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2019年01月21日 17:26 更新

見せる収納のコツは? 押入れの収納アイディアまとめ

和室の収納スペースとして有効な押入れ。布団をたくさん収納する必要がなくなってきたいま、押入れ本来の用途ではなく、より使いやすい収納スペースとしてリメイクする方法が注目を浴びています。隠す収納から見せる収納へシフトして、使いづらい収納の悩みを解決! 押入れを有効活用するために、おすすめのアイディアや方法をご紹介します。

押入れ収納の悩みとは

Lazy dummy

部屋の雰囲気を変えづらい

和室の収納として一般的な押入れ。厳密な定義はありませんが、主に布団をしまっておくためのもので、なかに中段板と呼ばれる仕切りがあるのが特徴です。洋服をかけられるようなポールがなく、襖(ふすま)を開け閉めしてなかの物を出し入れします。

どうしても和の雰囲気があり、どうインテリアを工夫してもお洒落に見せづらい面があるのが否めません。とくに襖には存在感があって、お部屋の雰囲気を決めてしまうことも。どう模様替えしていいのか、悩みを抱えている人も多いはず。

収納したものを取り出しにくい

押入れは布団を収納するのが主な目的なので、一般的にクローゼットと比べて奥行きがあります。そのため、市販されている衣装ケースなどを押入れ収納として利用すると、奥のスペースが余ってしまい、使いづらいことも。だからといって、空間を有効活用しようとして奥にも物を収納してしまうと、今度は取り出すときにとても不便。押入れを収納として活用するには、なんらかの工夫が必要になります。

湿気がたまりやすい

押入れは一般的に体積が広いのが特徴です。それ自体は収納としてはメリットですが、閉め切られていることが多いため、とくに雨の季節などは湿気がたまりやすく、カビが発生しやすい環境。

湿気を含んだものは押入れのなかに極力入れないようにするほか、頻繁に襖を開けて空気の入れ替えをしてあげることが必要です。

見せる収納術で押入れが大変身

Lazy dummy

襖をはずして開放感を演出

押入れを収納としてお洒落に、しかも使いやすくするには、まずはその象徴ともいうべき襖をはずすことから始めたいところ。襖がなくなるだけでも、いかにもな和室っぽさがなくなり、部屋を広く見せることができます。

襖を取り払い、押入れ収納が丸見えになってしまうのに抵抗を感じる方もいると思います。そんなときは、鴨居にカーテンレールを引くなどして目隠しするのがおすすめ。色や柄デザインの生地やカーテンをかければ、部屋の雰囲気をさらに好みのテイストに近づけることができます。

ただし、賃貸の場合は、はずした襖に穴があいたり、傷んだりしないよう安全なところに保管するのをお忘れなく。

突っ張り棒でクローゼット風収納を実現

和風なルックスもさることながら、洋服の収納として使いづらいのも押入れの難点の一つです。クローゼットに付属しているようなポールがないため、洋服を吊るして収納することができません。シャツやジャケット、ワンピースなどを畳んで収納するのには限界があるものです

そこでおすすめなのが、突っ張り棒を使う方法です。本来、押し入れを洋服ダンスとして活用すると、湿気やカビが気になるところ。襖をはずしてあれば通気性が確保されるので、安心して洋服を吊るしておくことができますね。

DIYや収納アイテムで使いやすさを重視

押入れのデメリットは、DIYや収納アイテムでカバーしましょう。例えば、ワークスペースとして活用する方法。そのままだと殺風景な押入れのなかも、壁紙や化粧板を貼ることで明るく見違えます。中段板をデスクに見立て、ちょうどいい高さのチェアを用意すれば、ちょっとした書斎の完成です。

また、季節はずれの洋服を衣装ケースに入れて奥にしまい込み、手前には突っ張り棒でオンシーズンのものを収納するという方法もおすすめ。ハンガーやシャツラックを使って、シャツやジャケットをショップっぽく吊るしておけば、お洒落な見せる収納に変身。取り出しにくさの問題も改善されます。

お洒落に見せる押入れ収納事例

Lazy dummy

麻袋を壁紙にして、ナチュラルな押入れに

麻袋を何枚か組み合わせて、壁紙の代わりにしてしまいましょう。押入れの中の多くは、木製の壁や中段板となっています。そのため、ベージュの麻袋ともマッチしやすいのが特徴。全体のトーンをベージュからブラウン系にして統一感を出すことができます。押入れの素材を生かせるアイディアの一つです。

単一のアイテムのみをディスプレイしてショップ風に

押入れの上段、手前に突っ張り棒を設置して、シャツだけをハンガーで吊るすアイディア。おしゃれ着などをあえてピックアップしてかけることで、ショップのシャツ売り場のようなすっきりとした印象に。バッグや小物を置いておけるワイヤーバスケットやバスロールサインを掛けると、よりいっそうおしゃれな雰囲気に仕上がります。

奥は収納、手前はワークスペース

押入れの上段奥に壁面収納棚やカラーボックスを設置し、本や書類、文具などを収納。それでも十分広さのある手前をワークスペースやパソコン台として使う方法もぜひ真似したいところ。奥行きのある押入れならではの収納アイディアです。

まとめ

押入れの襖をはずしてリメイクすることで、空間が広く感じられるだけでなく、収納が効率化されたり、おしゃれに見違えたりといいこと盛りだくさん。使いづらいという悩みを抱えている方は、ぜひ押入れの模様替えに挑戦してみてください。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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