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2018年01月31日 17:57 更新

部屋の快適さをUPさせる遮光カーテンを選ぶには

遮光カーテンを購入するとき、どれだけ光を避けてくれるのか、カーテンによって遮光機能のレベルの差が出るのか、いまいちわからないという人も多いでしょう。ここでは、用途や目的別に失敗しない遮光カーテンの選び方を紹介します。お部屋のテイストに関わる遮光カーテンをチェックしていきましょう。

遮光カーテンの特徴とは

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遮光カーテンをすると何が変わる?

遮光カーテンとは、その名の通り太陽の光などを遮る効果を持つカーテンのこと。 「夜、差し込む光が気になって眠れない」「朝、すぐ目が覚めてしまう」「夜、街灯の光が差し込んできて眩しい」など、光に関するお悩みをしっかりカバーしてくれる頼もしい存在です。遮光カーテンの中には、音漏れを防ぐ遮音機能や、外の寒い気温や暑い外気を漏らさず部屋の温度を快適にキープする遮熱機能も兼ね備えた高機能カーテンもあります。

遮光カーテンをするメリット

遮光カーテンをつける一番のメリットは、夜中の街灯や朝方の強い太陽光など、生活にまつわる防ぎたい光をシャットアウトできること。通常のカーテンは普通の布を使って作られていますが、遮光カーテンは生地に黒糸を織り込んだり、黒糸で出来た生地を裏地にし二重にして縫製しているため、遮光性に優れているんです。通常のカーテンや、内側につけるレースカーテンでも少しは光を防ぐことはできますが、気持ち程度光を抑えられるレベルなので、より暮らしを快適にアップデートしたい方は遮光カーテンを選ぶのがベター。さらに、遮光カーテンは、光を遮るだけでなく、夏の高い直射日光を遮り、室内温度が急上昇するのを防ぐ役割も果たしてくれます。厚地の遮光カーテンであれば、夏時、窓側から伝わる熱気や、冬の寒い外気も通しにくくなるため、冷房・暖房効果もアップ!! まさに“一石三鳥”の優秀カーテンなんです。

デメリットはある?

まるでいいこと尽くしばかりな遮光カーテンですが、遮光性が高いため、カーテンを閉めたときは部屋内が暗くなるので、それを照らすための電気代がかかってしまうデメリットもあります。裏地を二重に加工しているためカーテンそのものが重くなっているので、取り付けが普通のカーテンと比べて力が必要なことも。

遮光カーテンにはどんな種類がある?等級とは?

いろいろ便利な遮光カーテンですが、一口に「遮光カーテン」と言っても、実は違いがあることご存知ですか? 実は遮光カーテンは、その遮光性の高さで等級分けがされているんです。

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遮光カーテンの等級について

遮光カーテンは日本化学繊維調査協会の性能試験に基づき、遮光のレベルによって1級・2級・3級と分けられています。数字が若くなるほど性能が高く、それぞれの等級によって、防げる光のレベルが異なります。

・遮光3級の遮光カーテン
遮光率:99,79%~99.40%
照度:200ルクス超~600ルクス以下

・遮光2級の遮光カーテン
遮光率:99.98%~99.80%
照度:10ルクス超~200ルクス以下

遮光1級の遮光カーテン
遮光率:100%~99.99%
照度:0ルクス超~10ルクス以下

2級、3級はデザイン性豊か

2級・3級の遮光カーテンは人の顔・あるいは表情がわかるレベルの遮光機能ですが、1級の遮光カーテンとなると、人の顔が認識できないほどの遮光性の高さを誇っているため、基本的にはリビングよりも寝室などに適しています。そのため、デザインは無地やシンプルであることがほとんど。遮光機能に加え、デザインも重要視して選びたい場合は2級・3級の遮光カーテンから選ぶ方がオススメ!!

