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2018年10月10日 18:34 更新

エコキュートで時短&光熱費削減に!メーカー4社の比較結果

省エネや時短家電としても注目されるエコキュートですが、その仕組みはわかりにくいと感じる方もいるでしょう。今回はエコキュートの特徴と、メリットやデメリットを紹介します。これからエコキュートを導入予定の方が、自分の家庭にあった商品選びができるよう解説していきます。

エコキュートの仕組みとは!?

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CMでエコキュートという言葉を知っていても、実際にどのようなものなのかの仕組みを詳しく理解していない方もいるでしょう。まずは、エコキュートとはどんな時短家電なのか説明していきます。

エコキュートとは

ヒートポンプ技術を用い、空気の熱を活用してお湯を沸かすシステムがエコキュートです。正式名称は自然冷媒ヒートポンプ給湯機といいます。

エコキュートの仕組み

エコキュートが採用するヒートポンプとは、少ない電力と、空気の熱を使ってエネルギーを生み出す方法。もともとはエアコンなどに使われている技術で、それを給湯器に採用したのがエコキュートです。空気の熱を利用する特性上、外気温が高いときに効率が良くなります。ヒートポンプは二酸化炭素を冷媒としており、環境に優しく、不燃性のため安全性が高い技術です。

エコキュートがお湯を沸かす仕組みは、ファンを回転させ外気を取り込み、外気の熱エネルギーを取り込みます。温められた二酸化炭素は圧縮されると約90℃に。その熱を、熱交換機を介してタンクの水を温め、お湯とするシステムです。

エコキュートの設置場所に要注意!!

エコキュートは、近隣住宅との騒音トラブルとなる可能性があります。2015年、所沢に住む夫婦がエコキュートの影響で不眠や頭痛を訴え、メーカーに対し損害賠償を求める訴えを起こした例があるようです。その結果、給湯機メーカーと住宅メーカー両方に対し約184万円まで一人1日4,000円の賠償命令と、隣家に対し使用停止が求められました。

エコキュートが騒音被害を招く可能性があるのは、低周波音によるものだと考えられています。人には聞こえにくい音ですが、個人によって聞こえ方や感じ方が異なるのが特徴です。重要なのはエコキュートの設置場所で、寝室や窓の開口部に隣接する場所は避けるようにしましょう。深夜電力でお湯を沸かすため、寝ている際のトラブルが考えられます。これからエコキュートを設置予定の家庭は、業者任せにするのではなく、設置者も場所の工夫が必要だということは知っておきましょう。

エコキュートを導入するメリット・デメリット

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エコキュートは、省エネとして優れていますが、その一方でデメリットもあります。設置予定の家庭では、メリットとデメリットの両方を確認しておきましょう。

エコキュート導入のメリット

エコキュートは電気料金が安い深夜電力を使うため、ガス湯沸かし器と比べて、光熱費削減となる可能性があります。オール電化の家庭は昼間の電気使用をできるだけ避けたいため、深夜電力が活用できるエコキュートはメリットが高いといえるでしょう。夜間にお湯を沸かしお湯をためておくシステムですから、断水時でもお湯が使えて、災害時の水の利用もできます。使用する機種によっては、自動お湯張り機能で時短家電としてもおすすめです。

エコキュート導入のデメリット

エコキュートのデメリットは、近隣住宅への騒音被害が考えられることです。機器が複雑で故障が多いことや、本体価格が高いこともデメリットとなります。空気の熱を利用するシステムのため、冬は効率が悪くなり光熱費が高くなる可能性も。夜間にお湯を沸かしお湯をためるタイプで、室内にはタンクの設置スペースが必要です。冬場ヒートポンプファンの周りには、凍結しやすいものを置くことはできません。

エコキュートを選ぶなら? 各メーカーを比較

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エコキュートは、多数のメーカーにあります。それぞれの特徴を比較しておきましょう。

パナソニック

パナソニックの「エコナビ」という機能に注目!! ひとセンサーを搭載しており、人が入室してきたときにすばやくお湯を加熱するというシステムです。これまでは、お湯の温度が下がってきたら、自動的に保温をしようと稼働するシステムだったため、無駄な稼働がたくさんありました。しかし、エコナビならお湯の冷め方を学習し、人がいないときに省エネ化するシステム。そのため、電気代がお得になるのです。

パナソニックの「エコナビ」をみる
http://sumai.panasonic.jp/hp/2point/2_11.html

三菱電気

三菱電機のエコキュートは、お風呂掃除の手間を省いていくれる時短家電です。バブルおそうじ機能を付けることにより、洗剤を使わず自動で配管掃除をしてくれるのがメリット。さらに、ホットあわーのマイクロバブル入浴機能も付けられており、微細な泡で入浴効果を高めます。

三菱電機のエコキュートをみる
https://www.mitsubishielectric.co.jp/home/diahot/ecocute/

日立

日立のエコキュートは、お湯が冷めにくいタンクを採用しています。お湯の温度が維持できれば、結果的に節電になるのがポイント。また、お風呂とキッチン同時に使うと、湯量があまり出なくなる…というのを解決してくれるのが、パワフルシャワー。お風呂とキッチン同時に使っても、お湯の勢いを維持できます。ナイアガラ倍速湯はり機能は、従来ものと比べて2倍の湯はり時間!! すぐにお風呂に入りたいときでも、お湯をはやく溜められますよ。

日立のエコキュートをみる
http://kadenfan.hitachi.co.jp/kyutou/

ダイキン

ダイキンのエコキュートは、お湯の温度を簡単に設定できる機能が付けられています。また、フルオートタイプにすれば、お湯をはるだけではなく、保温やお湯を足しまで、すべて自動で行ってくれるのです。いちいち湯量をチェックする必要がないので、楽ちん♪ パワフル高圧給湯機能で、お風呂とキッチンの2か所の使用にも対応可能です。

ダイキンのエコキュートをみる
http://www.daikinaircon.com/sumai/alldenka/ecocute/

まとめ

エコキュートは省エネや時短家電としても選ばれている給湯システムです。デメリットもありますが、設置場所を工夫して、故障が少ないモデルを選ぶことで解消しやすくなります。それぞれのメーカーで省エネや時短を目指しているため、家庭に合わせた機器を選んでみましょう。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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