【専門家が教える】ミニキッチンを快適に使う! 収納アイディア
キッチンが狭くて使いにくい……そんなお悩みはありませんか? 毎日何度も立つキッチンなので、スペースは限られていても、ストレスなく過ごしたいものですよね。今回は、狭いキッチンを無駄なく快適に使うためのちょっとしたコツやアイディアをお届けします。
※記事内の商品を購入した場合、売上の一部がマイナビウーマンに還元されることがあります。
スペースがなくても大丈夫! ミニキッチンの収納法
こんにちは。暮らしと食のオーガナイザー、吉井謡子です。
狭いキッチンだとどうしてもモノがあふれ、調理中にそれらが邪魔になって動きにくくなってしまいがち。特に一人暮らし用の小さなキッチンだと、作業スペースの確保が難しくなることもありますよね。
まず大事なことは、持ち物は必要最低限にすること! もう一度キッチンにあるものを一つひとつ見直して、本当に必要かどうかをチェックしましょう。また食材や消耗品などの余計なストックをしないこと。
それでもやっぱり置き場所に困るなら、キッチン収納の便利グッズに頼ってしまいましょう。
悩み①:まな板をおいて調理できない
材料を洗って、切って、加熱調理して、盛り付ける。最低限この基本的な動作はスムーズにしたいところですが、ワンルームだとまな板を置くスペースがないほど小さいキッチンもよく見かけます。そんな時はこちらの道具がおすすめです。
伸縮自在なラックをシンクに置いて、作業スペースを確保。まな板を置いて使うのはもちろん、洗った食器を伏せて水切りラックとして使うこともできます。
悩み②:調理器具の収納ができない
また、料理好きの方だといろいろな調理器具を持っていて、狭い収納スペースに収まりきらなくなることもよくあります。
そんな時はツール立てに立てるか、吊るして収納する方法がおすすめ! 料理中にさっと手に取れるし、工夫をすれば見た目にも楽しい「見せる収納」を作れます。
吊るす収納は、レンジフードにS字フックを下げたり、吸盤やマグネット式のバーを取り付けてそこに下げたり……どんな方法でも構いませんが、コンロの上に設置する場合は熱源の上にモノが落ちないように十分注意しましょう。
有孔ボードを使えば、複数のフックやラックを好きな場所に取り付けることができます。これをキッチンに何枚か取り付けて、調理道具をかけてオリジナルキッチンにカスタマイズしてもいいですね。
悩み③:調味料の置き場がない
調味料を置くスペースがない場合も、先ほどの有孔ボードにラックを取り付けることもできますし、多少スペースがある場合は、コンパクトな調味料ラックを置いてもよいでしょう。
「どうしてもスペースがない!」という方には、冷蔵庫などにマグネットで取り付けるタイプのIKEAの容器がオススメです。
こんなところまで!? 活用できるキッチンスペースをチェック
シンク下
シンク下は排水ホースがあるため、比較的高さのある空間になっています。シンク下の収納は、立てる収納をするなどして、この高さを上手に使うことがポイント。
立てる収納には100均で手に入るブックエンドやディッシュスタンド、ファイルケースなどを使って仕切りましょう。扉式の収納なら、引き出しを入れてしまうのもよいでしょう。
注意したいのは、シンク下は湿気やすいということ。調味料や食品を保存するのは極力避けたいところです。
壁
収納スペースに入りきらず、台の上もいっぱい……そんな時は、手を加えれば壁面が収納スペースになります。
さきほどの有孔ボードも吊るす収納にピッタリですが、壁に棚板を取り付ければ収納力は格段にアップ。好きなものを並べて見せる収納を楽しんでみてはいかがでしょうか。
冷蔵庫の上
冷蔵庫の上の空間、皆さんはどう使われていますか? ついレンジなどを普通に置いてしまいがちですが、実はその上の空間も、工夫次第でもっと活用することができますよ。
空間を無駄なく利用するには冷蔵庫ラックがオススメ。棚板の高さを自由に変えられるので、冷蔵庫の高さや置きたいモノに合わせてカスタマイズできます。何を置くか考えるだけでも楽しくなりそうですね。
洗い場の上部
水切りかごを置くスペースがない場合や、モノを乾かす場所として活用したいのが、洗い場の上部の空間です。
吊戸棚に引っ掛けるラックや突っ張り棒で立てるラックなどいろいろなタイプがありますが、ニトリのこちらのラックは、伸縮性があるのでシンク幅に合わせてカスタム可能。足下の吸盤でしっかり固定できるのでぐらつきません。
他にも、まな板立てやカトラリーボックス、包丁スタンド、グラススタンドなど別売りのラインナップも豊富。フックを使えば吊るす収納もでき、使いやすいキッチンが実現できます。
微妙な隙間
また、うまく活用したいのがキッチンにできてしまう微妙な隙間。特に冷蔵庫と壁の間、冷蔵庫と家具の間には、中途半端な隙間が空いてしまうことが多いですよね。
そんなすき間を活用できる、幅が選べる棚やワゴンがあることをご存知ですか? 筆者のキッチンでもピッタリな幅のワゴンを購入し、掃除グッズや消耗品のストック類、生協のカタログなどを収納しています。ただし冷蔵庫の横は熱を持つので食品の保存は避けましょう。
まとめ
いかがでしたか? 小さいキッチンでも自分に合った方法で工夫すれば、ぐっと使いやすく楽しいスペースになります。気になる方法やグッズがあれば、ぜひ試してみてくださいね。