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2018年04月30日 17:00 更新

ミニマリストに学ぶ! がんばりすぎない新・収納術

「収納しているはずなのに部屋がごちゃごちゃして見える」「すっきりと収納できない……」そんな収納に関する悩みはありませんか? 収納がうまくいかないのは、もしかしたら、ものが多すぎるせいかも。今回は、最小限の持ち物で暮らすミニマリストから収納術を学んでみましょう。

快適に暮らす、ミニマリストになる方法

Lazy dummy

ミニマリストってどんな暮らし?

ミニマリストとは、最小限主義者のこと。わかりやすく言うと、余計なものは一切持たず、自分にとって本当に必要で大切な最低限度の持ち物だけで生活する人のことをそう呼びます。

ミニマリストは、不必要なものを徹底的に排除して暮らしているため、普通ならどの家にもありそうなものも部屋に置かないのが特徴です。例えば、テレビなどの家電や、ベッドなどの家具を持たず、服や靴、タオルなども最小限の数に止めているという人も、ミニマリストの中には多く見られます。

ミニマムが快適さUPにつながる訳

ものが少ないと、生活が不便になるのでは? と考える人も多いでしょう。ですが、生活をミニマム(最小限)にすることは、意外にも生活を快適にしてくれることにつながるのです。

まず、ものを最小限にすると、収納にスペースを取られることがなくなるため、部屋を広々と使うことができます。狭い部屋にたくさんのものが置かれていると、どうしてもごちゃごちゃして見えがちですが、ものが少なくなると、部屋にも心にもゆとりが生まれます。

また、最小限のものしか持たない暮らしは、生活の中の無駄な時間を減らしてくれます。例えば、使いたいものがどこにしまってあるかわからず、家中探すといった経験はないでしょうか? このようなことは、ものが多いために起こります。ミニマリストの暮らしでは、必要なものしか部屋に置かないため、しまうときも取り出すときもスムーズ。時間にもゆとりができるのです。

ミニマリストになるには、まず断捨離からスタート

ものを減らして快適に暮らす。そんなミニマリストになるには、まずは不必要なものを処分し、部屋のものを減らすことから始めましょう。

中には、ものを捨てるのが苦手だという人もいるでしょう。「今は使っていないけれど、そのうち使うかも」、「まだ使えそうだから、捨てるのはもったいない」などと考え始めると、いつまでたっても部屋のものを減らすことはできません。なくても困らないものや、捨てるかどうか迷うもの、長い間使っていないものというのは、たいていの場合、不必要なもの。「本当に必要かどうか?」と自分に問いかけてみて、一定の期間使っていないものは思い切って処分しましょう。

ミニマリスト流・がんばりすぎない収納術

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キッチン

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とにかく仕切って、取り出しやすく

ミニマリストの多くは、キッチンにものを置かない主義の人が多いです。そのため、引き出しに全てものをしまうのが基本ですが、引き出し内がごちゃごちゃでは意味ないですよね。それを防ぐために、仕切りを上手に使っているのがポイント。ファイルケースを使って、鍋を縦に収納したり、カトラリーを種類ごとに分けて収納したり。取り出しもスムーズにするためには、引き出し内もシンプルにすることが必要です。

シンク下の収納はワイヤーラックを活用

収納しきれなかった調味料類や食材のストックなどは、シンク下の収納に。シンク下にワイヤーラックなどを設置して、トレイや収納ボックスを活用してものを収納すれば、しまったものが取り出しやすくなる上に、スペースの有効活用にもなりますよ。食材のストックなどは、買ったら早めに使い切るようにして、ものが増え続けるのを防ぎましょう。

シンク周りはものを置かない

キッチンのシンク周りに、ものを置かないようにすれば、見た目がすっきりするだけでなく掃除もラクラク。食器を洗うスポンジは、吸盤付きのフックなどを利用して吊って収納するのがおすすめです。直に置くよりスポンジが乾きやすく、雑菌が繁殖する心配もありません。

クローゼット

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服やよく使うものは収納ケースに

ものを極力持たないミニマリストは、持っている洋服も厳選されたものだけ。そのため、ハンガーに吊るしてかけておくのがベストです。ハンガーにかける収納なら、洗濯のときも乾いたらそのまま取り込んで、クローゼットの中にインするだけなので、楽ちんですね。畳むという洗濯の工程を省いて、シンプル化できるのが、ミニマリストといえるでしょう。

すぐに使わないものは収納ボックスに

シーズンオフの服など、すぐに使わないものは、収納ボックスにしまってクローゼットの高い位置へ。このとき、収納ボックスにもラベリングをしておけば、必要な時に必要なものを簡単に見つけられます。

紙袋はファイルボックスへ

捨てられずに、ついつい増えてしまうものの一つがショップの紙袋。本当に必要なものだけ数枚残して、思いきって処分しましょう。残した紙袋はファイルボックスに立てて収納します。そうすれば、簡単に取り出せますし、今後、ファイルボックスの容量を超える枚数の紙袋がたまらないように注意することもできます。

洗面所

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洗面台の収納は最低限に

洗面台下の収納が、洗濯洗剤や柔軟剤、シャンプーやボディソープなどの詰め替えのストックなどでごちゃごちゃしているというご家庭も多いのでは? 洗面台の収納には、今使っている歯ブラシや洗濯洗剤など、本当に必要なものだけを置くようにするのがミニマリスト流。余分なストックは持たないようにすると、狭い収納でもすっきりしますよ。

使っていない洗濯かごを出しっぱなしにしない

洗面所にある洗濯かごは、使っていないときでも場所を取ってしまうアイテムです。洗面台下に収納するものを減らせばスペースが空くので、そこに洗濯かごをしまうこともできますよ。もしくは、洗濯かごを置くのをやめて、洗濯物は洗濯機に直接入れるようにするというのも良いかもしれません。

ドライヤーは掛けて収納

毎日使うヘアドライヤーは、洗面台の横にフックを取り付けて引っ掛けて収納するのがおすすめ。しまうときや使うときにコードが絡まるストレスもなくなります。

まとめ

ただものが少ないというだけでなく、必要なものを必要な場所にしまうのがミニマリストの収納。その合理的な暮らしは、心にも時間にもゆとりを与えてくれます。あなたもミニマリストに倣って、不要なものをなくし、ゆとりある暮らしを送ってみませんか?

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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