カーテンレールの種類と選ぶ時の注意点とは?

カーテンレールといっても、その種類はさまざま。まずは、それぞれの種類の用途を見ていきましょう。

機能カーテンレールとは、アルミや樹脂などの材質でできたカーテンレールのことです。賃貸住宅でも活用されていることが多く、カーテンの開け閉めをスムーズにすることが目的。機能カーテンレールの多くは、デザインがシンプルなものが多いです。というのも、カーテンレールを木枠に埋め込んで目立たないように設置する目的で活用されることもあるから。そのため、部屋はすっきりとした印象になります。

機能カーテンレールには、ダブルとシングルの２種類あります。ダブルは、レースカーテンと通常のカーテンを設置できるもので、シングルは通常のカーテンのみ。室内の光を漏れにくくしたり、耐熱性を高めたりしたい場合はダブルを選ぶとよいでしょう。

装飾カーテンレールとは、見た目を重視したカーテンレールのことです。装飾カーテンレールには、レールにカーブのあるデザインが付けられ、見せるレールとして使用します。装飾がある分、部屋を華やかに見せることができ、ゴージャスな印象に変えることが可能。

装飾カーテンレールの素材は木製や樹脂など。最近では、真鍮や鉄などインテリア性の高い素材が使われていることもあります。木目調はナチュラルな雰囲気の部屋に向いており、アイアンなどは個性的なインテリアを目指す方におすすめです。モダン、アンティーク、ナチュラル、エレガントなど部屋の雰囲気に合わせて選べます。

テンションレールとは、壁や窓枠に突っ張ってレールを設置するタイプです。ネジを使わず簡単に設置できるため、DIYが初めての方や、賃貸住宅でネジ穴をあけたくない場合にも使うことができます。窓枠に突っ張って設置する場合は、窓枠の内側にカーテンが入り込む形となるのが特徴です。窓への設置のみにこだわらず、廊下や部屋に設置して、間仕切りとしても使えます。その他にも、収納を隠す場合や、暖房や冷房効率を上げるためにも活用できるタイプです。

カーテンレールを自分で取り付ける予定の方は、次の3つのポイントに注意しましょう。サイズを確認することが重要で、オーダーレールを利用する方法もあります。

カーテンレールを購入する前に、すでに付けられているカーテンレールのサイズを測定しておきましょう。レールの長さを測るために重要なのは、ランナーです。ランナーとは、端にあるカーテンフックを引っ掛ける部分。レールは、このランナーの中心から反対側のランナーの中心まで測定します。

ちなみに、カーテンの長さは、腰窓の場合はランナーからプラス15～20センチ、はき出し窓の場合はマイナス1センチがバランスよく飾れる丈です。特に、はき出し窓は丈が長すぎると、ずってしまいホコリが溜まってしまったり、裾がほつれてしまったりする場合があります。サイズは、事前にきちんと測ってから購入しましょう。

ピッタリ合うカーテンレールを取り付けたい場合は、オーダーレールを検討してみましょう。1cm単位でサイズの調節が可能ですから、既製品サイズの窓以外や、希望のデザインにならない場合は選択してみてください。カーテンレールを窓枠の上に取り付ける場合は、窓枠外寸より左右5～10cm長くするのが適しています。逆に窓枠の内側に取り付ける場合は、窓枠内寸より左右0.5cm短いレールに調節する必要があります。

カーテンレールのサイズは、機能レールでは端から端までの長さです。しかし、装飾レールの場合はサイズの測り方が異なります。装飾レールの両端にはキャップが付けられており、キャップを含まないサイズでの表示です。そのため実際に取り付けた場合は、表示サイズより長くなるため注意しましょう。キャップの寸法は商品によってサイズが異なるため、スペースに余裕がない場合は正確なサイズを測定しましょう。窓枠の近くにある壁やエアコンに、カーテンレールがぶつかってしまうことがないよう注意してください。

カーテンレ―ルを購入するときには、サイズに注意しましょう。サイズが合わなければ、不格好なものになってしまうので既存のレールをもとに、寸法するのがおすすめ。カーテンレールは、高い位置にある分、部屋の雰囲気を左右する大切なところです。部屋を統一感を出したい場合、少し物足りない場合は、カーテンレールを変えてはいかがでしょうか？