「部屋別」突っ張り棒を使った収納アイディア12選

突っ張り棒とは、一言で言えば伸縮する棒のこと。広がる力を利用して、内側から両側の壁を突っ張るようにして取り付け、空間の仕切りなどに使えます。洗濯機の上などのデッドスペースや、クローゼットの空間などに突っ張り棒を取り付ければ、隙間空間が途端に収納スペースに早変わり。通常の収納力も格段にUPするため、突っ張り棒は収納には欠かせないアイテムなんです！

なんとなく、横に取り付けることが多いイメージがある突っ張り棒。実は縦に取り付けたり、突っ張り棒同士を組み合わせることで、収納アイディアがグンっ！と広がります。また、収納以外にも、本棚の上など耐震が気になる家財道具の上に取り付ければ、転倒防止になり地震対策になりますよ。

今や100円ショップはもちろん、ライフスタイル系雑貨を扱うお店ではどこでも手に入るようになりました。しかし、ハンガーを複数かけるときは「頑丈さ」が必要です。そのため、100円ショップのものは避けたほうが無難。重量に耐え切れず、突っ張り棒が落ちてきてしまう可能性があるのです。 逆に小物を立てかけるなど、重さを必要としてない物や数量のものを収納する場合は、100円ショップの物でも十分有効に使えます。

また、突っ張り棒にはいくつか種類があります。大きく分けてその種類は2つ!! それぞれ適した環境が異なるので、目的・用途に合わせてどちらにするか検討すると失敗も少ないですよ。

・取り付けが簡単な「バネ式」
中にバネが内蔵されていて、その反発力により棒を突っ張らせて取り付けることができます。100円ショップなどで売られているのもこのタイプ。誰でも簡単に取り付けられる手軽さが魅力ですが、前述したように耐荷重性は低いので注意が必要です。

・頑丈で安心な「ネジ式」
ポールの長さを調整してから、ネジを回して固定し、端のグリップを回して壁にしっかり圧着させるタイプの突っ張り棒です。バネ式と比べると取り付けが少々面倒なのが難点ですが、頑丈なので重いものをぶら下げても安心なのがメリット。

また、突っ張り棒は自由自在に長さを変更できるというわけではなく、伸縮性には限りがあるため、設置する場所に長さを計測せずに購入すると、うまく場所に取り付けが出来ない可能性が。突っ張り棒を購入する際には、長さをきちんと測ることもお忘れなく!!

突っ張り棒を使った収納アイディアをご紹介!! どれも簡単にできるものなので、ぜひ試してみてくださいね。

散らかりがちな靴も突っ張り棒があれば、きれいに整理整頓が可能です。シューズクローゼットの中の空きスペースや、シューズクローゼットの下の空間などに突っ張り棒を横に取り付ければ、靴を引っ掛けて収納することができますよ。

シューズクローゼットの中の傘立てスペース。特に気にせずそのまま入れると途端に乱雑な印象になりますよね。横に突っ張り棒を取り付ければ、傘をかけるようにして収納できます。またその後ろにワイヤーネットとフックをつければ、鍵や小物も同時に収納できちゃうのです。

ほとんどの方が、見落としがちな玄関ドアの上。実はこちらもデッドスペース。ワイヤーネットの両サイドに突っ張り棒を固定し、結束バンドで固定してから、ドア上部に取り付ければ簡易棚に変身！いつもあまり履かない靴や、靴の手入れの道具などを収納することができます。

意外とデッドスペースが多いトイレ空間。戸棚の中やトイレの上の空きスペースに突っ張り棒を2本、トイレットペーパーの横幅が収まるように取り付け。すると、陳列が雑になりがちなトイレットペーパーもきれいに収納できる棚になります。

意外と片付けや置き場所に困るのが、トイレブラシなどの掃除用具。トイレの裏側部分に突っ張り棒を横に取り付ければ、その上にトイレブラシや芳香剤などを置くことができます。床より上に置いておけば、ほこりもつきにくいので掃除もしやすいですよ!!

トイレの足元に、小さめの収納ボックスなどがかけられる幅を残し、突っ張り棒を横に取り付け。サニタリー用品やスプレーなどが立てかけられる簡易棚になります。

私も実践しているアイディアのひとつです。100円ショップのワイヤーネットと、突っ張り棒を2本縦に設置。そして、それらを結束バンドで固定します。ワイヤーネットに、100円ショップのフックをつけて、その部分にお玉などよく使う調理用具をかけるだけ。コンロのすぐ横に設置しているので、調理中、すぐに取り出せて便利です。

調理中、なにかと多用するラップやキッチンペーパー。コンロ上の隙間を活用して、突っ張り棒にキッチンペーパーを通して設置すれば、使い勝手がぐんとUP!! さらに、ラップの幅が収まる間隔を残して突っ張り棒2本を縦に設置すれば、ラップやアルミホイルも収納できます。

つい上に上にと重ねてしまいがちな食器。下にある食器取りにくくと感じることって多々ありませんか？　しかし、縦に突っ張り棒を入れると、しきりになり、食器を縦に収納。取り出しやすさも段違いです。また板の収納にも使えますね。

通常、クローゼットの中には一本しか洋服をかける箇所がないですよね。それだと持っている洋服はすべて収納できない！という場合は、突っ張り棒を中に取り付ければOK。洋服の収納量が増えますよ。

突っ張り棒とワイヤーネットを結束バンドで固定し、簡易棚を作れば、帽子や小物を収納できます。また、突っ張り棒にフックをかければストールなどもかけることができ、すっきりと収まります。

通常であれば洋服を畳んでしまわなきゃいけない押入れも、突っ張り棒をつければ洋服をかけて収納することができます。ただ長さのあるものはかけられないので、ショートコートやトップスなど、長さが短めのもの限定で収納しましょう。

手頃な値段で手に入れられる突っ張り棒。スタンダードなバネタイプで使いやすい。

しっかり圧力固定!! バネタイプですが、強度も強めの安心設計。

突っ張り棒は白などプラスチック製のものが多いですが、この突っ張り棒はニッケル製でデザインが特徴的。おしゃれな雰囲気を出したい方に。

ネジ式の突っ張り棒で、耐荷重量がなんと50kgまでというパワフルタイプ!! クローゼットなどの収納に大活躍。

突っ張り棒に棚がセットになったタイプ!! 耐荷重も60kgと強力なので、クローゼットの収納や重いものを収納する際にとっても便利。

いかがでしたか? 使い方次第で無限大に広がる突っ張り棒収納の世界。女性でも簡単に取り付けられて、簡単にDIYを楽しめるのが魅力ですよね!! 玄関、リビング、バスルーム……いろんなところで力を発揮してくれるので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?