一戸建てと一軒家の違いとマイホーム購入のメリットとは？

普段私たちは、一戸建てと一軒家の違いを意識することは少ないでしょう。生活のなかでも同じような言葉のように使ってしまいがちです。それぞれの意味を理解してみましょう。

一戸建てとは「戸」という言葉が付いていることからもわかるように、1つの建物に一世帯のみが住んでいる住宅のことを一般的にはいいます。しかし、二世帯住宅でも一戸建てということはあります。あくまでも家族が一緒に住んでいる住宅のことです。

一方で一軒家とは、建物の周りに何もない状態の家のことをいいます。1つの建物に複数の世帯が住んでいる住宅のことです。昔よくみかけた長屋も一軒家と呼ぶタイプで、家族以外の人も同じ建物内に住んでいる場合を含めます。アパートやマンションとは異なり、一軒だけ建物が建っている状態のことです。

一戸建てといっても、種類は様々です。購入を考える際は、建売住宅、注文住宅、中古住宅、それぞれの特徴などを比較検討しましょう。

既に土地に建物が建っている状態で売りに出されている住宅のことを言います。メリットとしては、既に建ちあがっているので、そこで生活するイメージがつかみやすく、中の設備なども確認できることです。

また、建物と土地がセットで販売されているため、価格が明確であり、住宅ローンがまとめて借りられることもメリットのひとつですね。

土地と建物をそれぞれ購入するところからスタートします。土地があればハウスメーカーなどに住宅を建ててもらえますが、土地が無い場合は土地探しから始めなければなりません。

メリットとしては、設計自由度が高いことやコストを調整できることです。家族のこだわりを隅々まで反映した住宅が完成します。

中古のため安価で買いやすいと言えますが、地域によっては新築よりも高くなる場合があります。特定の駅の近くや学校、実家の近くで家を探すのであれば、新築より中古住宅の方が戸数も多いことでしょう。

最近は、中古住宅をキレイに住みやすくリフォームした「リノベーション住宅」も増えています。新築だけにこだわらず、中古住宅も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

これから一戸建てを購入しようか迷っている方は、一戸建てを持つことのメリットをみてみましょう。次のような点でメリットが高いからこそ、子育て家庭では一軒家を持つ方も多いようです。

一戸建てを持つことは資産となります。賃貸住宅はいくら家賃を払っても自分の物になりませんが、マイホームを買うと住宅ローンを完済すれば自分の物です。将来自分たちが高齢になり、自分の家があるのは助かることでしょう。家賃を支払わなくても住む家があり、将来は子どもたちに家や土地を残すこともできます。

子どもがいる家庭ではマイホームに憧れを持つ方もいるでしょう。子どもたちは騒音を気にせず家の中で遊べて、小さいながらも庭があれば自然とも触れ合うことができます。子どもが過ごす環境のことを考えたら、賃貸住宅よりマイホームを選びたいという人もいるのではないでしょうか。

マイホームは建売住宅や注文住宅、中古住宅でも、自分の好きなようにリフォームすることができます。家にこだわりたい方にとって、マイホームはベストな選択になるでしょう。

子どもがいると収納の数も必要ですが、賃貸住宅では思い通りにはなりません。ガレージを付けたい、吹き抜けを作りたい、子どもと触れ合えるスペースを作りたいなど、マイホームは自分の希望を取り入れられるのがメリットです。

憧れのマイホームを手に入れたい方は、建物や土地の相場の比較からチェックしてみましょう。一戸建てを購入する理由で多いのは、子育て家庭に多くのメリットがあるからです。もう一度、なぜマイホームを買いたいのか自分なりに考えてみて、手に入れる目的を確認してみましょう。