遮光カーテンを選ぶポイント

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遮光カーテンを購入する目的を考える

遮光カーテンは1級・2級・3級で遮光レベルが異なるため、つける部屋を考えずに購入してしまうと「思ったより光を防いでくれない」「逆に、光を遮断しすぎて過ごしづらい」といったちょっとした不快感につながってしまう可能性も。遮光カーテンは、使用目的別で分けて購入するのがおすすめです。極力光を遮断して快適な睡眠環境を整えたい寝室には1級の遮光カーテンを、日中過ごすのに余分な光を遮断したい場合は2級・3級の遮光カーテンをと、使用用途に合わせて選ぶようにしましょう。

サイズ感に注意

カーテンを購入する際、よくありがちなミスがサイズ間違い。筆者も以前住んでる家のカーテンを購入する際、「一番大きいサイズを買えば大丈夫だろう」と気に入ったデザインのものを購入して帰宅したところ、かなりの寸足らずになってしまって、慌ててソファや家電などで隠したことがあります。カーテンは購入する前に、つける窓のサイズを計測しておきましょう。カーテンのサイズ計測は、腰窓の場合は固定ランナー下から窓枠下までを測り、プラス15cm程度のものを。はきだし窓や出窓の場合は、固定ランナー下から窓台までマイナス1cm程度を目安にサイズを計測すると失敗しません。

インテリアにあった色を選ぶ

部屋の中で大きい面積を占めるカーテンは、部屋の印象を左右するインテリアの一つ。「色が好み」「柄が気に入った」とファーストインプレッションだけで選んでしまっては、もともとのインテリアとの相性が悪く、ごちゃごちゃっとした印象の部屋になってしまう可能性も。カーテンはつけたい部屋のインテリアとの相性を考えて色や柄を選ぶようにしましょう。おすすめは、赤、オレンジ、グリーンなど、インテリアや小物でよく使っている色とカーテンの色を揃える方法。その他、クッションの柄とカーテンの柄をお揃いにするテクもオススメです。

おすすめの遮光カーテンとは!?

ニトリの遮光カーテン

ニトリの遮光カーテンは、2,000円前後〜10,000円未満という比較的求めやすい価格帯なのに、遮光機能だけでなく、防災・遮熱機能を兼ね備えているカーテンも多数揃うのが魅力。遮光1級・2級のカーテンが多く、無地・シンプルなものから、リーフ柄・花柄・幾何学柄など、デザインのバリエーションも豊富です。ニトリなら同じ柄のファブリックも揃うので、クッションカバーやラグなどとのカラーコーディネートもしやすいですよ!!

出典: https://www.nitori-net.jp
遮光1級・遮熱・遮音カーテン(アルノー ベージュ)
2,084~6,473 円(税別)
出典: https://www.nitori-net.jp
遮光1級カーテン(ステラ ブルー)
1,297~4,158 円(税別)

IKEAの遮光カーテン

IKEAの遮光カーテンは無地でシンプルなデザインがベース。無地は無地ですが、ビビッドなグリーンブルーやオレンジなど、華やかなカラーが多めなので、無地でも十分主役級の存在感。金額はだいたい1組で5,000円前後ほど。IKEAなら同系色のクッションや相性のいいラグなどセンスが光るインテリア小物も多数揃うので、合わせて購入して揃えると部屋の統一感もぐっと上がります。

出典: http://www.ikea.com
MAJGULL 遮光カーテン1組 オレンジ
4,999円(税込)
出典: http://www.ikea.com
SOLIDASTER 遮光カーテン1組 ブラック マルチカラー
6,999円(税込)

無印良品の遮光カーテン

無印良品の遮光カーテンは、上の2ブランドに比べて、ナチュラル系のリラックスした雰囲気のカーテンがベース。グレーやブラウン系のカラーが多いですが、同じ系統の色でも微妙にニュアンスが異なる色味が揃うので、好みにあったカラーが見つかります。合わせるインテリアは、白・ブラウン・ウッド系など同等のナチュラル系かカフェっぽい印象のインテリアが好相性。金額は3,000円〜5,000円と比較的リーズナブル!!

出典: https://www.muji.net
ポリエステル綿ヘリンボーン(遮光性)プリーツカーテン/アイボリー 幅100×丈105cm
2,990円(税込)
出典: https://www.muji.net
ポリエステルドビー織(防炎・遮光性)プリーツカーテン/ベージュ 幅100×丈135cm
3,200円(税込)

まとめ

遮光カーテンも通常のカーテンと同様、ずっと吊るしっぱなしにしておくと、部屋内の埃を吸ってしまい汚れてしまうので、年に一度を目安にお手入れ・洗濯をするとベターです。洗濯表示を確認して、自宅で洗濯が難しそうであれば、クリーニング店など専門店にお願いしましょう!!

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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