育児 育児
2019年05月23日 18:15 更新

おねしょは保険診療の対象! 5割のママが知らないことが明らかに

フェリング・ファーマはこのほど、おねしょをする4歳〜15歳の子どもを持つ母親507名を対象にした「朝の気分とその原因に関する調査」の結果を発表しました。同調査は5月7日〜10日にインターネットで実施しました。

最近1カ月以内で、朝、子どもを叱ったこと

最近1カ月以内で、朝、子どものことでイライラした気持ちになったことがあるものを尋ねたところ、最も多い回答は「おねしょをする」(70.6%)でした。2位は「支度が遅い」(48.5%)、3位は「ごはんを食べるのが遅い」(41.8%)となっています。

最近1カ月以内で、朝、子どもを叱ったことについて聞くと、「支度が遅い」(41.8%)が最も多く、「ごはんを食べるのが遅い」(31.0%)、「言いつけを守れない」(27.0%)が続きました。また、20.7%が「おねしょをする」ことに対して叱ったと答えています。

最近1カ月以内に朝から子どもを叱ったことがある母親に、叱ったことを後悔したか尋ねたところ、66.6%が「後悔した、やや後悔した」と答えました。「おねしょ」を理由に叱ったケースでは、約8割(77.2%)の母親が子どもを叱ったことを後悔していることがわかりました。

おねしょを理由に叱ったあと、8割近くの母親が後悔

子どものおねしょについて不安を感じることを聞くと、「学校や幼稚園でのお泊り行事やイベント」(71.6%)が最も多く、「子どもの成長(身体的)」(47.5%)と「子どもの精神状態」(42.6%)と続いています。

子どものおねしょについて不安を感じること

おねしょ(夜尿症)は小児科で相談・治療できることを知っているか尋ねたところ、58.4%が「知っている」と回答しました。夜尿症の治療は保険診療の対象になりますが、そのことを知っているか聞くと、48.1%が「知らない」と答えています。

約半数の人がおねしょ(夜尿症)の治療が保険診療の対象であることを「知らない」

順天堂大医学部附属練馬病院小児科先任准教授で、日本夜尿症学会理事長でもある大友義之先生によると、おねしょへの対応は「起こさず、焦らず、怒らず、ほめる、比べない」が原則とのこと。「おねしょのことでお子さんを感情的に叱ったりすると、かえって症状を悪化させる可能性があります」と話します。

「5歳以上で月1回以上のおねしょが3カ月以上続く場合は「夜尿症」の可能性がある」と大友先生。夜尿症の治療は保険診療の対象となるため、気軽に小児科に相談してほしいとコメントしています。

同社は、おねしょ治療の情報提供サイト「おねしょドットコム」を通し、夜尿症に関する正しい知識や対応方法について情報発信をしています。

(フォルサ)

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

PICK UP -PR-

関連記事 RELATED ARTICLE

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-