しないと定められています。そのため、ヤニ汚れが付いてしまった場合には、借主が費用を自己負担しなければいけないのです。

もちろん、敷金を払っていれば充当させることができますが、ヤニ汚れの場合は壁紙の張り替えなど、大規模な修繕が必要になることが多いです。そのため、追加費用を請求されることもあるため、タバコによる汚れはなるべく防いでおきたいところ。

タバコのヤニを落とす掃除方法

Lazy dummy

タバコのヤニによる汚れはつきやすいため、自分では汚れている認識がなくても、こまめに掃除しておくことをおすすめします。ここでは、タバコによるヤニ汚れを落とす方法についてご紹介します。

重曹やメラミンスポンジを使う

重曹は、タールに含まれる粘着物質と結びつき分解してくれる働きをします。

水で薄めた重曹をスプレー容器に入れ、壁全体に吹き付けて少し待ちます。その後、メラミンスポンジで軽く擦ってから拭き上げると、きれいに汚れを取ることができますよ。

また、重曹には消臭効果もあるので、壁汚れをきれいにできるだけではなく、臭いも消すことができ一石二鳥ですね。

エタノールを使う

エタノールは、ヤニなどの油分を溶かす性質を持っています。ただし、こびりついてしまったヤニ汚れにはパワーが弱いと言われているため、日常的にヤニ汚れを防ぐアイテムとして活用するのがいいですね。エタノールを含んだふきんで、壁や汚れがつきたくない部分を拭きましょう。

漂白系洗剤を使う

壁紙の色をきれいにしたいのであれば、漂白系洗剤を使用するという方法もあります。しかし、漂白系洗剤で壁紙が白くなるのは、汚れが落ちているのではなく、壁紙そのものを脱色しているためです。見た目は白くなっても、臭いが残ってしまうことも。閉め切って行っていると、漂白系洗剤とヤニの臭いが混ざって気分が悪くなることがあるので、必ず換気をしながら行ってください。

ヤニを落とす時の注意点とは

Lazy dummy

さまざまな掃除方法があるヤニ汚れですが、力任せに汚れを落とそうとすると表面の汚れを落とすだけではなく、壁紙そのものが傷ついてしまう可能性があるため、注意が必要です。注意点をまとめたので、さっそくチェックしていきましょう。

壁紙の隙間に注意

壁紙は複数枚つなぎ合わせて張り合わせており、つなぎ目があります。壁紙の隙間に水分が入ってしまうと、そこから壁紙が剥がれやすくなってしまいます。ヤニ汚れの掃除をする前に、壁紙のつなぎ目をチェックして、隙間に重曹液や洗剤などを吹き付けないようにすることが大切です。

換気しながら掃除する

漂白系洗剤を使用する場合は、部屋の中に洗剤の臭いが充満しないよう、十分に換気を行いながら作業を進めましょう。掃除をした後も、しばらくは換気を行い、空気の入れ替えをしてから窓を閉めてくださいね。

また、漂白系洗剤は強い洗浄力を誇る一方で、直接触れると手荒れを起こす危険性があります。漂白系洗剤に触れた手で目をこすってしまうと、失明の可能性も。そのため、使用する際はゴム手袋をつけるなど、直接肌に触れないよう、十分に注意しましょう。

まずは目立たない部分で試す

壁紙の種類や色によって、掃除方法が合わない可能性もあります。はじめから全体的に掃除をしてしまうと、壁紙が傷んでしまうので、まずは目立たない部分で試してみましょう。時間が経つと状態が変わることも考えられるため、時間を空けて問題がないか確認してから、全体的に掃除をするようにしてください。

まとめ

タバコによる壁紙の黄ばみは、タバコの煙に含まれるタールが原因。タールは粘り気がある成分のため、タバコのヤニ汚れは、着色しやすく、一度つくと落ちにくいです。手遅れになる前に、日常的に手入れをしてヤニ汚れを防止しましょう。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

PICK UP -PR-

関連記事 RELATED ARTICLE

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-