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2018年04月23日 16:10 更新

掃除に役立つアイテム・ウエスの作り方と注意点

掃除の後に雑巾を洗ったり干したりするのはちょっと面倒なもの。そんな手間を省いてくれる便利グッズ、ウエスをご存知ですか? 使って汚れたらそのままポイできるから、時短が叶って面倒からも解放。どんな場所の掃除にも役立つ万能アイテム、ウエスの作り方や使い方、使用上の注意点などについてご紹介します。

ウエスってなに?

ウエスとは

Lazy dummy

ウエスという言葉、あまり聞きなれないという人も多いと思いますが、古着や古布を再利用して雑巾の代わりに使う生地のこと。一般には、工場などで機械器具などの油や汚れを掃除するのに使われている布切れがそう呼ばれていて、英語の「Waste(ウェイスト:無駄、くず、ぼろといった意味)」が訛ったと言われています。

どんなに安い生地でも、一度使っただけで捨ててしまうのは抵抗があるもの。ウエスなら、家庭でいらなくなったTシャツや下着類、タオルなどの切れ端をリサイクルしたものですから、気軽に使い捨てできるのが魅力です。雑巾のように洗ったり、干したりする手間がいらないから、楽ちんでおまけに時短まで叶ってしまうというわけなんです。

ウエスの使い方

Lazy dummy

ウエスが便利なのはやはり掃除のとき。紙と違って濡れても破れたりすることがないので、とにかく水回りの掃除で使いやすいのが特徴です。例えば、浴室掃除なら、鏡の水滴をふきとるのに使ってもいいですし、排水口にたまった髪の毛をすくいとるのにも向いています。キッチンなら、シンクやカウンター、コンロの周辺など、汚れやすい場所をさっとひとふきするのに便利です。トイレでも、トイレクリーナーを使うほどじゃないなっていうときに、汚れをさっと拭きとりそのままゴミ箱に捨てればOK。浴槽や窓、玄関のたたきを拭いてもいいですし、車や自転車、お庭周りなど、お家の外にあるものの掃除にも使えます。意外なところでは、赤ちゃんのお尻拭きや靴磨き用のクロスとして使うという手もありますね。

そのほかにも、ウエスは家の内外のあらゆる場所、あらゆるシーンで活躍してくれます。例えば、キッチンなら、調理中にできた油汚れやこぼれてしまった調味料などを拭きとってポイ! 使い捨てできるからいちいち洗う必要がなく、調理の邪魔になりません。また、調理に使った道具や汚れた食器も水洗いの前にウエスでさっとひと拭き。油汚れがすっきりとれるから、食器洗いが楽になり、水や洗剤の節約にもなります。

リビングでも、手の届くところに置いておけば、食べこぼしやグラスの水滴などをとっさに拭きとるのに便利。水で濡らせば、ちょっと頑固な床の汚れにも対応できますよ。

ウエスを作ってみよう

再利用できる布

Lazy dummy

ウエスに適しているのは、タオルやTシャツ、靴下、下着などの柔らかい生地。コットンやリネンのような吸水性に優れた天然素材を100%使ったものが理想的です。キッチンで油汚れをとるのが目的なら、ウールなど毛羽立っている獣毛系の生地や合成繊維のものでもOKです。

ウエスの作り方

ウエスの作り方にルールはありません。いらなくなった生地をハサミで切るだけ。本来なら生地を切るのには裁ちバサミが最適ですが、ない場合は一般的なハサミでもOK。サイズに関しても決まりはなく、使いやすい大きさで構いません。例えば、フェイスタオルを4等分したぐらいの大きさのもの(およそ20×30センチ)なら、フローリングモップのレフィルはじめ、いろんな用途で使えて便利。さらに小さめのものも用意して、場所や用途で使い分けるのがおすすめです。

Tシャツなどの衣類は、生地に凸凹ができると使いにくいので、縫い目のところで切るのがよいでしょう。衣類によって、ボタンやホックなどの留め具があるものは、周辺を切り捨ててください。合成繊維やフリースなど、吸水しにくいものは小さめに切ってキッチンで油汚れをとるのに使うのがおすすめです。

ウエスを使うときの注意点

固い布は避ける

Lazy dummy

デニム生地のような固い布はウエスには向きません。素材によっては床や壁などを傷つけてしまうことがあるからです。なるべく柔らかい生地を使うようにしてください。また、色移りしてしまう可能性があるという意味でも、デニムのような生地の使用はなるべく避けたいところです。

ウエスは生地端を始末していない状態なので、掃除の後に糸くずが落ちていないか注意しましょう。糸くずがどうしても気になるようなら、生地の端に少しだけハサミを入れ、繊維の目に沿って手で一気に裂くことで糸くずが出にくいウエスを作ることができますよ。

傷がつかないようにする

触れると柔らかいと感じる生地でも、化学繊維など強い繊維が含まれている場合もあります。モノによっては細かい傷をつけてしまう恐れがありますので、はじめに傷が気にならない箇所で試してから使うようにするとよいでしょう。

まとめ

家の内外のあらゆる場所、シーンで大活躍してくれるウエス。キッチンペーパーやウエットティッシュに比べ経済的で環境にも優しい、掃除の万能アイテムです。ぜひご家庭でも取り入れて、スマートな毎日の生活にお役立てください。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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