4畳半の収納はどうすればいい？おすすめのアイテム＆収納術を紹介

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4畳半部屋の難点は、収納スペースがほとんどないことです。和室タイプであれば、押し入れと天袋がついている物件がありますが、ワンルームの洋室タイプだとまったくない場合も。単身赴任のための物件を探している方は、注意してくださいね。

ファミリー向けの物件でも、4畳半のお部屋はそもそもの作りが小さいので、ついているクローゼットも小さめです。4畳半の部屋内で収納する場合には、部屋の中になんらかの収納家具が必要になります。

発想の転換で、「4畳半部屋をまるごとウォークインクローゼットとして使う」「持ち物の少ない子ども部屋として使う」というのもありです。

4畳半の部屋にも、もちろん出入口が必要です。ふすまだったり、ドアだったり、その周囲は家具を置きにくいエリアになりますね。そして窓がある場合は、家具が置ける場所は残りの壁2面分しかありません。

ベッドを入れてしまうと、さらに床面積は狭くなり、家具を置くためのスペースが非常に制限されます。家具はただ置いてあるスペースを使うわけではなく、引き出しをあける、物を取り出す、というアクションのためには、それ以上のスペースが必要になります。

そのため、狭い4畳半に家具を搬入する場合は大きさを測ってサイズを確認した上で設置しなければなりません。

間取りとして4畳半の部屋があるような作りのマンションは、洗面やトイレ、お風呂などの水場のスペースもコンパクトに作られていることがあります。築年数の古いマンションをリフォームした場合は、各スペースも小さめになりがちです。

一方、似たような言葉にリノベーションがあります。こちらは、配管や間取りなどを大規模に工事して、新築のときよりも使いやすく住みやすくするという意味合いで使われる言葉です。住宅のスペース不足に悩んでいるなら、リノベーションを考えるとよいかもしれません。もしくは、収納の工夫で狭小住宅を快適空間にしてしまうのも一つ。

4畳半部屋は、なるべく床に物を置かないようにしましょう。床が見えている部分が多ければ多いほど部屋は広く見えますし、すっきりとした印象になります。掃除も楽ですから、一石二鳥ですね。ベッド、ソファなどの専有面積が大きい家具を置く場合は、色をよく吟味しましょう。壁やカーテンと同系色にすると、部屋全体になじんで空間が大きく感じますよ。

床に物を置かないかわりに、壁掛け収納を利用しましょう。一番簡単なものは、ウォールポケットです。こまごまとしたものを壁に掛けたポケットの中にポイポイと入れていくだけで整理できます。

100均のワイヤーネットを使えば、ラックを取り付けることができるので、収納できるものの幅も広がりますね。飾り棚として使用するなど、おしゃれなディスプレイも楽しめます。

重さのあるものを収納したいときは、突っ張り棒で床から天井までしっかりと固定できるパーテーションを使うと安心です。

ウォールシェルフを利用できると、壁掛け収納もオシャレにきまります。しかし、賃貸物件では「壁に穴があくので使えない」という声も。ただ、穴をパテでふさいで原状回復できればOKという場合も多いので、一度管理会社に相談することをおすすめします。

同じく、デッドスペースを活用する吊り収納もおすすめです。

ポイントは、家具を置いた上の空間を利用すること。ただ、やみくもに吊るしても部屋を狭くみせる要因になりかねないので、既にスペースが制限されている家具上を収納できる空間として活用しましょう。

狭い空間を占めるモノを減らすことが、やっぱり一番ですね。最近、注目されているミニマリストの生活スタイルを真似てみるといいかもしれません。さすがに「トランクひとつで引っ越しできる」という究極のミニマリストになるのは難しいですが、自分の暮らし方を見直すきっかけにつながります。

今の自分に必要なモノを厳選していくと、自分の好きなことや大事にしている時間が見えてきますよ。モノを減らせば、掃除や整理整頓にさく時間も減り、空いた時間を自分のために使うことができるでしょう。

ベッドの下は、収納スペースとして活用できます。ベッドの下に入れる物によっても、ボックスを選ぶ基準は変わるのがポイント。例えば、よく使うものをしまう場合は、出し入れしやすく、中を把握できる口が大きいタイプを。リネン類のストックや、使用頻度の低い物をしまうときは、蓋付きの紙製ボックスが軽くてよいでしょう。ほこりが気になったり、中全体を把握したりしたい場合は、キャスター付きが便利です。

壁を利用したウォールボックス収納です。狭い部屋では、物をしまうスペースは限られています。だからといって壁一面を収納棚で覆い尽くしてしまうと、重苦しい印象に…。スペースをあけながら棚を設置することで、適度なゆとり感が出ます。

一つ一つ写真立てを使っていると、棚の上はそれだけで埋め尽くされてしまい、置きたいものがおけなくなってしまいます。写真は、立てるものではなく、壁を利用したウォールフレームがベスト！一つのフレームに何枚も飾れるものもあるので、壁の面積を占有することなくオシャレに飾ることができます。

便利なS字フックは、吊す収納で大活躍です。壁にワイヤーネットを吊してS字フックをかけておけば、帽子やスカーフなどの小物や、アクセサリー、バッグも吊して収納できます。狭い場所でも省スペースで、何があるのか一目瞭然。探す時間も省けます。

突っ張り棒を使った収納術は、狭いスペースを有効利用したいときの定番です。突っ張り棒を取り付けて衣類をかけておく際には、S字フックとの合わせ技も有効。突っ張り棒に直接ハンガーをかけるだけではなく、間にS字フックをかけておきます。そのS字フックにハンガーをかけて、ジャケットなどの肩の厚みが重ならないようにすれば、倍の衣類をかけることができます。

「4畳半の部屋は狭い」と敬遠する方もいますが、最近はあえてコンパクトに住むというライフスタイルに注目が集まっています。物を減らしてシンプルに暮らせば、使い勝手がよくなるというメリットも。便利な収納アイテムを駆使して、使いやすくなるよう工夫を凝らしてみましょう。

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