家計簿が続かない人にありがちな3つの共通点とは?
年の初めに家計簿をつけようと張り切っていたはずなのに、数日や数週間で挫折という方もいるでしょう。家計簿が続かないのは、やり方が間違っている可能性があります。続けられている方は、非常にシンプルなやり方をしているものなのです。今回、家計簿の続けるポイントを紹介します。
家計簿が続かない理由とは?
家計簿をつけるのが続かない人は、次のような原因がないか確認しておきましょう。家計簿が続けられない理由が隠れている可能性があります。
家計簿を付ける必要がなかった
そもそも家計簿をつけることが向いていない人もいます。数字に弱く細かなルールに縛られるよりも、頭で大体の出費が把握できていて、きちんと貯蓄できる人もいるのです。もともと節約意識が高く、貯金をするのが好きで、無駄な物は買わない主義なら、無理に家計簿をつける必要はありません。
家計簿をつけられるのができた主婦というわけではないのです。性格的に細かいことが苦手で、それでも金銭管理がルーズでなければ、お金は貯められます。人によって向き不向きがありますから、家計簿をつけることにとわらわれる必要はないでしょう。
家計簿を付けている自分に満足
家計簿をつける目的は、家計を把握するためです。レシートを見て1つずつ項目を記入していると、やった感が高くつけている自分に満足して終わっている可能性があります。家計簿をつけることが目的ではなく、無駄な出費が無いか把握することが目的です。
細かく仕分けしすぎている
誰でも卵1個198円、お肉498円など、ひとつずつの項目を記入していれば疲れるものです。項目は少なければ少ないほど続く傾向があります。細かい消費を把握するのではなく、何にどのくらい使ったかを理解することが必要なため、項目はできるだけ少なくしましょう。
何の為に家計簿を付けるのか見直そう
家計簿は日々の消費を把握し、収入に対し出費が多いか調べるためのものです。その根本的な目的は、何かを買いたい、どこかに行きたいという理由があるからではないでしょうか。
家計簿をつける本当の目的は?
家計簿をつける目的がないと、毎月収入と出費を把握するだけのものとなってしまいます。人は楽しくないことは続きませんから、目的をはっきりさせることが必要です。家族の欲しい物を家計簿にリストアップして、家計簿をつける目標としてみましょう。
家計簿が続く方法3選
家計簿が続くためには、3つの対策が有効です。家計簿が続けられている人の真似をして、長く家計簿をつけられる習慣を手に入れてみましょう。
項目を多くしすぎない
家計簿が続けられている人の特徴とは、細かな項目を設けないことです。食費、日用品費、娯楽費、特別費と4つの項目だけでも済ませることができます。さらに記入する金額は項目ごとに分けるのではなく、レシート1枚でざっくりと分類してしまうのです。レシートに食費と日用品費が混ざっている場合は、購入した多いものの項目に記載します。レシートごとなら、1日1回家計簿をつけるだけで済むのです。
毎日レシートの記入が面倒な方は、週末にまとめて1週間のレシートを書き写しましょう。お財布からレシートを取り出し入れられるボックスをつくっておき、週末の時間があるときに家計簿をつけます。毎日買い物に行ったとしても、レシートは7枚前後で済むため、週に1回の家計簿でも手間がないでしょう。
目標を立てる
家計簿をつけるのは、貯蓄を増やし、欲望を満たしたいからのはずです。子育て家庭ならマイホーム資金を貯めたい、教育費を貯めたいという理由かもしれません。家計簿をレシートごとにざっくりと管理したら、総資産もあわせて管理してください。そうすることで毎月貯金が増えているのが見てわかり、目標に少しずつ近づいている喜びを感じることができます。
家計簿を付けやすいやり方を探す
家計簿はスマホアプリ、手書き、パソコンで管理など、いろいろなやり方があります。手描きで挫折してしまった方は、エパソコンやアプリなどで自動計算できるようにしましょう。入力さえも面倒だと感じるなら、レシートを撮影するだけで入力できるスマホアプリがおすすめです。
どうしても家計簿をつけるのが苦手な方は、手帳を使って無駄使いのみを記載してみてはどうでしょうか。食費や日用品費などの節約ができていて、洋服や化粧品などをついつい衝動買いしてしまう方に有効です。その項目だけを毎月計算して、どのくらい無駄な出費があったか把握してみてください。手帳だって、立派な家計簿になります。
まとめ
家計簿が続いている方は、かなり簡単な方法を利用しています。細かく項目を分け、金額を1つずつ書き写すことが目的ではありません。大まかな出費さえ把握できれば、無駄使いは判明します。このやり方なら一度挫折してしまった方でも、続けやすいのではないでしょうか。自分が続かなかった原因をこの機会にぜひ考えてみてください。