手強い換気扇とレンジフードの汚れ! セルフ掃除と業者依頼、どっちがお得?
ついつい汚れが溜まりがちな換気扇とレンジフード。自分で掃除をするのと業者に依頼するのでは、どちらがお得なのでしょう? お掃除サービス代行会社をご紹介するとともに、普段の換気扇のお手入れ方法をご紹介します。いつもキレイな換気扇で、気分良くお料理できるようになりますよ。
換気扇とレンジフードの掃除、どうしよう?
数年放置すると油とホコリの厚い層に
繁華街の裏通りで、黒く汚れた換気扇を見たことはありませんか? お店の内側のファンはこまめに掃除をしていても、外側のカバーにはなかなか手が回らない、といったところでしょうか。お店では毎日たくさんの油を使って調理をしますから、少し手を抜いただけですぐに汚れが溜まってしまうのですね。
これは家庭のレンジフードでも同じこと。調理に使う油は、蒸気の中に溶け込んでいます。この蒸気が換気扇を通して外へ排出されるときに冷やされ、蒸気中に溶け込んでいた油が再び固形化してしまうのです。こうして油は徐々に換気扇内に蓄積されていきます。そのうえ、ベトベトした油に空気と一緒に取りこまれたホコリやゴミがくっついて、数年放置すると油とホコリのミルフィーユ状態。落とすのもたいへんなぶ厚い層になってしまいます。
汚れた換気扇を使い続けると……
油とホコリで汚れた換気扇を使い続けると、困ったことが起こります。油汚れが溜まると、それをエサにカビが繁殖してしまうのです。換気扇の中は、蒸気が上がってきて暖かく湿っています。そして栄養があるということになれば、カビの思うツボです。また、換気扇の汚れをそのままにしておくと、ファンの回転が悪くなり、性能が落ちてしまいます。十分に蒸気や臭いを吸い込めなくて、家中に調理中の油や臭いが充満してしまうことになります。換気扇の調子が悪いまま放置することは、故障の原因にもなりかねません。
セルフ掃除と業者依頼、コスパで考えよう
一日かけて分解洗浄派
汚れ具合にもよりますが、レンジフードの掃除は大仕事。年に1回、大掃除の時期にしか取り組みたくない案件です。高いところにありますから、取り外しも面倒ですし、落として周囲に傷をつけやしないか心配になりますね。しかし、掃除道具を用意して自分で作業をすれば経費は安く抑えられます。
用意する道具
・手袋
・マスク
・重曹
・オキシクリーン
・へら
・ブラシ
・大きめのビニール袋
作業の手順
レンジフードを分解し、洗剤液を作ってファンや部品をつけ置きします。台所のシンクに大きめのビニール袋を広げ、その中に液を作ってファンを入れると、浮き上がった油汚れがほかに付着することもありません。洗剤液は、暖かいお湯(40~50℃)に重曹を溶かしたものがよいでしょう。お湯1リットルにつき重曹1カップが目安です。市販の洗剤でしたら、オキシクリーンがおすすめです。こちらは4リットルのお湯にカップ1杯で作ってみてください。1時間以上つけ置きしたら、へらやブラシで汚れをこすり落とします。
サクッと業者にお任せ派
「実は数年、レンジフードを解体掃除していない」という方は、思い切って業者に依頼するという手もあります。貴重な休日をレンジフードの掃除に費やすのと、お金を払って業者に頼むのでは、どちらがストレスフリーなのか、考えてみてください。プロに解体掃除を頼むと、新品同様にキレイになります。
ダスキン
レンジフードの分解掃除で、細かな部品や、フード内の隅々までキレイにしてくれます。除菌効果のある洗剤を使用するため、カビなどの除菌効果も期待できます。レンジフードの大きさによって追加料金が発生します。
レンジフードまたはフード付き換気扇1台(幅95cm未満)18,360円
レンジフード:幅15cm追加ごとに2,160円
お掃除本舗
レンジフードの分解掃除が標準仕様です。約3時間の作業時間で、内部のファンも取り外せない部品もピカピカにしてくれます。大きさや汚れによって料金は変わりますが、17,000円までの範囲に収めてくれます。一度見積もりをとってみましょう。
レンジフード1台 13,500円~17,000円
●お掃除本舗 公式サイト「レンジフード・換気扇クリーニング」
https://osoujihonpo.com/house-cleaning/kitchen/fan/
KAZITAKU(カジタク)
イオングループの家事代行サービスです。レンジフードの分解掃除を行います。花王と共同で、使用する洗剤も厳選したものを使っています。全国一律料金で、見積もり訪問は行わず、依頼はネットで楽々。忙しい人でも気楽に利用できそうです。
レンジフード1台 12,000円
●KAJITAKU(カジタク)公式サイト「レンジフードクリーニング」
https://www.kajitaku.com/house-cleaning/rangehood/
換気扇とレンジフードをきれいに保つ方法
汚れが取れにくくなる前に専用シートを利用
一度キレイにしたレンジフードは、なるべく汚れをためないように使いたいですね。毎日の拭き掃除はおっくうに感じますが、専用シートでサッとひと拭きしておくだけでも違います。
便利で使える100均お掃除グッズ
こまめに拭くなら、100均で買える専用シートがおすすめです。量があるので、ケチケチしないで使えます。油汚れに強い重曹や、セスキ炭酸ソーダが配合されているものもあり、効果的に掃除ができます。常に台所に常備しておきましょう。
手作りセスキ炭酸ソーダ&クエン酸スプレーを利用
油汚れには、セスキ炭酸ソーダとクエン酸スプレーを使うと効果的です。水500mlにセスキ炭酸ソーダ小さじ1が目安です。作り置いた液は、2~3カ月程度で使い切ってください。クエン酸スプレーは、汚れを落としたあと、仕上げに使うのがおすすめです。水200mlにクエン酸小さじ1で作ります。自分で作ればコストも抑えられますね。
まとめ
レンジフードは、掃除がおっくうでついつい汚れを溜めてしまいがちです。手が届きにくい場所にあるので掃除がしにくく、疲れているときは見て見ぬふりをしたくなりますね。すべてを自分でやることがいいこととは限りません。掃除も、ときには外注することを検討してみましょう。結果的に、時間と手間を節約できてコストパフォーマンスがいい場合もあります。手遅れになる前に、換気扇の汚れには早めの対処を!
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